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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 97ページ)
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*85*
グリム
「ここだ。」
そして遂にグリム達は、昨日人狼達を蹴散らし、マガイモノ成分を発見したところまで辿り着いた。
魔トリョーシカ
「ここで見つけたのか、よし」
フィルトナ
「………そういえば人狼って、こんなに多かったっけ?」
ベロー
「流石に200は多すぎるよ、群れで来るパターンだったかもしれないけど…………」
魔トリョーシカ
「………」
魔トリョーシカ
「コレか………」
魔トリョーシカは木に彫られていた紋章のようなものを見て頭を抱える。
ベロー
「これは?」
魔トリョーシカ
「ダイヤモンド・ファングのシンボルだよ」
ベロー
「ダイヤモンド・ファング?」
魔トリョーシカ
「ボクの正義の悪役と同じギルドの一種だよ……ただし内容はかなりのグレー」
魔トリョーシカ
「その特徴はどんな報酬でも引き受けて100%成功するが受ける内容はたった一つだけ」
魔トリョーシカ
「それは抹殺……ダイヤモンド・ファングは殺し専門のギルドだ」
フィルトナ
「殺し専門のギルド!?」
グリム
「人狼共との関連性は?」
魔トリョーシカ
「確かダイヤモンド・ファングのメンバーは皆オオカミ人間、と聞いたことがある………まさかその中にマガイモノキラーが?」
フィルトナ
「…………じゃあ、これって」
魔トリョーシカ
「仕事を終えた跡をグリム達がまとめて蹴散らした、ってところかな……逃げた人狼は?」
ベロー
「細かく数えてないけど3、4匹は居た」
グリム
「だから追いかけていたのだがな、アレを見てフィルトナが逃げろと」
魔トリョーシカ
「そうか………だったら」
魔トリョーシカ
【姿を見られた以上、次に殺されるのは君たち三人かもね】
グリム
「…………」
フィルトナ
「改めて、依頼なんだけど………」
フィルトナ
「お願い!!私たちを守って!」
魔トリョーシカ
「了解。」
………
魔トリョーシカは念の為にメンバーを森に置いて、周囲を確認する
魔トリョーシカ
「さて、聞いておきたいんだがグリム」
グリム
「なんだ?」
魔トリョーシカ
「ボクがフィルトナの漫画で見た時のグリムはもっと背丈の大きい大人の姿をしていた」
魔トリョーシカ
「だが今のキミはベロー君よりも更に小さな子供の姿だ、これはどういう事かな?」
フィルトナ
「………あ〜ごめん!説明してなかったね!グリムお姉さまの【呪い】!」