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*27*
ソウゴ
「また女の子………」
日向
「鈴原………」
ゲイツ
「誰だ?」
日向
「さっき話した………仮面ライダーダイヤの変身者だよ」
鈴原
「あら、あの村にお客様なんて珍しい………私の名は鈴原下雪、鈴原財閥のご令嬢ですの」
ウォズ
「そのご令嬢がわざわざここに足を運ぶわけとは?」
鈴原
「タイヨウ村の土地を私共に譲る権利を貰いに来ましたの、私自ら」
日向
「何度言っても僕の村は誰にも渡さないよ!」
鈴原
「日向、どうして分かってくれないの!?」
日向
「分かってくれないのはそっちだろ!?」
ソウゴ
(………なるほど、喧嘩別れの理由って)
ツクヨミ
(これの事だったのね………)
鈴原
「………タイヨウ村が大事なのは分かりますわ、でもこのままじゃいけないの日向………お願い、私が土地を預かれば大丈夫だから」
日向
「でも、ここは僕と皆の村なんだ!」
鈴原
「だからそのみんなはっ………!!」
鈴原
「……………っ」
鈴原
「また後日伺います!!」タッタッタッ
日向
「……………」
ソウゴ
「今のは………」
日向
「ちょっと前から鈴原の家がタイヨウ村の土地を買おうとしてるんだ………」
ソウゴ
「え、土地買うとどうなるの?」
ゲイツ
「こういうのは大抵全部開拓してゴルフ場とかリゾートホテルとかを作るのが定番だが」
日向
「前まで一緒に僕の村を守ってきた仲なのに、どうしてあんなこと言い出すようになったんだ!?」
ツクヨミ
「…………ハリケーンに連絡は?」
日向
「この村には電話とかないから………」
ウォズ
「………さて、どうしたものか」
ジーク
【ジオウ、まさか彼女の問題に首を突っ込むつもりか?】
ジーク
【私たちの役目はホムラの継承ということをお忘れなく】
ソウゴ
「そうは言っても!こんな大変な事……黙って力だけ手に入れて見過ごせなんて出来ないよ!」
ソウゴ
「…………ジーク、悪いけど俺は関わるよ………日向とこのタイヨウ村の事が」
ソウゴ
「「ほっとけないんだ!!」」
ソウゴ
「…………あれ?」
「あれ、君はあの時の…………」
ゲイツ
「あっ、お前は…………!!」
ウォズ
「城戸………真司………?」
真司
「どうも、時空新聞社ネオジャーナルの城戸です、久しぶり」