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*70*
プロデューサー達は、零代目のやっているチャンネル【クリーピーパスタ】の動画を確認していた
雪女
「クリーピーパスタ?なんだこのチャンネル?」
デュラハン
「ちょっとこれ!動画投稿数多いのにチャンネル登録者0!?」
魔王
「プロデューサー、これは?」
プロデューサー
「このヘルチューバーチャンネル...事務所の住所が載っていないんです」
プロデューサー
「特定してみても、そんな住所はないって...」
デュラハン
「なんで当たり前のように特定しているの?」
プロデューサー
「コラボとかするとき場所知らないと不便じゃん...(適当)」
魔王
「む...それにこの動画、どれもこれも背景が白いな」
サキュバス
「こんな真っ白なところ、魔界にあったっけ?」
コウモリさん
「さあなー」
魔王
「...で、プロデューサー、お前はこれを話すために我を?」
プロデューサー
「これは頭の片隅にでも入れてほしいなって話、貴方は確か...ジャガーを探しているんですよね?」
魔王
「ああ」
セイレーン
「なんですの、ジャガーって」
プロデューサー
「時空の旅人としては有名な人だよ、モンスターの世界、魔界を作り上げたメイドウィンってね」
魔王
「そこまでの存在だったのか、ジャガーは...」
プロデューサー
「ただ、違和感があるんだよなぁ...マリアーゼの事もよく知ってたけど...貴方って何代目です?」
魔王
「我は...11代目だったか」
プロデューサー
「11...なーんかおかしいんだよなぁ」
雪女
「おかしいって、何がだよ?」
プロデューサー
「いや...時空を飛び回ってる頃、ソラ・マリアーゼ様に娘が出来た事は知っているのですが...11代まで子孫が出来たなんて聞いたことなくて...」
魔王
「何?」
サキュバス
「プロデューサーが未来に来ちゃったってはず?」
プロデューサー
「いや...でも...時差のようなものがあるとはいえ、ここまで離れるわけが...」
魔王
「む...なんだかおかしなことになってきたな」
イエティ
「まるで、世界丸ごとおかしいみたいな」
サキュバス
「ええなにそれぇ」
ケンタウロス
「これって何のお話?」
キキーモラ
「後でゆっくり説明してあげますね」
ルルルルル
一同が頭を悩ませていると、プロデューサーのポケットから着信音が
ゾンビ
「プロデューサー、電話よ」
プロデューサー
「ああ、ちょっと失礼します」
魔王
「ああ」
(...ピコーン!)
プロデューサーが出ていくと同時に、まかいチャンネルのパソコンが起動する
サキュバス
「あれ、誰か触った?」
堕天使
「いいや」
セイレーン
「あら...メールが届いてますわ」
デュラハン
「何々?またファンレター?」
セイレーン
「...『ジャガー・メイドウィン・ブラウン』から?」
コウモリさん
「!」
イエティ
「マジで!?」
魔王
「開いていいか?」
セイレーン
「どうぞ」
魔王がメールをクリックすると、動画のリンクが現れる...そして、動画は勝手に再生させる
ジャガー
『あ、ようやく繋がった』
魔王
「ジャガー!! 」
ジャガー
『あー、えっと...貴方が』
魔王
「ん?」
ジャガー
『...たくっちスノーから話は聞いています、貴方がシルバー・マリアーゼさんですね?』
コウモリさん
(...そろそろ、やべーかもなぁ?零代目)
第十話 END