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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー
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*32*
ヒルデ
「それで、どうするのですか勇者様」
ヒルデ
「アレの代わり」
ユージン
「明日にでも探しとけばいいだろ、魔法使いはダメだ」
ユージン
「属性がどうとか言うやつは面倒臭い、ガンガンいっとける奴にしとけ」
ユージン
(マグナスは魔王を1人で倒すなんて言ってたが、本当にそんなことが出来んのか?)
ユージン
(何か隠し事でもあんのか、それともハッタリか)
ユージン
「まぁあいつより先に俺が魔王倒せばいいだけか」
ユージン
「俺はもう寝る、今日の見張りはミシャがやれ」
ミシャ
「はあ!?昨日も私だったじゃない!?」
ユージン
「うっせぇなぁ、今日予定だったマグナスが抜けたんだ、代わり見つかるまでお前が当番だ」
ミシャ
「それは流石に」
ヒルデ
「おや、いいんですかぁ?マグナス様がいなくなって、次は貴方が排除されるかもしれなくてよ?」
ヒルデ
「この私は【回復】という唯一無二の役目があるので、天変地異でもありえませゆが」
ミシャ
(くっ………だからマグナスが抜けるのが嫌だったのよ………このクソ僧侶………)
翌朝
ユージン
「よし決めた、俺たちのパーティ必要なものは1つだ」
ユージン
「肉盾(タンク)だ」
ユージン
「そいつを身代わりにして、ひたすら俺とミシャで殴る」
ユージン
「そいつが死にかけたらヒルデが回復する、これからこの戦法で魔王まで行く」
ミシャ
(それ肉体よりタンクの精神が持つの………?)
ヒルデ
(私にヘイトが向きそうで嫌ですが、ここは彼に調子に乗って貰う為にも)
ヒルデ
「それがいいと思います」
ユージン
「よし、ギルドに直行だ」
…………5分後
ユージン
「クソが!どいつもこいつも断りやがって!根性無し集団が!」
ミシャ
(いや………そりゃそうでしょ)
ミシャ
(全ての攻撃を引き受けてひたすら耐えろとか、余程のドMでないとOKしないでしょ)
ミシャ
(なんかそんな感じの女騎士が居そうな気がするけど)
ユージン
「…………こうなったら」
ユージン
「【死神】を雇うか」
ミシャ
「!?」