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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 92ページ)
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*41*
ホロ美
(おかしいなぁ、時空監理局の装置で私は立場を得ているはずなのに………故障?)
シャミ子
「ミカンさん!?何故に攻撃を!?」
ミカン
「離れてシャミ子!………貴方、一体何を考えているの!?」
ホロ美
「何をって……………効かないなら素直に言うけど、私は仕事に来てるだけよ!」
ホロ美
「モンスターランクFの低下級魔族を立派に育てあげることが私の使命なの!」
ホロ美
「………聖炎(ホワイトファイヤ)!」
ホロ美
「一直線(ユニコーン)!!」
ホロ美の指から白い炎が飛び出していくが、ミカンはバリアーを貼って無効化する
ミカン
「くっ、やる気ね!」
シャミ子
「ちょっ」
ホロ美
「私の邪魔をしないで!」
ミカン
「だったら…………」
ミカンとホロ美の魔力が具現化されていき、オーラとなりぶつかり…………
シャミ子
「待てっ………!!」
その瞬間であった、2人の戦いにシャミ子が飛び出し
シャミ子
「それ以上やるというなら……っ」
まるで2人を遮るように
シャミ子
「ホワイトローズ美咲を倒すというなら、私が先に相手をする」
目の前に立ち塞がった。
ホロ美
「!?」
ミカン
「何をっ………」
シャミ子
「ホロ美さんがどんな存在なのか、今全然分かりません、3割くらい脳が混乱してきます」
シャミ子
「それでも、私にとっては………【私の親戚】、家族なんです」
シャミ子
「だから…………」
シャミ子
「私が、相手と………なろう………!!」
ホロ美
「どういう、こと?………なんで?」
ホロ美
「どうして、単なる仮立場の私をそこまで守ろうとして…………」
「また勝手に出歩いたのか、ホロ美」
突如、空に声が響く
ホロ美
「!」
「………勝手に魔族を拐おうとした上に、別世界の存在に攻撃を仕掛けるとは、始末書では済まないぞ」
「さっさと………帰れ」
ホロ美
「…………分かった」
ホロ美
「………ごめんね、シャミ子」
ホロ美
「また会えたら、今度こそ立派でムテキの魔族にしてあげるから」
そう言って、ホロ美の姿は消えた
………
シャミ子
「…………あれ、あ、れ?」
桃
「シャミ子!?ミカンまで………」
ミカン
「桃!?一体どこ行ってたの、さっき変な魔族が………」
桃
「その魔族は?」
ミカン
「消えたわ」
桃
「そっか………」