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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 96ページ)
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*28*
霊歌とシンシアは霊体でハンターを確認しながら慎重に進む
「貴方も賞金目当てで?」
「お金というか...あの人のやる逃走中って噂話程度だから興味があって」
メイドウィン逃走中は何年か前には皆と同じように定期的に行われていた、それもバリエーション豊かに様々な技術を取り込んだ...
他と比べると見劣りするが見てもらう努力を惜しまなかった、だが...度重なる事件の連発で封印されてしまったのだ
そんな経緯もあり、興味半分で逃走中に申し込んだ者も居るのた
「シンシアさんは?」
「私も大体同じ理由ですわ、賞金があっても使うことなんてないし」
「そうなの?」
「あら貴方知りませんの?大金を持っている方は税金も多く持ってかれますわよ」
「えっ!?あれって賞金もなの!?...って、税金って何処に税を払うの?ましかして監理局?」
「税金は監理局が2割、牢獄に2割、その他施設等に6割...まぁ、1億だとか極端な値段でもない限りよほど多く取られはしないけど」
「へぇ...」
逃走中をしながら税金の話を聞くとは思わなかった霊歌は、数多くある賞金有りバラエティ系の事を思い浮かび「覚えておいた方がいいかもしれない」と心に決めたのだった
...
91:37
たくっちスノーはDJ灰龍を連れ、タブレットをなぞり逃走者のデータを確認する
「たくっちスノー、歩きスマホ...というよりは歩きタブレットは危険だゾ」
「あっ、ごめんごめん...つい仕事柄じっくり調べちゃって」
たくっちスノーはタブレットをスリープモードにし、ポケットから紙を取りだし灰龍に見せる
紙には野獣先輩の顔と賞金が書いてあり、誰から見ても『指名手配書』だと分かる代物だっな
「えっ、それは...(困惑)」
「実はね、ここに田所が逃げ出したっていう情報が入ったんだ、だから君を勘違いして...」
「それ先に言ってくれよな~」
「あいつを野放しにしたら、絶対とんでもないことになる...君も見つけたら知らせてほしい」
「オッスオッス」
たくっちスノーが灰龍に野獣先輩の手配書を渡している最中、ハンターが忍び寄る...
「...あっ、なんか殺気がするゾ」
「えっマジ?走ろう」
気付く頃には既に手遅れ、ハンターは二人を見つけ走り出した
走力ランク7、体力ランク9の灰龍はハンター相手でもある程度走り続けていたが、総ランク3のたくっちスノーは次第にハンターに追い付かれていく...!!