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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 92ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 大長編 ネガイモノ オリキャラ ファンタジー
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*52*
ルイージ
「ねぇ、兄さん」
ルイージ
「僕ってなんなんだろう?」
マリオ
「さあな、時空関連の何かだろう」
マリオ
「でも、俺のたった1人の家族で弟ってことは‥‥‥‥間違いないな」
ルイージ
「それ、【騎士は静かに泣く】のセリフでしょう?」
マリオ
「チクショー、フィクションでもいいからカッコイイこと言わせてくれよ」
ルイージ
「いつもカッコイイからいいじゃん」
マリオ
「そっか、それもそうだな!」
ルイージ
「兄さん」
ルイージ
「クッパ、またすぐ拐うのかな」
マリオ
「多分なー」
マリオ
「毎日毎日俺やピーチ姫相手によく飽きないものだが、一日ごとにクッパも強くなっている」
マリオ
「いつまでこんなこと続けるんだろ」
ルイージ
「でもさ、兄さんはそんな生活が楽しいと思ってるんだ」
マリオ
「ま、そうだな」
マリオ
「ピーチを拐うこと無ければいい旅なんだがな」
ルイージ
「あ、クッパのことは悪く思ってないんだ」
マリオ
「むしろ最近はクッパ以外が割り込んできた方がえげつないからな」
ルイージ
「言われてみれば」
マリオ
「クッパも時空を超えて誰かに迷惑掛けてないだけ、どんなにいいか」
ルイージ
「あー、確かになんでやらないんだろう」
ルイージ
「クッパの技術なら出来なくないのに」
マリオ
「‥‥‥クッパだから、とかだな」
マリオ
「あいつは時空なんて大それたものは興味無い」
マリオ
「今までもずっとキノコ王国かピーチ姫を狙って、ブレなかった奴だからな」
マリオ
「あいつにはずっとそうであって欲しいな」
ルイージ
「兄さん‥‥‥‥」
ルイージ
「それじゃまるで友達みたいだよ」
マリオ
「友人みたいなものだろ?かれこれベビィの頃からやってるぞこんなこと」
マリオ
「愛着くらい湧くだろ」
マリオ
「‥‥‥‥よし!いつクッパが調子を戻すか分かんないし、トレーニングすっか!」
ルイージ
「そうだね!」
ルイージ
(歪かもしれないけど、こんな生活も悪くない)
ルイージ
(僕はまだ未熟だけど、ずっとこんな風に過ごしていけたらいいのになぁ)
マリオブラザーズがたそがれていると、イエロースターが慌てた顔で飛び出す
イエロー
「大変よ!マリオ!ルイージ!」
イエロー
「今すぐ私と一緒にピーチ姫のところに行って!」