完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

D-7 〜異常者達と十の魔王〜 (完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~

*44*

【ドレッドプロローグ】


「モンスター」
それは森に、砂漠に、雪山に、孤島に、渓流に………自然環境の世界に君臨していた

人々は無力だった、常に怪物の驚異に怯えながら過ごすしかないのか………

いや、そんなことはない

特別な力をもった怪物の血を引く人間達
それらはモンスターを狩り、素材を鎧や武器に変え、依頼で金を稼ぎながらモンスターと戦っていた


人は彼らを、【モンスターハンター】と呼んだ!

………

「はァ〜、このシャープな先端と洗練された持ち手のデザイン………」


「こいつは極上のアイアンランスだぜ」


この男、リグリー………モンスターハンターにして【武器コレクター】

モンスターや自然の素材を加工して作った武器を作っては家に並べているという、ハンターきっての変人だった


リグリー
「どの武器がいいかなー、チャアクにするか?アクセルとかいうのも試してみたいなぁ、あと太刀とか…………」


「おいおい、あのハンターまた武器眺めてるよ」

「HR7にしては中々変だが………アイツほどじゃないよな」



「グガ!」

リグリー
「おー来たな」ガチャリー


リグリーは家にハンターを迎え入れる

黒と緑の鎧に身を包んだハンターは意気揚々と部屋に入る



リグリー
「よく来たなー、ドレッド」

ドレッド
「グゴ!かり いこうぜ!!」

リグリー
「おお、ちょうどレイアの依頼が来てたんだ、また頼むぜ」

ドレッド
「ああ!まって るぜ!!」

…………

集会所でリグルーは武器を整え、ドレッドの準備を待っていた

リグリー
「【ヴァルキリコーダー】」

リグリー
「この美しくも輝かしい笛の音は今日の気分にぴったりだぜ」

「おいリグリー、聞いてもいいか?」

リグリー
「どうしたー?」

「なんでお前、【不死身のドレッド】と狩りしてるんだ?」

リグリー
「なんでって、幼なじみだからとか?」

リグリー
「やっぱ知り合いが一緒だと心強いじゃん」

ドレッド
「グガ!まった か!? 」

リグリー
「いーや待ってない待ってない」


ドレッド
「いく ぞ!!」

リグリー
「おう!」


…………

「リグリーってドレッドを利用してんの?」

「いや、わりとそうでもないんだ、実はな………」

43 < 44 > 45