コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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     ≠ 春色の恋. 完結!  
日時: 2010/04/24 17:34
名前: ヾω)黒瑚猫..★!゜ (ID: 3iZuTr1t)
参照: ∮...好き、ただ一つの君と私の、共通の言葉だよね——...:*

 春色の恋...


春色に輝いていた、



私の小さな恋———


桜のようなピンク色の頬で


私は君に告白したんだ


◆はろぅ^ω^∩
こんにちわ(^ω^)
黒瑚猫っていう、クソヤロウですww


今回は、短編予定で、

季節は春!なんで、


  春色の恋   にしました(^ω^)

おしゃべり好きな中①の阿呆なので、
気軽に米ください!!!


無いと干乾びそう...(>_<)


だめだしは中傷しない程度でよろしくです^p^



名前を変える可能性大です!
気をつけてください


◆%めにゅ〜^ω^∩

prologue...>>01
cast...>>02


実は

バカと生徒会の日常


もやってます!

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Re:     .  .春色の恋.  . ( No.23 )
日時: 2010/04/17 15:57
名前: ヾω)黒瑚猫*∮゜ ◆ZPJ6YbExoo (ID: ugb3drlO)
参照: ∮...黒い猫をみかけたら、可愛がって\(^o^)/


流都、


まったりと...これこそ、ほのぼの(^ω^)

お茶かぁ...

そだなぁ

ミルクティ〜でww((タヒね



Re:     .  .春色の恋.  . ( No.24 )
日時: 2010/04/17 17:26
名前: ヾω)黒瑚猫*∮゜ ◆ZPJ6YbExoo (ID: ugb3drlO)
参照: ∮...黒い猫をみかけたら、可愛がって\(^o^)/

#007...*∮゜


さわさわと風が吹くたびに揺れ出す


桜の木、


私達は何も言わず、ただ



その、桜の木を見ていた


「———ね、横田君」


しばらく動かなかった...というよりは、


喋らなかった口をそっとあける


3分くらい、風に吹かれるままに立ってただけだから、


唇がかさかさと乾燥した感じがする



「んー、何?八城さん」



「えっとさ、遅刻...しそうだけど?」


時計のあるほうにそっと顔を向ける


8時20分には、


自分の席に座っている事なんだけど、


只今、


8時18分ほど...


さっきここに来た時は、


約4分ほど前なんですが...?


「ふーん、そう...」


そう言って、横田君は何かを考え出すかのように唸りだした


「どしたの?早く行こうよ〜」


森センは遅刻するとうるさいんだよねぇ...


私は、くぃっと優しく横田君の腕を引っ張る


「——決めた、」


「...?横田君」


いきなり、振り向いて、にかっと笑い出す


「面倒くさいし、サボろ?」


....へ?


と思ったとたん、腕が引っ張られた


「なっ...サボり!?」


あせる私に対して、横田君は涼しげに


うん、とだけ答えていた


「で...でもさ..怒られるよ」


絶対起こられるの私だって———!!


転入生の横田君が、


転校2日目で、サボりました


なんてありえないでしょうよ!!?


私のせいにされて、


終わりそう....


横田君はそんな気は、無いかもだけどさ...


「んー、逆に考えない?ただ、


怒られるだけであって、サボったら...


僕らの自由時間。」


ちょっと難しい事を言っているみたいだったけど、


なんとなく分かった気がする


「ように...自由時間を楽しめと——?」


こくりと、


頷く横田君...あたっててよかった感じ...


「まぁ...いっか...な


横田君だけ楽しい時間を取るなんて、


ずるいじゃん?」


そういうと、横田君は、少し頬赤らめ、


ごにょごにょと言った




「別に一人でサボりたかったわけじゃない...けど」


Re:     .  .春色の恋.  . ( No.25 )
日時: 2010/04/19 14:41
名前: ヾω)黒瑚猫*∮゜ ◆ZPJ6YbExoo (ID: 7xKe7JJD)
参照: ∮...黒い猫をみかけたら、可愛がって\(^o^)/

#008...∮*゜

「あ、ごめん、聞こえなかった!


 何か言ったの?」


「...何でもないけど!んで?どうする」



....


言葉に詰まる


ただサボって怒られるのはやだし...


何か、


二人だけの思い出が欲しい...


「———とりあえず..


歩こ?」


そっと手を差し出す私...


「..ん」


少し緊張したように、


私の腕をそっと引っ張る横田君



照れくさそうに頭をかく姿を見ると、


凄く嬉しくて、面白かった



くすくすと笑っていると、


頬を赤らめて、ぐいっと私の腕を引っ張る彼も、



私は、好きになれた...ううん、





    好き———



腕をぐいぐいと引っ張られる


私は何か寂しさを感じてしまった


まだ、横田君にとって


〝ただのクラスメイト〟私が


言ってはいけないような事を、言った



「ねぇ、腕じゃなくて...その...


手がいい——」


言った時に、はっとなり


何か少し寂しさと、悔しさが残った



彼にとって私は〝クラスメイト〟であるのに、


彼女みたいに言ってしまう事だけは、


とても失礼な行為だった———




でも、


返ってきたのは予想外の答えだった


「えっ!?あ...悪い!


なんか...慣れなくて、ごめん」


そっと腕から手を離したとき、


空っぽになった気分だった



手を繋いでくれた時、なぜか手が震えていた


「——?」


不思議そうに思う私に気付いたのか、


妙にあせりながら説得する横田君


「あっ!ひ..冷え性でさ...」


珍しいな...今はもう春なのに、


でも、


ここの所結構寒いんだけどね....


「いこっ!」


明るく笑い出すと、横田君もそっと笑ってくれた


「最初何するー?」


「ゲーセン!!」


「好きだねぇ...男子って...」


そりゃ、私だって可愛いストラップとかあるから


好きだけど...



男子は商品目当てとかじゃないから、



女子と違っていいところ...というか、



楽しんでるんだよね———


「そりゃ、楽しいから!」


にかっと笑い出す横田君、


「横田君って、財布とか持ってきてるの?」


うちの学校は弁当、または、自分で買ってくる..


そんなめんどくさい、規則なんだ


私はお弁当なんだけど———



...


朝作るの忘れてて...


昨日はいろいろあったからなぁ


「うん、持ってるけど...


忘れたの?」


訝しげに私に尋ねる横田君


「————うん」


としかいえなかった...


家に帰ると怒られるし、


横田君にメリット無さそ———


「仕方ないなぁ...二人で割り勘するのもあったとして


あとで返してね?」


「...はい」


「んじゃ、れっつらごーーっ!!」


ぎゅっと私の手を握り締める横田君


「わ...」


私の声に慌てて振り返る横田君


「な...なんかしたっ!!?」


さっきのがトラウマなのかな——?


「えっと...横田君の」


そういいかけたときに、


「雄太でいいよ」


とそっと優しい声が聞こえてきた


「——え?」


その言葉を聞きなおそうとすると、


恥ずかしそうに赤くなる顔を見て、


少し苦笑する


「だっ!..雄太!そう呼んで!!」


「うん、私は...」


一瞬言葉に詰まる、


さっきもあった、馴れ馴れしい態度...


いくら恋をしていても、



相手が許してくれるとは限らない...



片思いだから———



「紀伊って...呼んでいい?」


かくん、と下を向いていた首が上を見上げる


「き...い?」


私の名前だよね...



ねぇ、


私の....名前だよね?


「ダメ...?」


少し、しゅんとした声になる横田君...ううん、



雄太...


「ううん...嬉しいよ?


紀伊...紀伊...」


自分で自分の名前を連呼する


今はただ、


自分がこの名前でいいって、


初めて思えた気がするの——

Re:     .  .春色の恋.  . ( No.26 )
日時: 2010/04/19 15:19
名前: ヾω)黒瑚猫*∮゜ ◆ZPJ6YbExoo (ID: 7xKe7JJD)
参照: ∮...黒い猫をみかけたら、可愛がって\(^o^)/

#009...∮*゜

「で...僕の何?」


横田君を改め、雄太..は、


不思議そうな表情で、居た


あぁ...まだ、話の途中だったんだっけ


「えっと..ね?手を握ってくれた時にさ——」


最後までちゃんと言う前に、


びくっと方が動く雄太。


「何かしたのかっ!!?」


慌てて私の手をそっと離す


「——ぁ」


哀しいような寂しいような..そんな感じと


暖かさだけが残ってしまう、私の右手...


今は話の途中だった..と思い出し、


話を続ける


「えっと..雄太って、男の子なんだなぁって...


凄く手とか大きいし..力も強くて...」


それを聞くと、雄太はふぅ..と安心してため息をつく


あははと苦笑いする私を見て、


その大きな手で、私の頭をぐしぐしとかいた


「わっ...!?」


突然の出来事に驚く私と、それを見て、笑い出す雄太


それから、


見つめあって...手をつないで一緒に歩いていった


——————————

━ゲームセンター━


さっき話したとおり、私達は今、ゲームセンターに来ている



二人だけのって...プリクラをとったのだけど——


雄太が一人楽しく


「あはははっ..!!紀伊が、


  変に写ってる—!」



こんな調子でずっと笑ってる...


それに対して、私も負けずに


「別にいいじゃない!雄太だって、


 変顔をしてるじゃん!」


言いあいっこ..子供がする事をしてるよねぇ——


「...あー笑った笑った!」


笑いすぎて、涙が出たらしく、目元をくしくしと拭いている


雄太が笑うと、私まで笑っちゃうんだよね...


「——そっか!」


私が微笑むと、雄太は嬉しそうにまた私の頭に手を乗せて、


にかっと笑い出した


「春っていいよねー!桜も綺麗だし、いかにも


〝幸せ〟って感じ!」


私はその言葉を聞くと、ふと


昨日彩実が行っていたことを思い出した




≪春に恋をして、実った人は...


幸せになれるんだって———!!!


それを春色の恋って言うの!≫


「———春色...の恋」


ぽそと呟くと、雄太は不思議そうに私の顔を眺めた


あまりにも、雄太が真剣な顔で私を見つめるので、


ドキッとする


帰ってきた言葉は、予想外だった



「...ね、お腹すかない?」






しばらく沈黙が続いた...


「——そうだね...」


余りにのん気な話だったので、


期待していた私がバカだったのかと思う、


でも、彼は、にかっと笑い


「コンビニでパンでも買うか!」


と私に手を出してきた


その手をそっと握る私..


「——うん」


どんな理由にせよ、


私は君に付いていきたいんだ———


Re:     .  .春色の恋.  . ( No.27 )
日時: 2010/04/19 16:55
名前: ヾω)黒瑚猫*∮゜ ◆ZPJ6YbExoo (ID: 7xKe7JJD)
参照: ∮...黒い猫をみかけたら、可愛がって\(^o^)/

#010...∮*゜

私達はコンビニに寄って、お買い物をした


お昼ご飯に、


カレーパンと、十六茶を買っていた雄太


私は、牛乳と、ランチパック『たまご』をおごって頂き、


食べさせてもらった



今は食後の休憩...


「カレーが美味かったなぁ...」


思い出して、おいしかったなと


言っている雄太は、やはりのん気だと思うけども、



私ものん気な気がする


「ふーん、ランチパックのほうがおいしいよ?


あのたまごの味!美味しくて堪らないって!!」



雄太も、ふーん。とだけ言っていて


「おしっ!昼は美味しかったし...帰るか!」


「早ッ!!」


ゲームセンター行って、終わり!!?


「だってさ〜、お金が無くなるー!!」


ぶーぶーと、雄太は子供らしくブーイング



それに対して私は


「...う」


としか言えなかった


私は雄太にお金を貸してもらっている身——


お金を貸してもらっている...


分かりやすくすれば、家を貸してもらっている大家さんだ


住民は頭が上がらない...



私には雄太に、指図は出来ないのだ


「...分かった、分かった...」


そう言いながらも、のん気に歩き出す雄太


「どこ行くの?」


そう聞くと、曖昧な返事をする


「展望台、かな...良い所があるんだ」


ふっと微笑む雄太、


「展望台——?どこにあるのよ、そんなの


ここ田舎だよー!?」


そう、


ここはド田舎...ではないけども、


田舎の方だと思う、


桜の木でいっぱいだし...畑も多い...


町...だけど、村的にな?


所だよ——?ここ


「あるから、大丈夫!」


自信満々の雄太を見ていると、


嘘には思えないんだよね


「ねー、雄太」


その場所に向うため、歩きながら話し出す私達


「何?」


「転校したての、君が、13年間ほど住んでいた私が


知らなかった場所を何故知ってる?」


一瞬黙って、


あぁと行ってぽんと手を叩く雄太


「ん——、引っ越してきた時にさ...みっけたんだよね



     偶然...かな」


嬉しそうに言う、雄太だったが、


偶然と言うところでは、何か...哀しさを感じた



胸に引っ掛かるような感覚を残す、


 偶然、 という言葉は私の胸に..小さく刻み込まれた


ー————————



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