コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 手を、繋ごう。
- 日時: 2010/11/30 22:11
- 名前: なまくら将汰 (ID: /gSTfiqf)
はじめまして!!"なまくら将汰"です(^o^)
初小説です。よろしくお願いします。
(途中でトリップ変更してます)
のぞいて下さってありがとうございます。
コメント・アドバイス(←特に!!)頂けたらうれしいです\(^o^)/
更新は不定期になるかもしれないですけど
のんびりお付き合い、お願いします(´ω`*)
-○○side-と特に表記されて無い場合は
ヒロインの香澄sideになっています!!
\登場人物紹介/ >>17
\お客様/
*みっきさん *PEACH FLOWERさん
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- Re: 手を、繋ごう。 ( No.30 )
- 日時: 2010/12/03 19:58
- 名前: PEACH FLOWER (ID: 2zVo1PMY)
ずっとカキコきてなかったのでお久だ—(^0^)/
なまくらさん剣道やってるんですな!
実はわたしも剣道やってるんです!!今は段をとるためにがんばってます!!
- Re: 手を、繋ごう。 ( No.31 )
- 日時: 2010/12/03 22:52
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
>>みっきさん
楽しみにしとけ!!←
>>PEACH FLOWERさん
おお!!そうなんですか!
なんか剣道仲間がいてうれしいです(^ω^)
ちなみになまくらは現在初段ですw
- Re: 手を、繋ごう。 ( No.32 )
- 日時: 2010/12/03 23:02
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>No.14
汗がじっとりと肌にまとわりつく季節になった。
「礼!!」
「「ありがとうございました!!!」」
今日の稽古も終わった。あたしは早めに防具を取っておしゃべり部屋と化した女子部室へ向かった。
「お疲れ様ですっ!!」
「お疲れ、香澄」
「おつかれー」
ふと美雪を見たらもう着替えが終わっていた。
「あれ?美雪、今日・・・?」
「うん。今日もバレエ。しかもそのあと塾なの!・・・もう、大変」
「あはは、がんばれー」
最近、美雪のことを呼び捨てにできるくらい仲良くなってきた。今までこんなに一緒にいたことなかったから、気づかなかっただけで、美雪は案外優しい子だった。
「じゃあ、さようなら」
「じゃーね!」
美雪が帰ると優実がうれしそうに話しかけてきた。
「香澄!!今日この後空いてる?」
「え、うん。別に何もないけど?」
「今日、柚月先輩が一緒にアイス食べに行こうって!」
「ほんとですかっ?!」
「うん。ただし、おごりはしないぞ!」
「あはは、わかってます!!」
やったあ!柚月先輩と優実とアイスか・・・。楽しみだな・・・。
「さて、そうと決まれば・・・行くよ!2人とも!!」
「はーい!」
「えぇ・・・ちょっと待ってくださいよ!」
「校門で待ってる!」
あーあ・・・完全置いてけぼり食らった・・・。
あたしは急いで着替えを済ませ、カバンに荷物をつめて、慌てて2人の待つ校門へ走った。
カバンについているかわいいピンクのウサギは、あたしが走るのにあわせて、ゆらゆらとゆれていた。
- Re: 手を、繋ごう。 ( No.33 )
- 日時: 2010/12/04 18:39
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>No.15
「よいしょ・・・っと」
あたしはアイス屋さんのいすに深く腰を下ろした。
お気に入りのバニラアイスは輝いてるように見えた。
「おいしそー!いただきます!!」
3人でほぼ同時に一口スプーンですくって、ほぼ同時に口に運んだ。
「「「おいしいっ!!」」」
みごとにハモったからすごく笑えた。
「あのさぁ・・・優実には前に言ったじゃん?あのこと・・・」
「あのこと・・・?あぁ!はい!!あのことですねっ!」
柚月先輩と優実はなにか隠し事をしてるらしい。
「えぇ〜、何ですか“あのこと”って」
「教えますか?」
「うーん・・・じゃあ自分で言うよ」
柚月先輩はアイスをおいしそうにほおばりながら話し始めた。
「香澄、あたしの好きな人、当ててみて?」
「え・・・いるんですか?」
初耳だよっ!でも、この流れなら教えてくれるっぽい!!
「うん。しかも剣道部!」
「ええええ?!まじですか?・・・えーとねぇ」
いつもの感じからいくとやっぱり・・・・・・
「悠真先輩!!!」
「あははっ!優実とおんなじこと言ってるね!」
「でもあたしホントにそうだと思ってたんですもん」
あれ・・・?反応的にあってないっぽい。
だったら、部長&副部長で仲がいいから
「野山部長ですか?」
「間違え方優実まったく同じじゃん!どんだけあたし勘違いされ安いんだよ!!」
「そんな感じしますもーん」
優実が口を尖らせた。
え・・・これもはずれって・・・。
そうしたら・・・でもまさか・・・・・・
違うよね?
「まさか・・・大田先輩、ですか?」
「・・・・・・・・・」
はは・・・さすがに、違うよね。
それより、あたしの願いは“違ってほしい”
「・・・えへへ、バレたか」
願いは、届かなかった。
- Re: 手を、繋ごう。 ( No.34 )
- 日時: 2010/12/04 19:14
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>No.16
あたしはすごい絶望を感じた。
ライバルが柚月先輩だなんて・・・。
「へ、へぇ・・・そうだったんですか・・・意外です」
無理に作り笑い。
でも作り笑いはあたしの得意技。ずっとそうだった。
だからきっとバレてないよね。
「だよねー。やっぱあたしと幸助じゃ釣り合わないよねー」
「そ、そんなことないです!!」
だって本当にそんなことないもん。
柚月先輩は目はパッチリだし肌白いし、背はちょっと低くてかわいらしい。
・・・釣り合わないわけがないよ。
「あたしもびっくりしたんだよ!まさか大田先輩とは・・・」
「こら!優実!!」
「えへへ」
あたしは優実に合わせてただ笑うことしかできない。
「実はさ、最近香澄幸助と仲よかったじゃん?」
「え・・・仲いいなんてそんなことないです」
「うそだー!!」
横から優実の声がしたけど、柚月先輩が次になんていうのか気になってあまり耳に入らなかった。
「だからさ、ちょっと嫉妬しちゃった」
「え・・・・・・」
「でも香澄は幸助のこと別に好きじゃないんでしょ?」
あ・・・・・・。
そうだ。あの時とっさについちゃったウソ。
『違いますよっっ!!』
あのときの自分が言ったセリフが耳の中でこだました。
「だからちょっとほっとしたんだ」
「あ・・・なんかごめんなさい」
なんで謝ってるんだろう、あたし。
「ううん。別にだいじょぶ。幸助も楽しそうだったの、事実だし」
どうしよう、涙が出そう。
この空間にいることが苦しすぎる。
自分が水槽からすくいあげられ、水に入れてもらえない金魚みたい。
早くここからいなくなりたいけどそれはできない。
それにここからいなくなったって、何も変わらない。
「がんばってください!柚月先輩!応援してますから」
優実の言葉が胸に刺さる。
もしも、優実にだけでも本当のことを言えていたら・・・きっと状況は違った。
「がんばってください!!」
あわてて優実にあわせ、柚月先輩にエールを送った。
今は、ただ、それしか言えなかった。
「ありがとね、2人とも」
作り笑いは・・・あたしの得意技。
・・・だけど、だけど、心の中は悲しみで満たされていた。
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