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D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー 
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ごせんぞ
【まぁ聞いた通りなら、今頃美咲も上司にこってり絞られているだろう】

シャミ子
「じゃあ、私にはあのような親戚は存在してなかったのですね」

ごせんぞ
【存在していないというよりは、親戚のフリをしていたと例える方が正しいな】


「聞いてる限りだと誘拐犯みたいだよね、シャミ子って捕まえやすいちょろまぞくだし」


「私やミカンに耐性があってよかった」

シャミ子
「…………どうしてわざわざあんなことをして、私に接触を」

ごせんぞ
【時空監理局は歴史に触れるような事はあってはならんとある、その為………】

ごせんぞ
【ああして他人のフリして、その世界の住民に解決させるのが役目なのだ】


「今回は他人というか、がっつりシャミ子に関わってたけど」

ごせんぞ
【今回は時間掛かっていたら相当こじらせていたろうな】

シャミ子
「桃によるとホロ美さんの事詳しいそうですが、ごせんぞはいつホロ美さんに会ったのですか?」

ごせんぞ
【余と監理局の関連性は先程も言ったようにはトップシークレットだ、だが…………】

ごせんぞ
【今回のシャミ子のような事が二度も三度も起こったとすれば?】


「ああ………結構問題児なんだ、あの人」

ごせんぞ
【一応よく仕事が出来るやつもいるがな】

ごせんぞ
【だが、これはまずい】

シャミ子
「何がまずいのですか?」


ごせんぞ
【時空あるところにたくっちスノー有り、たくっちスノーある所に事件ありだ】

ごせんぞ
【監理局の部下が出張ってるとなると「たくっちスノー」という者が嗅ぎつけてここに来る可能性がある】

ごせんぞ
【奴はランクでいえばトップのA級時空犯罪者でな………肉体を自由自在に変えて、どんな技や個性も真似することが出来る】

ごせんぞ
【おまけに不老不死だ】

シャミ子
「…………まさかわたしにそれを相手とれと!?」


「それって、弱点無い系の不老不死?」

ごせんぞ
【あるにはあるが…………桃でもその弱点を突く事は不可能だ】

シャミ子
「そんな………桃でも勝てるか怪しいものを!?」


ごせんぞ
【ともかく、一刻も早く対策を……………】




シャミ子
「……………!!」





シャミ子
「も、桃!!あれを見るのだ!!」





シャミ子
「空が!!!」



シャミ子が指さした先には、螺旋状にねじれる雲と、ひび割れた空…………



異変はもう始まっていた


そして物語は別の視点へと移り変わる。

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