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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 97ページ)
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フィルトナ
「グリムお姉さまは超強いけど、普段忙しいし………だから切り札って感じでまだ呼ばないようにしていたの」
魔トリョーシカ
「するとキミは昔から彼女と接点があったのかい?」
フィルトナ
「グリムお姉さまの物語『レッドフード』を見たことがジャンプを読むきっかけだったし………」
フィルトナ
「リアルワールドだとつい最近連載されたものだったけど、別世界だとずっと前からやってたのよ」
魔トリョーシカ
「なるほど」
グリム
「少し前、フィルトナが末っ子に会うように言ってきた」
フィルトナ
「……だ、だって!!カーレッジが……お父さんが仲間を殺したんでしょう!?」
フィルトナ
「そんなんだったら、出し惜しみするわけにもいかないって」
グリム
「それはいい、今は………」
魔トリョーシカ
「依頼だね?」
………
グリム
「私は現在『組合』で狩人をしている。」
グリム
「昔は人狼専で行っていたが、時代が変わり時空に手を伸ばせるようになってからは色々と狩るようになった。」
フィルトナ
「それで昨日、人狼の群れをあたしやお姉さま達で狩ってたら……こんなものを見つけたの」
魔トリョーシカ
「…………」
それを見た魔トリョーシカは、とても真剣にならざるを得なかった
というよりは、流石に狼狽えた。
魔トリョーシカ
「…………ねぇキミ」
魔トリョーシカ
「まさかこれをたくっちスノーじゃなくボクに頼むというのかい?」
魔トリョーシカ
「まぁ受けるとも、頼まれたからにはね」
…………
かくして、グリムとフィルトナは魔トリョーシカを連れてレッドフードの世界に戻っていた。
時空の渦の先では、赤髪の少年が待機して待っていた。
「もう終わったのか?」
魔トリョーシカ
「この子は……えっと、ベロー君だっけ?キミと同じ狩人の」
フィルトナ
「まだグリムお姉さま程じゃないけど、ベローは強いのよ!」
魔トリョーシカ
「そいつは凄いや」
………
ベロー
「………俺も、行く前に少しは色々聞かせてもらったけど」
ベロー
「まさかグリムにきょうだいが居たなんて……それも沢山」
グリム
「気にするな、私も全員は把握していないし全員を兄弟姉妹と思ったことも無い 」