完結小説図書館
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 209ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 もう1つのゼロワン編 ダンガンロンパ
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~
*169*
不破
「この辺りに三木原って名前のヤツはいるか?」
或人
「三木原さん?そういえばライブ前からずっと…………」
垓
「誰も姿を見ていませんね」
響
「まーちゃん見てない?」
マネ二郎
「いえ、それらしき人物はライブ中には」
或人達が周りを見ていると、別の扉から三木原が飛び出してくる
三木原
「はぁ、はぁ、はぁ」
或人
「三木原さん!探してたんですよ!」
不破
「なるほど、こいつが?」
垓
「困りますよ、我々の目の届くところに居てもらわないと」
三木原
「え、ええ………ちょっと御手洗に………」
不破
「便所は勝手だが、随分寄り道してたみたいだな?これに覚えはあるだろ」
そう言って不破はザイアスペックを見せつける
不破
「さっきA.I.M.S.に連絡が入ってな、一般人がこれを拾っていた………」
不破
「ちなみにそいつによると、ライブ前に現れたシマウマ野郎が落としたそうだ」
或人
「!!」
響
「………どういうこと?」
不破
「三木原、お前がシマウマ野郎の正体だな?」
垓
「…………ザイアスペックを付けてないと思えば、どういう?」
三木原
「そ、そんなこと………証拠はあるんですか!?」
不破
「…………」フム
不破
「あるぞ、お前のその足だ」
三木原
「足!?」
不破
「急いでたせいで足元が不注意だったようだな、泥水を踏んでたぞ」
不破
「しっかり洗ったつもりだろうが、靴下に汚れがついてるんだよ!」
三木原
「!?」バッ
或人
「…………つ、ついてる!!」
三木原
「わ、わたしはずっとトイレに…………」
垓
「なら、ザイアスペックを落としたことについてはどう説明を?」
奏
「ライブが始まる前にはしっかり付けてるの見てましたから、途中で落としたなんて言えませんよ」
三木原
「…………!!」
或人
「なんで…………なんでですか、三木原さん!?」
三木原
「…………勝てるわけ、ないだろ…………」
三木原
「音ノ小路奏になんて、勝てるわけないじゃないか!?」
三木原
「本物の天才相手に、ちょっと頭の性能を上げた程度でなんだというんだ!こんな勝負‥‥‥負けるに決まってる!!」
三木原
「奏さえいなければ‥‥‥‥勝てたんだ!」
或人
「‥‥‥‥‥‥‥」
響
「そうだったのね、だからあんた」
響
「新曲じゃなくて、今まで作ってきた中で1番売れた水晶乙女を歌わせたの」
垓
「‥‥‥‥‥‥」
不破
「お前、ダサいな」
不破
「音ノ小路響は、お前が恐れていた音ノ小路奏に対して何回も負けてきた、それでも諦めることはなかった」
不破
「お前は奏に挑む前から諦めて、そして負けた」
不破
「お前みたいな負け方する奴が、1番カッコ悪いんだよ」
垓
「‥‥‥‥‥貴方という人間は尽く、私を失望させてくれる」
垓
「ザイアスペックといえどろくに使えない人間の前では意味なし、とは」
三木原
「そんなことはない」
三木原
「私は勝てたんだ」
三木原
「音ノ小路奏さえいなければ」
三木原
「あいつが死ねば私が勝ったんだ!!」ガシュッ
三木原は叫びながらベルトを巻き、プログライズキーを起動する
【ミラージュ!】
【レイドライズ!】
三木原
「奏さえいなければーーー!!」
【シルエッティングゼブラ!!】
『Confuse a white and black camel』
ゼブラレイダー
「‥‥‥‥!!」
響
「な、なに、これ‥‥‥…!!?」