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*73*
士
「………常磐ソウゴを騙したつもりでも、俺の事を騙せると思っていたのか?」
士
「これまで俺はイトマキから全てのメモリアルライダーの世界を一足先に向かっていた」
士
「確かに中にはお前が焦っていた【アナザーライダー】の存在もいた、だが」
士
「アナザーライダーに変えていたのはタイムジャッカーではなかった」
士
「まぁそもそも、タイムジャッカーのリーダーであるスウォルツはメモリアルライダーとなり、オーラとウールは消息不明となっているからな」
士
「スーパータイムジャッカーとやらも現在は姿を見せていない」
士
「ならどうやってアナザーライダーは生まれたのか?それは…………お前が作っていたんじゃないのか、ジーク」
士
「いや………【ジークのアナザーライダー】」
ジーク
【…………】
士
「面倒だからアナザージークでいいか、お前は………」
士
「唯一アナザーライダーに対抗出来るジオウタチを利用することでメモリアルライダーの力を手に入れていき………何かを企んでいるな?」
士
「俺に頼まなかったのは、俺が【世界の破壊者】だからだ」
士
「俺が世界を通れば、ライダーの世界を破壊する恐れがある………それだけは避けたかったから、ウォッチという形だけで力を手に入れようとした」
士
「まぁそもそも、仮面ライダージークという存在は俺のように他の仮面ライダーの力は必要ないからな、その時点で怪しいと思った」
士
「どうなんだ…………アナザージーク!」
ジーク
【……………やれやれ】
ジーク
【ようやく主人格を支配できたかと思えば、オーマジオウとお前に気づかれるはな】
士
「やっぱりな…………!!」
ジーク
【だが、今の我々には力がある!時空を超える力が!】
士
「仮面ライダーの力は俺には通用しない」
ジーク
【メモリアルライダーの力ではない………時空とひとつになり、一体化したかのようなこのパワー!!】
ジーク
【これさえあれば、全世界の仮面ライダー………いやそれどころか、仮面ライダーという存在の頂点に立つことが出来る!】
ジーク
【我々は時空ライダーとなり、永遠に始まりを創造し続けるのだ!】
士
「ぐっ!?」
士は眩い光に包まれ…………!?