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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー
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*43*
ごせんぞ
【まぁ聞いた通りなら、今頃美咲も上司にこってり絞られているだろう】
シャミ子
「じゃあ、私にはあのような親戚は存在してなかったのですね」
ごせんぞ
【存在していないというよりは、親戚のフリをしていたと例える方が正しいな】
桃
「聞いてる限りだと誘拐犯みたいだよね、シャミ子って捕まえやすいちょろまぞくだし」
桃
「私やミカンに耐性があってよかった」
シャミ子
「…………どうしてわざわざあんなことをして、私に接触を」
ごせんぞ
【時空監理局は歴史に触れるような事はあってはならんとある、その為………】
ごせんぞ
【ああして他人のフリして、その世界の住民に解決させるのが役目なのだ】
桃
「今回は他人というか、がっつりシャミ子に関わってたけど」
ごせんぞ
【今回は時間掛かっていたら相当こじらせていたろうな】
シャミ子
「桃によるとホロ美さんの事詳しいそうですが、ごせんぞはいつホロ美さんに会ったのですか?」
ごせんぞ
【余と監理局の関連性は先程も言ったようにはトップシークレットだ、だが…………】
ごせんぞ
【今回のシャミ子のような事が二度も三度も起こったとすれば?】
桃
「ああ………結構問題児なんだ、あの人」
ごせんぞ
【一応よく仕事が出来るやつもいるがな】
ごせんぞ
【だが、これはまずい】
シャミ子
「何がまずいのですか?」
ごせんぞ
【時空あるところにたくっちスノー有り、たくっちスノーある所に事件ありだ】
ごせんぞ
【監理局の部下が出張ってるとなると「たくっちスノー」という者が嗅ぎつけてここに来る可能性がある】
ごせんぞ
【奴はランクでいえばトップのA級時空犯罪者でな………肉体を自由自在に変えて、どんな技や個性も真似することが出来る】
ごせんぞ
【おまけに不老不死だ】
シャミ子
「…………まさかわたしにそれを相手とれと!?」
桃
「それって、弱点無い系の不老不死?」
ごせんぞ
【あるにはあるが…………桃でもその弱点を突く事は不可能だ】
シャミ子
「そんな………桃でも勝てるか怪しいものを!?」
ごせんぞ
【ともかく、一刻も早く対策を……………】
シャミ子
「……………!!」
シャミ子
「も、桃!!あれを見るのだ!!」
シャミ子
「空が!!!」
シャミ子が指さした先には、螺旋状にねじれる雲と、ひび割れた空…………
異変はもう始まっていた
そして物語は別の視点へと移り変わる。