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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 96ページ)
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*37*
エリアにアラームが響く
「ラーメン屋を出てもアラーム止まらないのぉ!?」
アナンタは屋台を持つことも忘れ走る、走る、走り出す
同じところを何回も通ったような気がするが、そんな事を考えてる暇もなかった
「うっ...食べたばかりだからお腹が...あっそうだタイマーを外せば良いんじゃん!」
アナンタは腕についたタイマーを引き千切ろうと力任せに引っ張る
「ぐ、ぐぐぐぐぐぐぐ....中々外れない...どういうことなの!?」
アナンタかラーメンタイマーを外そうとしている間にもハンターが全力で追い寄せて、近づき、迫り迫り迫り迫り迫り迫り迫り迫り迫り迫り迫り迫り迫り迫り
ポン
そして、ハンターは遂にアナンタの所に追い付き、触れた
「三人は無理でしょ...」
83:21
アナンタ確保 残り18人
...
「あっ、また一人確保されました...アナンタさん?」
...
「ラーメンタイマーはやっぱり温存した方がいいかなぁ...九分通ったら、元に戻るまで九分待たないといけないし」
『アナンタの感想:やっぱり替え玉しておけばよかったかも』
「さっきから食べることばかり!!」
...
ハンターの手によってアナンタは牢屋に運ばれる...が
「えっ、臭っ!!」
黒影から放たれる凄まじい悪臭にアナンタは牢屋に入ることを拒む
「え!?なんで!?」
「なんでって、あれだけラーメンを食えば口臭キツくなるに決まってるだろ」
「俺にんにくとか担々麺とか好きだからなぁ」
「密集空間でこれはちょっと...」
「そうか、じゃあこいつだけ別のところに隔離しておくか」
「俺はバイ菌か何かかよ!?」
「う、でもこれはちょっとキツいよ...なんでこんなルール決めたの?」
「逃走中のついでで旨いもの食いたいと思って、俺のスケジュールは一日10食ってな」
「よくそれで体重キロをキープできるな黒影」
「キャラクターはギャグのとき以外は太らないこれ常識だから」
「せめて不老不死だからと言い切ってほしかったよ...そうそう、お前も歯を磨いて消臭のガム食っておけ」
「う、うん...」
...
ロストメイドウィンや他逃走者達から離れた場所で...草影から少女が飛び出し、タブレットを操作する
「...ミッションが始まった」
「そろそろ、あの男の指定した時間になる」
「そろそろ...番狂わせしないと」
...この少女『桜井彩月』たくっちスノーの世界の人間であり、たくっちスノーのかつての独自能力『キャラクターチェンジ』をプログラムに変えた天才プログラマー、兼天才ゲーマー小学生である。
【キャラクターチェンジ】
『たくっちスノー』の「持っていた」独自能力
三分間のみ肉体の一部を好きなキャラクターの元に変える、一部でもあればそのキャラクターの設定の全てを利用できる
彩月はこれを『Tプログラム』に変えることで肉体を変化させずにあらゆるアニメやゲームの設定を自由に使えるようにした。
しかし試作段階なのである『バグ』が存在するらしく...?