コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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     ≠ 春色の恋. 完結!  
日時: 2010/04/24 17:34
名前: ヾω)黒瑚猫..★!゜ (ID: 3iZuTr1t)
参照: ∮...好き、ただ一つの君と私の、共通の言葉だよね——...:*

 春色の恋...


春色に輝いていた、



私の小さな恋———


桜のようなピンク色の頬で


私は君に告白したんだ


◆はろぅ^ω^∩
こんにちわ(^ω^)
黒瑚猫っていう、クソヤロウですww


今回は、短編予定で、

季節は春!なんで、


  春色の恋   にしました(^ω^)

おしゃべり好きな中①の阿呆なので、
気軽に米ください!!!


無いと干乾びそう...(>_<)


だめだしは中傷しない程度でよろしくです^p^



名前を変える可能性大です!
気をつけてください


◆%めにゅ〜^ω^∩

prologue...>>01
cast...>>02


実は

バカと生徒会の日常


もやってます!

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Re:     .  .春色の恋.  . ( No.38 )
日時: 2010/04/24 15:42
名前: そらね. ◆ZPJ6YbExoo (ID: 3iZuTr1t)
参照: ∮...そらねをみかけたら、可愛がって\(^o^)/元黒瑚猫

#15...*∮゜

「....何で?」


梨恵ちゃんが、ぼそっと呟く


「私と居て、嬉しかったでしょ?雄太、


楽しかったって言ってくれたもん!!!」


梨恵ちゃんは、叫びながら私のほうを睨む


まるで、


私を邪魔者扱いするような瞳で———


「....梨恵っ!!いい加減にしてくれよ!


もう、変わったんだ!あの去年の7月30日に、


俺たちの人生は変わったんだよ!」


人生が変わった?


雄太と梨恵ちゃんの人生が?


「嫌っ!私...雄太と一緒に居たかったのに...


どうして、あっちに行っちゃうの!


いっつも、私は一人なのに———!!」


梨恵ちゃんは急に泣き出した、


私は立ち尽くして、雄太を見上げる


この子も雄太が好きなんだって分かるけど、


私は、もっと好きだよ...


私は、貴方と雄太が一緒居た時、


胸が苦しいほど痛かったの...梨恵ちゃんは、


ただ...離れたくないだけじゃないの?


本当にすきなの?


雄太が...


「...雄太」


私が、雄太の名前を呼ぶと、


梨恵ちゃんはギッと私を強く睨んだ


「———貴方、何?雄太って気安く呼ばないでよ」


自分が一番だって思ってる、


私もそうだった、一番近くに居るんだって....


それは、


自分の思い込みだった



仲がよくて、好きで、ただ思い込んで引っ込めていた



本当の気持ち....


「その子とは、どうゆう関係....」


私が、冷たく低い声で聞く、


雄太は少し、がっかりそうな表情で、


下をうつむき、私のほうを再び見た


「....梨恵と俺は——」


雄太は梨恵を可哀想な様に見る


梨恵は何かを感じたのか、


恐ろしいように、目開いた


「嫌ッッ!!!!」


鋭く、強く意思を持った声が聞こえた



「私は違うわ!雄太とは、ずっと一緒に居るの!


私と雄太は一緒に居なきゃダメ———っ!」


泣きながら、喉が裂けるほどに


叫びだす梨恵は、


どこか、哀れな気がした....


雄太を思っていても、届かない所に消えてしまう



そんな、哀れな感じ....



「————もう、帰ってくれないか?お前とは


もう、赤の他人だろう?


おふくろが、そんなんで納得すると思ってんのか?」


今度は怒鳴りだす雄太の声が聞こえる


雄太は、冷静さを失っていたが、


梨恵には心に相当なダメージを受けたはずだ



これだけ、必要としているのに



どうして、掴めないの?


どんなに足掻いても、届かないの


梨恵は涙を拭い、


「あんたが居なければ、雄太は戻ってきたかも


知れないのに!!!」


私は、あまり傷付かなかった。


慣れてしまった様に、そう、とだけ返した


「....俺と梨恵は、



         双子の兄妹なんだ」

Re:     .  .春色の恋.  . ( No.39 )
日時: 2010/04/24 16:49
名前: そらね. ◆ZPJ6YbExoo (ID: 3iZuTr1t)
参照: ∮...そらねをみかけたら、可愛がって\(^o^)/元黒瑚猫

#16...*∮゜


「———そう、なんだ」


私はその言葉に、あまり驚かなかった


クラス中は、騒ぎ喚き、混乱状態なのかもしれない


私はどこかで


薄々気付いてたのかもしれない、


もしも、彼女だったとしても別れてから、


人生は、そうと変わらないはず


でも、家族ならどうだろうか———


家族がとても仲がよいのに、引き離されて


孤独を感じた。それが梨恵...



強く大きな一方を踏み出そうとする


自分から、孤独へと進もうともする雄太———



私は、そう想像するのが怖かったの?


と思うように疑問を少し抱いたが、私の問題だ


あとで解決するだろう


「———梨恵...ごめん」


雄太は、悲しそうに梨恵を見つめる


謝る彼の声には、気持ちが詰まっている...


そう私は感じた


「——雄太、あのね...昼休み、桜の木の下で..


待ってて?」


私は自然に口が動く、好きな場所で告白する



今の、一瞬だったけど、考えついた


梨恵だけ思いを伝えて終わりなんて、絶対嫌だ



自分の思いにも、気付いて欲しいから



君にこの思いを伝えます———



「あと、今日はその時まで、一言も喋らずにいよう?」


「うん」


雄太は、静かに頷いて、梨恵の方を向き


「———おふくろに、頼んでみるよ」


とそっと声をかけていた


雄太、


その名前を心の奥にしまい、窓をふと見る



私たちが出会った



桜の木が、さわさわと擦り合う音を出して


風になびいていた


この桜が無かったら、私...雄太に恋していたかな


仲良くなったかな...



この桜を見ると、春にしか味わえないって分かる



だから、


私は春にしか味わえない恋、


春色の恋——


雄太、



私はこの恋をね


失っても後悔はしないから————


Re:     .  .春色の恋.  . ( No.40 )
日時: 2010/04/24 17:14
名前: そらね. ◆ZPJ6YbExoo (ID: 3iZuTr1t)
参照: ∮...そらねをみかけたら、可愛がって\(^o^)/元黒瑚猫

#18...*∮゜

〓昼休み、桜の木の下〓


桜の花びらが、ふわりと舞い散る時、


私は、


静かに桜の木を見つめていた


「君のおかげだよ...桜さん」


桜さんっていうと、なんだか..人の名前みたいだけど


この木に言っているんだ


名前がないと、少しさびしいけどね———


「お待たせ...紀伊」


私の名前を静かに言う、雄太


私は、彼がきたことで、少し安心感を覚えた


「———雄太、あのね...」


面と向かって言うと照れくさいけど、


しっかりと伝えたいから——





「雄太のこと、好きです——



    付き合って、ください」



最後まで言った時には、小さな声だったけど


雄太は少し驚愕の表情をしていた


ちゃんと聞こえてたのかな——


雄太は、頬を赤らめて、私を抱きしめてくれた


温かい心と体で、迎えてくれた


「梨恵の事だと思ったから...驚いた


僕は、紀伊の事...傷つけたって思ってた」



私のこと、どう思ってるの?


告白した返答をずっと心なしか待っていた


「僕は、紀伊の事が


         好きだよ———



 よろしくお願いします」


微笑んでくれる“彼”


彼の暖かい声と返答...


私は、小さな幸せに包まれていた


「———でも、何で私のこと、好きなったの?」


そう聞くと、雄太は、ボンッと赤くなった


「えっ!?....そりゃ///


紀伊が同じ物好きで、可愛くて...その...」


「雄太は、照れると説明下手だねぇ〜」


雄太はどんよりとして下を向く。


「かっ...からかうか...」


「——それもあるけどね、雄太のこと..もっと知れた様な気がして


嬉しいんだ」


そう言って、私は微笑み、雄太の手を握る


「また、授業サボろ?」


そんな私の、提案に雄太はほっとため息をつくように


手をしっかりと握ってくれた


離れない様に...


「今度は積極的だね、紀伊も」


私は、くすっと笑い出してしまった


「...友達じゃなくて、“彼氏”とのデートだもん」


雄太はその答えにぼんやりとしていたけど


「あぁ、実感わかなかった」


と言って、雄太のペースに引きずり込まれた


「酷っ!!」


「いいじゃん、....今度は財布持ってきた?」



....



「———ごめん、忘れた」


私達は手を繋いで、他愛も無い話をしながら


一緒に歩いていく。



どこまでも、




一緒に、



歩んでいく


Re:     .  .春色の恋.  . ( No.41 )
日時: 2010/04/24 17:33
名前: そらね. ◆ZPJ6YbExoo (ID: 3iZuTr1t)
参照: ∮...そらねをみかけたら、可愛がって\(^o^)/元黒瑚猫

#19...*∮゜


それから、色んなことがあった


まず、


雄太と梨恵ちゃんは、一緒に暮らす事が出来ることになったんだけど



梨恵ちゃんのお父さんは再婚しちゃって、


雄太が来るのはいいけど、お母さん...元妻が


来るのは嫌だって言っちゃって....


だから、


梨恵ちゃんと雄太は、お母さんのほうで住む事になったらしく———



毎日仲のいい姿を見せ付けられてしまいます


家族の問題が終わったから、



梨恵ちゃんとは、いつの間にか仲がよくなって居ました


でも、


梨恵ちゃんとはある“約束”をしてしまって———



どっちが、雄太を物にするかなど、


ライバル心を燃やされてしまっている....


彩実は、


いつの間にか、恋相談の、クラス中の人気者に


親友でよかったと


つくづく思っています



私と雄太は、学校じゃ、そっけないけど


帰るときとか、よく騒いでいます



いわゆるバカップルでしょうか———




春色の恋は、


本当に幸せを運んでくれた、私はそう思います



あの桜があったからこそ、


春色の恋だった...かもしれませんしね———




—————————


私の恋は、初恋は...



春色に輝いていました、



どの季節の恋にも負けない、


強い輝きをもって、光っているのかも知れない



ただ、当たり前の風景こそが、


春なのかもしれないし、


始めてこそが、


春なのかもしれない———



優しくなびく風とともに揺れる桜の木



春だけに咲く、桜の木


桜の木には、色んな思いが詰まっているの———



     完結〆

Re:      ≠ 春色の恋. 完結!   ( No.42 )
日時: 2010/04/24 17:45
名前: ゆか ◆r6Isza50.E (ID: F.0tKRfu)

いよいよ完結したね!

おめでとー


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