完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

『✕✕✕アルティメット』ブレイク(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 119ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 時空監理局編 逃走中 オールスター 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~

*81*

ヘルスピード
「無駄だぁ!俺のスピードは無限大で不滅!どんなネジを外されようと俺のスピードは絶対に落ちない!」

ヘルスピード
「永久に、独走トップ!この速さは誰にも負けない!!」

ウォズ
「ネジを外したにも関わらずあの速さ………」

ジオウ
「じゃあどうすれば」

月詠
(スピードは絶対に落ちない…………)

月詠
「ネジを外しましょう」

ゲイツ
「スピードは落ちないと言っていただろう!?」

月詠
「あ、いえ、遅くするためにネジを外すのではなく、人造人間ならもしかしたら………」

ディケイド
「………ああ、なるほど、だいたい分かった」

ディケイド
「ウォズ、少し待ってろ、俺がネジを探す」

【カメンライド】
【カブト!】

カブト(ディケイド)
「ヘルスピード!俺はお前より速い!」

(clock up!)

姿を変えたディケイドはスピードのその先へ移動する

ヘルスピード
「逃がすか!!」

ヘルスピードも速度を上げて同等の速さとなる

月詠
「上手くいけばいいけど」

ジオウ
「ウォズ、あの速さでネジとか取れるの?」

ウォズ
「問題ありません」

(clock over)

カブト(ディケイド)
「あった、左足の大きなネジを外せ!」

ウォズ
「ハッ!」

ウォズのロボットアームは正確にディケイドが指定したネジを抜きとる

ソウゴ
「やった!」

【カメンライド ディケイド!】

ディケイド
「これに入れ!」

【ディフェンス ライド】
【シールダー!】

ディケイドと月詠達はドーム状の壁で覆われる

ヘルスピード
「無駄だ!誰にも負けない速さを見せてやる!!超・超・超・超・永久速!!」

ヘルスピードの速さは限界を超え、1秒間に何回ものの衝突音が響く

ゲイツ
「なんて速さだ………」

ディケイド
「ああ、確かに早いな………」


ディケイド
「肉体が持つかどうか、な」

ヘルスピードの体に異変が起きる、目に見えるようになってきた………

ゲイツ
「これは………炎?」

ジオウ
「っていうよりは燃えてる!?」

ディケイド
「上手くいったみたいだな」

月詠
「はい」

ヘルスピード
「グワアアアア!!!!!?」


ディケイド
「狙ったのはスピードを落とすネジじゃない!ブレーキが作動しなくなるネジだ」

月詠
「何で見たか忘れましたけど、空気摩擦って知ってますか?ほら、ロケットが宇宙から落ちてくる時燃え上がったりしてません?アレと同じですよ」

ヘルスピード
「グワアアアア!!!!!」

ゲイツ
「そうか、コイツは音や光すら置き去りにする程速くなったから空気摩擦も瞬時に発生し、あっという間に火達磨になったのか」

ウォズ
「哀れなり、時空監理局」

ウォズ
「自らが誇った速さに身を滅ぼされるとは…………彼も思いもしなかっただろう」

80 < 81 > 82