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MM逃走中 これがワタシのやりたいこと(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 209ページ)
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不破
「この辺りに三木原って名前のヤツはいるか?」

或人
「三木原さん?そういえばライブ前からずっと…………」


「誰も姿を見ていませんね」


「まーちゃん見てない?」

マネ二郎
「いえ、それらしき人物はライブ中には」

或人達が周りを見ていると、別の扉から三木原が飛び出してくる

三木原
「はぁ、はぁ、はぁ」

或人
「三木原さん!探してたんですよ!」

不破
「なるほど、こいつが?」


「困りますよ、我々の目の届くところに居てもらわないと」

三木原
「え、ええ………ちょっと御手洗に………」

不破
「便所は勝手だが、随分寄り道してたみたいだな?これに覚えはあるだろ」

そう言って不破はザイアスペックを見せつける

不破
「さっきA.I.M.S.に連絡が入ってな、一般人がこれを拾っていた………」

不破
「ちなみにそいつによると、ライブ前に現れたシマウマ野郎が落としたそうだ」

或人
「!!」


「………どういうこと?」

不破
「三木原、お前がシマウマ野郎の正体だな?」


「…………ザイアスペックを付けてないと思えば、どういう?」

三木原
「そ、そんなこと………証拠はあるんですか!?」

不破
「…………」フム

不破
「あるぞ、お前のその足だ」

三木原
「足!?」

不破
「急いでたせいで足元が不注意だったようだな、泥水を踏んでたぞ」


不破
「しっかり洗ったつもりだろうが、靴下に汚れがついてるんだよ!」

三木原
「!?」バッ

或人
「…………つ、ついてる!!」

三木原
「わ、わたしはずっとトイレに…………」



「なら、ザイアスペックを落としたことについてはどう説明を?」


「ライブが始まる前にはしっかり付けてるの見てましたから、途中で落としたなんて言えませんよ」

三木原
「…………!!」



或人
「なんで…………なんでですか、三木原さん!?」


三木原
「…………勝てるわけ、ないだろ…………」


三木原
「音ノ小路奏になんて、勝てるわけないじゃないか!?」

三木原
「本物の天才相手に、ちょっと頭の性能を上げた程度でなんだというんだ!こんな勝負‥‥‥負けるに決まってる!!」

三木原
「奏さえいなければ‥‥‥‥勝てたんだ!」

或人
「‥‥‥‥‥‥‥」


「そうだったのね、だからあんた」



「新曲じゃなくて、今まで作ってきた中で1番売れた水晶乙女を歌わせたの」


「‥‥‥‥‥‥」


不破
「お前、ダサいな」


不破
「音ノ小路響は、お前が恐れていた音ノ小路奏に対して何回も負けてきた、それでも諦めることはなかった」


不破
「お前は奏に挑む前から諦めて、そして負けた」

不破
「お前みたいな負け方する奴が、1番カッコ悪いんだよ」


「‥‥‥‥‥貴方という人間は尽く、私を失望させてくれる」


「ザイアスペックといえどろくに使えない人間の前では意味なし、とは」


三木原
「そんなことはない」



三木原
「私は勝てたんだ」


三木原
「音ノ小路奏さえいなければ」



三木原
「あいつが死ねば私が勝ったんだ!!」ガシュッ

三木原は叫びながらベルトを巻き、プログライズキーを起動する

【ミラージュ!】


【レイドライズ!】



三木原
「奏さえいなければーーー!!」



【シルエッティングゼブラ!!】
『Confuse a white and black camel』

ゼブラレイダー
「‥‥‥‥!!」


「な、なに、これ‥‥‥…!!?」

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