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仮面ライダーメモリアル(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 86ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*73*


「………常磐ソウゴを騙したつもりでも、俺の事を騙せると思っていたのか?」


「これまで俺はイトマキから全てのメモリアルライダーの世界を一足先に向かっていた」


「確かに中にはお前が焦っていた【アナザーライダー】の存在もいた、だが」


「アナザーライダーに変えていたのはタイムジャッカーではなかった」


「まぁそもそも、タイムジャッカーのリーダーであるスウォルツはメモリアルライダーとなり、オーラとウールは消息不明となっているからな」


「スーパータイムジャッカーとやらも現在は姿を見せていない」



「ならどうやってアナザーライダーは生まれたのか?それは…………お前が作っていたんじゃないのか、ジーク」



「いや………【ジークのアナザーライダー】」

ジーク
【…………】


「面倒だからアナザージークでいいか、お前は………」


「唯一アナザーライダーに対抗出来るジオウタチを利用することでメモリアルライダーの力を手に入れていき………何かを企んでいるな?」



「俺に頼まなかったのは、俺が【世界の破壊者】だからだ」


「俺が世界を通れば、ライダーの世界を破壊する恐れがある………それだけは避けたかったから、ウォッチという形だけで力を手に入れようとした」


「まぁそもそも、仮面ライダージークという存在は俺のように他の仮面ライダーの力は必要ないからな、その時点で怪しいと思った」


「どうなんだ…………アナザージーク!」


ジーク
【……………やれやれ】



ジーク
【ようやく主人格を支配できたかと思えば、オーマジオウとお前に気づかれるはな】



「やっぱりな…………!!」


ジーク
【だが、今の我々には力がある!時空を超える力が!】


「仮面ライダーの力は俺には通用しない」


ジーク
【メモリアルライダーの力ではない………時空とひとつになり、一体化したかのようなこのパワー!!】


ジーク
【これさえあれば、全世界の仮面ライダー………いやそれどころか、仮面ライダーという存在の頂点に立つことが出来る!】


ジーク
【我々は時空ライダーとなり、永遠に始まりを創造し続けるのだ!】


「ぐっ!?」

士は眩い光に包まれ…………!?

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