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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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10名のミッションクリアのメールが逃走者に送られる...無論マスカレードの事も

「全員新エリアに進行完了か」

「あ、あれでもマスカレードさんがまだ来ない...」

突如消えたマスカレードの安否を確認していると、ダ・ヴィンチが突然語りだす

「君達、人狼ゲームって知ってるかな?」

「え?」

「本当に面白いゲームなんだがね...実はこのゲームにも『怪盗』が居るんだ」

「その力は事前に相手の役職を把握し、能力を『真似』する事が可能...つまり100%成りきる事が出来る...ここまで言えば、もうお分かりですね?」


「そう、私がマスカレードですよ!!」

そう言うとダ・ヴィンチの体がペリペリと剥がれ、中からマスカレードが現れた...!!

【???】
『怪盗マスカレード』の独自能力
逃走中開始前に特定の逃走者の姿・ステータス・独自能力を得て成りきる事が出来る、その時の『怪盗マスカレード』という逃走者はコピー人形である
人形が確保されたとき能力解除、真のマスカレードとして続行出来る
なお成りきられた者はその時点で確保確定である、クソ能力やんけ

「本物の私は【レオナルド・ダ・ヴィンチ】として振る舞い、ここまでやってきていたのですよ」

「何...なら本物のダ・ヴィンチは!?」

「こっちさ」

後ろには既に牢屋に入ってるダ・ヴィンチの姿が

「いつの間に牢屋に!?」

「こっちとしても助かったよ、頼まれたはいいものの急遽用事が出来てね...どうにか終わらせてついさっきここに来たというわけさ」

「つまりマスカレードがいなかったら一人不在になってたわけか...」

「いえ、私の能力はランダムですのでこれは運が良かったと言うべきですね」

「それでエリアに来たはいいものの、ここ...」

「...何もありませんね」

新エリアは店どころか木も草も雲も...あるとするなら牢屋と逃走者やゲームマスター、そして地面しかなかったのだ

「植物なしの二酸化炭素中毒なんて二次元にはないから気にするな」

「は、はぁ...そんなことよりも、どうしてここに?」

「エリアとは言うが逃走中に使うわけではない」

「え?」

「ここはあくまで『境界線』だ...世界と世界を繋げるためのな」

「世界って...」

「ああ、言ってなかったか...俺はこの逃走中を行うために二つの世界を作っている」

「...えっ」


「「「「「えええええええええ!??」」」」」

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