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*7*
ゲイツ
「いいか?情報を集めるというのはこういうことだ……俺に任せろ」
…………
「絲慎…………ブランドの事か??」
ゲイツ
「今諸事情で絲慎について調べているんだ、なんでもいいから教えてくれ」
「絲慎ブランドといえば、ナンバーワンは針金だね………彼がイトガミ様に認められたとの噂だ」
ゲイツ
「イトガミ?」
「イトガミ様は布や糸を司る守り神、優れた才能を持つ者は神の糸を捲く者……【仮面ライダー絲慎】と呼ばれるようになるのさ」
ゲイツ
「なるほどな、絲慎の力を継承するにはイトガミに認めてもらう必要がある………か」
「まぁそんなところだね、あんたも仮面ライダー絲慎になりたいわけ?」
ゲイツ
「そうだ、いい情報を貰った」
「あ、そうだ!ちょっと待って一つだけ!」
「このブランドに入ってないやつだが、たった1人別でイトガミ様に認められた奴が居るんだってさ」
ゲイツ
「…………何?」
………
ソウゴ
「ゲイツやるじゃん!」
ゲイツ
「お前が直球過ぎるだけだ」
ウォズ
「イトガミに認められた者こそが仮面ライダー絲慎………ならば、我が魔王も継承するに値する存在と判断されれば…………」
ツクヨミ
「でも、この辺り以外に認められた人が居るって…………」
ジーク
【おかしいですねぇ………絲慎の変身者は1人だけなのですが】
ソウゴ
「とにかく探してみよう、俺とウォズはもう1人の認められた者について調べるから」
ソウゴ
「ゲイツはあの針金という男を、ツクヨミはイトガミ様についてお願い」
ゲイツ
「わかった」
ツクヨミ
「後でね」
………
士
「ほう?ここが例の………【絲慎】の世界か」
士
「この世界の俺の立場は…………ほう、なるほど」
ツクヨミ
「…………門矢士!?」
士
「お前か、早速動きだしたようだな」
ツクヨミ
「なぜここが分かったの!?」
士
「ジークの奴が動き出したのを知ってな、俺も俺なりに生まれたライダーの世界を旅することにした」
ツクヨミ
「ねぇ………ジークが士と対極の存在って本当なの?」
士
「まあな、俺が古い世界を壊し、奴が新たな世界を作る………それが奴の言う世界の理、だそうだ」
士
「で?そんな話をするためにここに来たのか?」