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独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン 
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*88*

………

魔トリョーシカ
「なんとかやっつけたみたいだね」

フィルトナ
「う、うん………なんかごめん足でまといっぽくて」

魔トリョーシカ
「大丈夫大丈夫、キミ戦えるとは思ってないし」

ベロー
(ならどうして連れてきたんだ……)


グリム
「いや、まだ来るはずだ」

魔トリョーシカ
「まだ何かあるのかい?」

グリム
「今まで我々は200体ものの大群をこの数で戦ったことは無い」

グリム
「そして今回は100体ほど……多いが数で潰そうとしているようには思えない、本当の目的は………」

ベロー
「………人狼を殺すための弾薬を枯渇させることか!? 」

グリム
「だろうな、実際今の襲撃によって持ってきた狼鉄鋼は底をついた」

グリム
「そして、この人狼達も所詮は下っ端の肉壁要因……これを指示する幹部格や首領がいることはさっきの連絡を見て明らかだ」


フィルトナ
「…………!!」


フィルトナ
「グリムお姉さま後ろ!!」


グリム
「!」



「時飛八卦掌!!」

突如高速で踏み込んできた一撃によってグリムの右腕が吹き飛ばされる!



ベロー
「ぐ……グリム!!」

グリム
「問題ない!」

が、飛ばされて直ぐに断面から新しい腕が形成されて銃を構える

魔トリョーシカ
(………へぇ、いい再生力。あれなら例え四股を切り裂かれても即座に戦線復帰出来るな)

魔トリョーシカ
「と、それよりキミは幹部格っぽいね?ダイヤモンド・ファングの」


「如何にも私の名は、ヒリタッド………あのお方直々の依頼によって、抹殺にまいりました」

ヒリタッド
「そう、我々人狼の敵【百砲のグリム】をね」

魔トリョーシカ
「でも再生したよ?キミはマガイモノキラーじゃないのにどうやって殺すんだい?」


ヒリタッド
「私はただの殺人拳法家にありません………ちょっと私にも魔法の力がありまして」



ヒリタッド
「ね!!」

ヒリタッドは姿を消し、一瞬でベローの背後に立つ

ベロー
「いつの間に後ろに!?」

グリム
「ちいっ!!」

【狩人616ツ道具『爪ハジキ』】

グリムは応じずプロテクターのようなものをヒリタッドとベローの間に投げ、ベローにかかる衝撃を和らげるが……

ベロー
「ぐわっ!!」ズドドド!!


それでも抑えきれず近くの岩に激突する!!

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