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D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー 
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*24*

星金がびっくりして起き上がると、ノートが揺れていた


星金
「プ………プロット帳が動いてる!?」


星金
(しかもこの声、俺が普段妄想しているガーネットのイメージCV通りじゃないか)


星金
「まさか……ガーネットなのか!?」

星金
「出てこい!」

「ピカっと了解!」

星金の呼び声と共にプロット帳が開き…………赤い装甲のゴーレムが姿を現した


星金
「う、嘘だろ………ガーネットが………」




星金
「俺の主人公(ヒーロー)が目の前に!?」

ガーネット
「驚きだろう、筆神よ」

ガーネット
「私はコミックワールドからやってきた魔宝戦士ガーネット、『魔宝戦士(アカシックジュエラー)』の称号を持ちます」

星金
「アカシックジュエラー!?『赤戦士(ルビーナイト)』じゃなくてか!?」

ガーネット
「ああ、私は既にジェルアップ済みだ」

星金
(こ、これは………まさか)


星金
「今、俺の事筆神って言わなかったか」

ガーネット
「ああ、お前は私を作り出した筆神だろう」

星金
(…………筆神、そう)

星金
(ごくたまにだが、漫画には魂が宿ると言われている)

星金
(魂が宿った漫画はコミックワールドを作り出して、登場人物を実体化出来る)

星金
(その漫画を書ける人間こそ、筆神……!!)

ガーネット
「………ところで、私のモデルとなった漫画はどこだ?」

星金
「………まだコミックス化はされていない」

星金
「でも、キラキラコミックならあるよ」

ガーネット
「…………」


ガーネットは座り込み、キラキラコミックをゆっくりと読み始める


ガーネット
「筆神」

星金
「なんだ?」

ガーネット
「ここにいる私は、マンガと違うような気がする」

星金
「え?」

星金
(…………そういえば、こいつさっき魔宝戦士って………)

星金
(確かそれって本誌だとまだ載せてない、中学ノートでも46話で覚醒した称号じゃないか…………)


星金
「…………ガーネット、ひとつ聞いていいか」

ガーネット
「どうした」


星金
「お前と一緒にグリム城で魔王メールメールを倒した弓兵、なんて名前だったか」

ガーネット
「?サフィーチャーだろう?」

星金
「やっぱりかーー!!!」



星金
(プロット帳から来た時点で嫌な予感がしたが、やっぱりそうだ)


星金
(こいつは………プロット帳とボツノート、そして中高の時の趣味番の『ガーネット』からやってきたんだ!!)

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