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D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー 
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*23*

翌日、編集長の机に大量の原稿が置かれる

編集長
「………あのさァ!!俺は3話でガーネット終わらせろって言ってんの!!」

編集長
「誰が読み切りこんな持って来いって言った!!」

星金
「良さそうな読み切りあったらそれ連載するんで」

編集長
「もう次回作決める気かよ!!思い切りが良すぎるわ馬鹿!」

編集長
「でもまぁ、せっかくだし読んでやるか…………」

5分後

編集長
「ボツツツツツツツツツツツ!!!」

編集長
「ボツ斗っ!!百劣拳!!」

星金
「ぐわああああああ!!!」

怒りのパワーでムキムキマッチョになった編集長の高速パンチで星金はぶっ飛ばされる

「で、出た!源次郎編集長必殺の没斗神拳!!」

「キレっキレのボツっぷりだ!!」

編集長
「お前の漫画は…………死んでいる!!」

星金
「嘘だろ!?ホラーにグルメにミステリー、恋愛に萌えに釣りにスポーツに、色々試したのにどれもダメ!?」

編集長
「ダメじゃオラァ!!だが絵は悪くない!!コマ割りも文句なしでよくまとまってる、だが!!」


編集長
「お前の漫画はキラキラしとらーーん!!」

星金
「………き、キラキラですか?」


編集長
「そうだ!!キラキラコミックといえば、子供達が虜になる、すなわち!」


編集長
「キラキラするような漫画を提供する雑誌なわけだ!!」

編集長
「だが!!ガーネットも、ここにある読み切りもぜーーーんぶ!!」

編集長
「微塵もキラキラしていない、まるで凸凹の石だらけの道のようだ!塗装されろ!」

星金
「私の漫画は瞬間瞬間必死に生きてますよ!キラキラしてるじゃないですか!?」

編集長
「しねぇよ!こんな死人みたいな漫画しか書けないんだったら…………」



編集長
「マンガ家やめろ!!」


………

星金
「………くそっ!?漫画家やめろだって!?」

星金
「俺には漫画しか無いんだ、この道しか歩いてないんだ!」

星金
「…………そんなにおかしいのか、俺の漫画は」

星金
「大体なんでこんな不人気なんだよ………1番の傑作なのに」

星金
「ガーネットがダメじゃどうしようもねぇよ………」




「筆神、私を呼んだか、筆神。」


星金
「!?」


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