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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 96ページ)
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*84*
「はぁはぁはぁ」
道明寺は慌てて走り出す...よく聴くと、ハンターはどういうわけか足音を立てずに迫ってくる
「奴は忍者か何かか!?」
道明寺はトラップを取り出し、動きを止めたところを角で振り切ることを狙い...曲がり角へと走る...が、
「なん...だと...?」
曲がり角の先にもハンターが...駆け出してくる
ポン
24:42
道明寺晴翔 確保
残り9人
(これは...テレビで見たような「逃げ出した先に別のハンターが」等という偶然的な展開じゃない、俺を見てすぐ駆け出した...まさか)
(あの二人のハンターは最初からそれを想定して俺を...!?)
...
「まずいですね、いずれ私本人が走ることになるのは分かっていましたが...遊び感覚で動くのは危険そうです」
本業であるマスカレードも、ハンターの急速な進化には焦りを感じていた...無論彼のみではない、たった数十秒で二人が確保されたという事実...いつ捕まるかも分からない真の恐怖...逃走者が冷静になれるはずもなかった
「まずは逃げ道を考えませんと...ん?」
マスカレードは屋根に登り状況を確認しているとあっちこっちで逃走者が急いで走ってる様子が見えた
「...おや?」
その中の一人...DJ灰龍に視線を集中させる
「ハァ...ハァ...どうすればいいんだゾ...」
ステータスの高いDJ灰龍でも慌てて走れば息が切れる...近くにあった店の近くに座り込み、壁にも垂れ込んだ瞬間であった
「ああ~疲れたも~ん...ファッ!?」
草陰からハンターが飛び出しDJ灰龍を掴んでいった...
23:50
DJ灰龍 確保
残り7人
その光景をマスカレードは見逃していなかった
(隠れていた!?まさかあの人がここに来ることを事前に予測して不意打ちを...!?)
「あっ、あれは...」
更に別の方角には、もう一人学習型ハンターが切札ジョーを追いかけていた
「どうすれば...え!?」
ハンターは近くにあった店ののれんを掴み槍投げのように逃走者の上へと投げ飛ばし...ぶつかりそうになったジョーは思わず立ち止まってしまい、ハンターに...
「これアリなの!?」
23:37
切札ジョー 確保
残り6人
(道具まで利用し始めた...もはやアレはアンドロイドを越えた...人間そのもの、単なるゲームのエネミーキャラではない!)