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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー
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*18*
のび太
「て……適正なし!?」
ネコタロウ
「まぁそれは逆に言うと、どんな所に入ってもOKというわけニャ」
のび太
「で、でも僕だって出来ることはありますよ!?」
ネコタロウ
「昼寝と、あやとりと、あと銃かニャ?」
ネコタロウ
「早寝はイカンにゃ、睡眠を利用するマッドサイエンティストなヤローどもに付け狙われるニャ」
ネコタロウ
「あやとりも現時点では時空の為になる技術はないし…………」
のび太
「な、なら銃は!?」
ネコタロウ
「銃か………コレは、オレの主観になっちまうんだが」
ネコタロウ
「これまでの資料を見てきて、野比のび太という存在は………」
ネコタロウ
「常に銃を握る人生を歩んではいけないんだニャ」
ネコタロウ
「それがお前の為だニャ、だから………局長には悪いが」
ネコタロウ
「お前は何があっても時空監理局に入るなんて真似はしないでもらいたいニャ」
のび太
「……………」
しずか
「大丈夫、のび太さん」
のび太
「気にしてないよ、何となくわかってたし、それに…………」
のび太
(ネコタロウさんの言い方………僕を心配してくれてたのかな)
ネコタロウ
「と、オレはそろそろ監理局に帰るのニャ、次会うときは多分時空犯罪者が来た時ニャ」
ドラえもん
「お元気で!」
ネコタロウ
「そりゃこっちのセリフだニャ」
………
ネコタロウ
(野比のび太、どうか平凡で居てくれ、どうか君のままで居てくれ)
ネコタロウ
(傍から見れば知能データ、体力データ共に最低値の役に立たない不良品、でも…………)
ネコタロウ
(君のような人間でも安心して生きるために、オレ達が居るんだニャ)
ネコタロウ
(どうか、全ての正しい生物に幸せを)
プルルルル
ネコタロウ
「…………ん?」
ネコタロウ
「あ、ムードぶち壊しだけどちょっとタンマニャ」
ネコタロウは携帯を取り出す
ネコタロウ
「もしもし、今帰る所ニャ〜」
ネコタロウ
「ん、局長?一体何が?」
ネコタロウ
「…………それは、本当なのか………はっ!!」
ネコタロウ
「皆伏せろニャ!」
のび太
「え?」
その瞬間であった、ドラえもんの世界は捻れに捻れ、のび太達は捻れの中心に巻き込まれていった
ネコタロウ
「こ………これは…………!?」
こうして、ドラえもん達の物語は1度区切りとなる、そして………
別の視点の存在へ、物語は移り変わる。