完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~

*42*

時空監理局のある世界に強制帰還されたホロ美は、机に座らされる

「何が問題だったか分かるか?」

ホロ美
「……………装置の使い方?でも、あの人以外にはちゃんと作用して………」

ホロ美
「第一、アレはちゃんと使えるって言ってたから………!!ネコタロウだって上手くやってるじゃない!」


「この世に100%はない、特にこの監理局の世界では、だ」

ホロ美
「でも、シャミ子は………」

「お前は【教育係】の重さを何も分かっていない」

「教育係とは育成ゲームのように、ただ動物に餌をやったり遊ばせたり鍛えるだけとは違う」

「その行為に責任を持って、教育対象と対等に、そしてどうあるべきか考えず接しないと………」

「ただの【独り善がり】になる」

ホロ美
「…………」

「更に今回の抵抗は正当防衛も認められない、今はどうだか分からないが、メイドウィンが局長の頃なら係を外されてもおかしくないだろう」

ホロ美
「そんな………私は生き物を育てる、その為にここに来たのに」


ホロ美
「か弱い生き物を私が、立派な存在に………」


「もういい」

ホロ美
「…………」


「局長代理は今、時空サイエンスセクレタリーに参加している………帰ってくるまでお前は謹慎だ」

ホロ美
「はい………」


…………
松山
「よう、心組の組長」

「あ………こんにちは、松山様」

「組長と言っても、つい最近なったばかりですが………指示をしているのは副組長ですし」

松山
「聞いたぜ、心組の魔族教育係のアイツがまたやらかしたそうだな」

松山
「つっても、俺ん所も【死神】をたぶらかしたのがバレて大明神にぶち殺されそうなんだが」

「………あの人は、牙組送りも免れないとか、なんとか」

松山
「おい、牙組を問題児の溜まり場みたいにすんのやめろ」

松山
「確かにクソ面倒でくせの強い奴等ばっかだけどよ、これでもちゃんと仕事する組なんだぞ」

松山
「ま、飼育系は俺も欲しかったところだ、もし来るなら不法投棄生物の飼育でもしてもらうかな」

「失礼します」

松山
「おう」



松山
「…………しっかし、まさかアイツが新しい組長とはな、乙羽の奴何考えてんだ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「シャミ子、そういうわけなんだ」

シャミ子
「理解しにくすぎてこちらのパートが2行になってしまった!!」

41 < 42 > 43