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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
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*49*

大魔王
「お前達は...ギンちゃんの友達か?」

雪女
「え、まーそうだな」

大魔王
「そうか...あの子に」

魔王
「母上、この二人はお金を稼ぐために我の所まで上京してきたのだが...何か知らないでしょうか?」

大魔王
「いや...ずっとここに居たから」

魔王
「そうですか...何せ、ゼロが十個ほどと聞きましたので」

大魔王
「ゼロが十個?1億のこと?」

魔王
「ええ、たしかジャガーがそれくらいと...」

大魔王
「...この国がそんなにお金を、それもこんな子供に...」

大魔王の回りの空気がどんどん冷えていく

イエティ
「な、なにこの空気...!!」

雪女
「さむっ!!」

魔王
「そういえば、母上は...子供が大好きだった、正確には4~9歳くらいの女の子が大好きだった!」

大魔王
「私が皆のママよ!」カッ

「ママーーっ!!」

雪女
「なんだこいつ!?」

大魔王
「お前は関係ねぇ!!」

大魔王は突然現れた魔物を瞬く間に凍らせる

魔王
「あ、人生終わったな」

イエティ
「溶けるのにも時間がかかるから、時が止まった今では永遠に氷像のままだね」

雪女
「かわいそうになー」

大魔王
「ちょっと待ってて、国王に抗議してくるから」

雪女
「何十年も外でなくて大丈夫なのかー?」

大魔王
「マリアーゼ一族は衰えが遅いから心配ないわっ!!」ゴウッ!!

大魔王は瞬く間に屋敷を抜ける...大魔王が通ったところが凍りつき、綺麗なアートになる

イエティ
「さ、流石魔王様の母親...」

魔王
「うむ...国王、生きて帰れるといいのだが」

...数分後

大魔王
「ただいまっ!!」ビュンッ

雪女
「速かったなー!」

魔王
「な、何してきた?」

大魔王
「心配しないで、死んでないから」

イエティ
「....!?」ガクガクブルブル

魔王
(これはいつもの聞いてはいけない奴か)

雪女
「で、理由ってわかったの?」

大魔王
「よくわかんないんだけど、雪国もキンダイカっていうのをやりたかったんだってさ」

魔王
「雪国もか...」

大魔王
「そうすれば旅の人とかも来てくれるからって...だからって子供にお金を集めさせるなんて...」

魔王
「む、それは母上の怒りを買って当然だな...何せ母上は...」

大魔王
「モンスター達のママだからね!」

イエティ
「お、おう」

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