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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
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*50*

大魔王
「それで、ヘルチューバーについても色々聞いてきたわよ」

魔王
「...人を堕落するために作られたということか?」

大魔王
「そうそう」

魔王
「...我は、違うからな」

大魔王
「分かってるわ、貴方が人間を滅ぼそうなんて考える子じゃないことは」

魔王
「母上...」

イエティ
「では、大魔王さんも人間界侵略には乗り気ではないと?」

大魔王
「うん、戦争は面倒なことばかりだからね...私達は明日も平和に生きれたらそれでいいの!」

魔王
「そうだな...戦いはいやだ、面倒だし」

雪女
「うーん、でもどうすっかなぁ...これから先大騒ぎだぞ?」

大魔王
「うん、聞いたところだと時が止まって使い物にならない物が98%を占めて、モンスターの八割が無職になっちゃったんだって」

イエティ
「えええええ!?魔界じゃなくてニート界だよー!」

大魔王
「大丈夫よ、私やギンちゃんだってそうだし」

魔王
「わ、我は一応ヘルチュ...む、そういえば機具を貰えてなかったら我らも撮れないのだったな」

雪女
「こりゃー大変だー!!」

大魔王
「特殊な機具って誰からもらったの?」

イエティ
「魔王様の使い魔のコウモリさんです」

大魔王
「コウモリ?」

大魔王
「そう...コウモリ、ね。」

魔王
「何か?」

大魔王
「いえ、別に対したことじゃないから」

雪女
「なー!暇だし動画投稿しようぜ!」

イエティ
「ねぇ、ヘルチューブって機能してるの?」

雪女
「さぁ?今のパソコンに繋げりゃ分かることだろ!」

魔王
「全く...まあいい、それで何を投稿するつもりだ?」

雪女
「とりあえずさー、国の自己アピとかでいいだろ!名案だと思うんだがー!?」

イエティ
「アピール...かぁ、別に珍しいものなんてなんにもないけどね」

雪女
「なんでもいいだろー!なんかあるはずだよ、それを探しに探検だー!」

イエティ
「やっぱり探検したいだけだったー!もう、雪女はいつもこれなんだからー!」

雪女とイエティはカメラを持って外へ駆け出していく

大魔王
「追いかけなくていいの?」

魔王
「邪魔をしては悪いだろう...」

大魔王
「そんなことないわ、貴方の友達なんでしょう?」

魔王
「...」

大魔王
「昔のように...思いっきり楽しんできなさい?」

魔王
「...行ってきます、母上」

魔王は大魔王に軽く挨拶し、雪女を追いかける...



大魔王
「...はぁ、あのコウモリってば何年経っても変わらないんだから」

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