完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~

*90*

零代目
「ふん...」

零代目が手を掲げると、水晶は黒い液体へと変化し、中からジャガーがポトリと落ちてくる

ジャガー
「いてっ」

魔王
「ジャガー!」

ジャガー
「...ん?あれ?シルバー魔王...様」

零代目
「シルバー魔王って言い方やめろ、ランク付けみたいだから」

コウモリさん
「ゴールド魔王とかブロンズ魔王とか居そう」

ジャガー
「あれ、何故...ここに、というか、他の皆は...?」

魔王
「その他とは、例の沢山いる魔王のことか」

ジャガー
「えっっっっ!!?」ビクッ‼

零代目
「あっ」

コウモリさん
「そんなストレートな」

魔王
「別に隠さないといけないことでもないだろう」

ジャガー
「.....」

魔王
「あ、あとメイドウィンってコウモリだったんだな」

ジャガー
「なんでそれもっ!!!?」

魔王
「ああ、お前がそこにいる間に色々あったぞ」

ジャガー
「...そ、そうですか」

魔王
「お前は何をしていた?」

ジャガー
「え?えーと....そんなことより、ここは!?」

魔王
「結界だそうだ」

ジャガー
「結界!?」

零代目
「よう、随分のんきなお目覚めだな茶色」

ジャガー
「スレンダーマン...貴方ですか、魔王様をたぶらかしたのは」

零代目
「たぶらかすなんて言うな、お前が魔王に変な記憶を付け足したんだろ」

ジャガー
「ですが、貴方は魔王様に...」

零代目
「お前こそ...」

魔王
「喧嘩など聞きたくない!!」

コウモリさん
「だってさ」

ジャガー
「あっ...申し訳ありません、魔王様」

零代目
「...少しの間だけだ」

魔王
「では行くぞ」

ジャガー
「行くって...何処へですか?ここに居ましょうよ」

魔王
「そういうわけにはいかない」

ジャガー
「ここなら、誰にも邪魔されずヘルチューバー生活できますよ?」

零代目
「俺の事務所が隣にある」

ジャガー
「やっぱ行きます魔王様」

零代目
「俺と近所住まいがそんなに嫌か」

ジャガー
「うっせー人間界をくれてやるからそっち行け害虫」

零代目
「あっちの時空のジャガーにはそんなアダ名付けられなかったのに」

コウモリさん
「なんて呼ばれてたんだ」

零代目
「大事なとき以外は必要じゃない男」

魔王
「いいから行くぞ!皆が待っている」

ジャガー
「み、皆って?」

魔王
「別の時空から来たお前だ!!」

ジャガー
「えええええええええ!?」

89 < 90 > 91