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*73*
魔王
「コウモリ...?」
コウモリさん
「俺に関しては後でいいだろ、ジャガー、説明をしてやりな」
ジャガー
『ええ...僕の世界の魔界と、今貴方が居る魔界は大きく違います』
ソラ
『我は結界など作っていない...というか、そもそも人間界などないし、我は成り上がって魔王になったわけでもない』
魔王
「前提から違う...!!」
ジャガー
『ええ、これにはちゃんと理由(ワケ)があります』
ジャガー
『魔界と人間界が分かれているように...時空も、大きく分かれてしまったのです、監理局は別れた大きな部分を【リニューアル後】と呼んでいます』
ソラ
『リニューアルの世界はジャガーのような神、メイドウィンが沢山居る』
ジャガー
『どういうわけか、作品別に一人居る感覚になってしまいまして...』
魔王
「つまり?」
コウモリさん
「パラレルワールドみてーなものさ」
ジャガー
『で、まぁ...こちらとしてもリニュ後の僕をたくっちスノーさんと探してるんですけど見つからなくて』
魔王
「何故ジャガーを?」
ジャガー
『え?知らないんですか?彼は時空犯罪者のクローンですよ?』
魔王
「...えっ?」
ジャガー
『それも、時空を破壊しようとした【名無しの怪物】の者で、恋人に対する依存がおかしいくらい強いんです』
コウモリさん
「お...!」
魔王
「なっ...!!」
ジャガー
『今では魔界丸ごとのメイドウィンとなっているようで、尋問するために捕まえたいんですが...何か知りませんかねぇ?』
コウモリさん
「知らね、こっちとしても行方不明になってんだ」
ジャガー
『行方不明...ねぇ』
魔王
「お、おい!!今の話は本当なのか!?」
ジャガー
『ええ、現に貴方一族を何百年も私物化してるじゃないですか、世界丸ごと』
ジャガー
『僕が正しいほうの黒影のクローンで良かったですよ』
魔王
「嘘だ...我を騙そうとして居る」
コウモリさん
「いいや、残念ながら事実だなぁ」
ジャガー
『...そろそろ白状したらどうですか?』
コウモリさん
「言われないと分からないなぁ」
ジャガー
『じゃあ答えますよ』
ジャガー
『調べたところ...この世界は、モンスター娘しか、生まれないんです』
ジャガー
『コウモリなんていう【動物】ましてや、オスは...』
ジャガー
『絶対に生まれないんですよ?』
コウモリさん
「....」
サキュバス
「言われてみれば...」
ゾンビ
「コウモリなんて...」
デュラハン
「魔界にはいない...!!」
コウモリさん
「...」
ジャガー
『逃げても無駄ですよ?あっちのほうは黒影が何とかしてますので』