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D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー 
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*33*

ヒルデ
「即死魔法と暗殺武器を揃えた最強のアサシン」

ヒルデ
「通称【死神】」

ユージン
「村のヤツらによれば、死神に殺せない奴はいない………というそうだ」

ミシャ
「まさか死神に魔王を!?」

ユージン
「馬鹿が!!そんなことしたら俺の手柄が一切無くなるだろうが!!」

ユージン
「雇うんだよ、死神とは言うが所詮は雇われの暗殺者」

ユージン
「勇者の俺の頼みを断るわけがねぇ」


ヒルデ
「ですが、どうやって死神の在処を?」

ユージン
「裏モノのギルドから聞き耳してやったよ」

ユージン
「黒い手紙に赤いペンで依頼者の名前を残せば、必ずその元に死神は現れる、ってな」

ミシャ
「うわ、ウソくさ…………」

ヒルデ
「あ、噂をすればアレが?」


ヒルデが指さした先には、真っ黒なコートで身を包んだ者が立っていたな


ユージン
「来たか、【死神】」


【死神】
「…………」


ユージン
「有難く思いやがれ、勇者の俺が直々にお前を雇ってやるんだよ」

ユージン
「報酬だって3割はくれてやる、とりあえず近くの雑魚をぶっ殺してくれりゃ………」


【死神】
「その必要は無い」


ユージン
「は?」




【死神】
「俺がここに来たのは………」

『Dead in darkness』


【死神】
「お前を殺すために依頼されたからだ、ユージン」

ヒルデ
「勇者様!」

ユージン
「あぶねっ!!」

死神の指から闇の炎が飛び出すが、ヒルデが庇いユージンへの直撃は免れた

ミシャ
「今の………呪法!?恨みを込めれば込める程強くなる闇魔法スキル…………」

ユージン
「俺をぶっ殺すだと!?この…………」



ユージン
「暗殺者如きが!!」


【死神】
「………呪法 其ノ二」

【Die of beast】


【死神】は両手を構えクマの大口のようなオーラを放つが、ユージンは剣で切り払い首筋に剣を立てる

ユージン
「誰が俺を殺せって依頼した!魔王か!それともマグナスか!?」

【死神】
「…………俺は依頼で人を殺さない」



【死神】
「世界に存在しなくても構わないクズを殺すこと、それが」



【死神】
「時空監理局牙組始末書部部長の俺の仕事だからだ」

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