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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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*12*

ロストメイドウィンは腕時計のタイマーを調節しながら話す

「このタイマーは最大10分までセットしてある、店に入ると減っていき店から出るとまた回復する」

「...タイマーの間だけラーメンが食べられると?」

「ああ、タイマーがゼロになるとアラームが鳴り瞬く間にハンターがやって来る」

「なるほど...で、でも私...お金が...」

「まぁ、メイドウィンはともかく余程金に困る奴しかこういうのは出ないだろうからな...資金面に関しては問題ない、逃走中とかで一秒ごとに増える賞金が減るだけだ」

「大問題じゃないですかぁ!?」

「1食で500円だ」

「安いけど致命的!」

「大丈夫だ一秒で500円増える、つまり500×60×100で誰もラーメンを食わなければ最大300万円貰えるんだ」

「賞金が減っていく逃走中なんて初めてですよ...」

「ああそうそう、自首はとある店のラーメンを食わないと出来ないからな」

「なんで!?」

「軽い気持ちで自首しようなんて甘いこと考えるなよ、自首というのはもっと人生賭けるような特別な行為だからな」

「.....」

「おっとすまない、オープニングゲームも始まってないのに何レスも消費してしまった」

「向こうに皆集まってるから、お前も向こうに行っておけ」

「はい!」

Miruraは立ち上がってタブレットを脇に挟み、走り去っていった...

それを見たロストメイドウィンはため息を吐きながら地面に床を形成する

「やれやれ、ようやく終わったか...20人に同じ会話するの面倒だったんだよ」

「ゲームマスターってこんなにめんどくさい仕事なのか...300万貰えるからって引き受けなければ良かったか?」

「...ていうか、これから大変だぞ、地の文の上に20人のキャラ...あーめんどくせ...」

ロストメイドウィンは時空の渦へと入っていく...

...

「まずは他のメイドウィンの皆さんと合流しないと...あっ!」

Miruraがラーメン店の道を走っていると大広場にたどり着く...目の前には『メイドウィン席』と書いた札の置かれたテーブルと三人の人間が


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