コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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 手を、繋ごう。
日時: 2010/11/30 22:11
名前: なまくら将汰 (ID: /gSTfiqf)

はじめまして!!"なまくら将汰"です(^o^)
初小説です。よろしくお願いします。
(途中でトリップ変更してます)

のぞいて下さってありがとうございます。
コメント・アドバイス(←特に!!)頂けたらうれしいです\(^o^)/

更新は不定期になるかもしれないですけど
のんびりお付き合い、お願いします(´ω`*)

-○○side-と特に表記されて無い場合は
ヒロインの香澄sideになっています!!

\登場人物紹介/ >>17

\お客様/
*みっきさん *PEACH FLOWERさん

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Re:  手を、繋ごう。 ( No.15 )
日時: 2010/11/17 19:52
名前: みっき ◆5RRtZawAKg (ID: C.wu5m6D)

王子...乙男...

めっちゃ気になるぅ☆

Re:  手を、繋ごう。 ( No.16 )
日時: 2010/11/20 20:20
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

>>みっきさん
実は大田先輩のモデルがいるんですよ!!
まあその人を美化した感じですけど・・・←


[>No.9

結局、大田先輩は相手の猛攻を防ぐことしかできなくて、時間になってしまった。

「勝負ありっ!!!」

そしてその試合の後、3年生の先輩も立て続けに負けてしまい、決勝トーナメントへは進むことができなかった。

悔しさからか、3年生の先輩と大田先輩は応援席に上がってこない。

「大田先輩・・・・・・」

でも、声をかけられるわけもなく応援席からただその姿を見つめていた。

そして決勝トーナメントが始まる。

「ねえ!香澄っ!!」
「はい?」

突然柚月先輩に試合会場から呼ばれた。
ちょっとあせってるみたい・・・どうしたんだろう?

「赤いタスキ、応援席に忘れちゃったから持ってきて!!!」
「あ、はい!!」

確かに赤いタスキが救急箱の近くにポツンと置いてあった。
試合はすぐだから急がなきゃ・・・!

バタバタと試合会場へ走る。

「あ、香澄!こっちこっち!!」
「柚月先輩!」

よかった・・・なんとか渡せた・・・。

ふいに試合会場の隅で体育座りをしている大田先輩が目に入った。

・・・どうしよう。何か声をかけたほうがいいのかな?

「そうそう香澄。3年の先輩はもう行ったけど、幸助、全然応援席行こうとしないからついでに連れてって。」
「え・・・」

よくみると大田先輩の周りにいた3年生の先輩は誰もいなかった。

「あ・・・はい!」

ちょっとキッカケができてよかった。
柚月先輩感謝です!!

Re:  手を、繋ごう。 ( No.17 )
日時: 2010/12/04 18:59
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)

こんなところで・・・・・・
\登場人物紹介/
[>志村 香澄(しむら かすみ)
高校1年生。
幸助に一目惚れし、剣道部に入部。
意外とモテるが、同学年の男子は友達止まりなので同学年に興味なし。

[>大田 幸助(おおた こうすけ)
高校2年生。
剣道部員で王子様フェイス。スポーツ、勉強ともにかなり高い能力を持っている。基本優しい。剣道部2年男子のエース。無論モテる。

[>三河 悠真(みかわ ゆうま)
高校2年生。
剣道部員でちょっと目つきが悪いがモテる。勉強、運動ともに能力は高いが、いつも幸助に負けて2位止まり。多少ライバル視。

[>秋野 優実(あきの ゆうみ)
高校1年生。
香澄の親友で、飽きっぽい。天然っぽいけど実は勉強・運動がかなりできる。

[>望月 柚月(もちづき ゆづき)
高校2年生。
剣道部たった1人の2年女子部員。かなり剣道が強く、その実力は3年生をも倒すほど。実は幸助に・・・・・・?

[>本日 美雪(もとひ みゆき)
高校1年生。
成績は学年トップクラス。バレエを習いながらも剣道部に入部。イケメン好きで悠真狙い。香澄をライバル視しているが・・・・・・?


メインキャラは以上です(^o^)

Re:  手を、繋ごう。 ( No.18 )
日時: 2010/11/22 17:44
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)

[>No.10

あたしはゆっくり、ゆっくり、大田先輩に近づく。
大田先輩はうつむいたままだった。

「・・・・・・いいのかな?」

確かに声かけたいけどああいうときって1人でいたいってこともあるしなあ・・・。

「し、むら?」

ふいに大田先輩が顔を上げた。

「あ、先輩・・・大丈夫ですか?」
「・・・ん」

目をごしごしこすってるから、もしかしたら泣いてたのかな?

「柚月先輩がそろそろ上に上がったらって言ってましたよ?」
「・・・やだ」

やだって・・・なんか小さい子みたいだな。
でも、泣いてたみたいだし、1人でいたいよね・・・。

「あたし邪魔ですよね、先に上いってます」
「・・・やだ」

え・・・・・・・・・

「ココ座ってて」

ぽんぽんと自分の隣の床をたたく大田先輩。
とりあえずそこに座る。

・・・って!ええええええええええ!!!!!
こんなんアリ?いきなりこれはやばいよ!

心臓は周りの音が聞こえないくらい大きな音を立てていた。

「・・・やっぱりオレ、かっこわるかったっしょ?」

意地悪っぽく言う大田先輩。
・・・やっぱり目が赤い。

でも、かっこわるかったなんて、そんなこと・・・

「そんなことないです」
「え・・・」

体育座りをして、ひざの間に顔をうずめながらなんとか言ったひとこと。
・・・確かに負けたかもしれないけど、いつもの稽古以上に大田先輩はかっこよかったんだ。

「さんきゅーな」
「いえ・・・」

なんかくすぐったい気分。
こんなに好きな先輩と並んで座って、2人きりでしゃべってるなんて。
きっと今のあたしの顔はりんごみたいに真っ赤なんだろうなあ・・・。

Re:  手を、繋ごう。 ( No.19 )
日時: 2010/11/22 18:06
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)

[>No.11

「志村って優しいよな」

急に大田先輩の口からこぼれた言葉。
こんなに近くにいて、こんな言葉かけられるなんてっ・・・・・・かなり焦る・・・。

「そんなことないですよ」
「はあ?そんなこと大アリだしな」

ちょっとむっとした大田先輩は大会会場の大きな窓を見ていった。

「試合始まる前も声かけてくれたじゃん?あれ、すっげえ嬉しかった」

あの、今あたしのほうが嬉しいんですけどおお!!
と、内心叫んだけど、あのときも焦ってて美雪ちゃんと同じセリフ言っただけ・・・。

「美雪ちゃんと同じこと言っちゃってダサいなあって自分では思ったんですけどね」

とりあえず笑ってごまかしてみる。

「んー、確かに言ったことは同じだったよな」
「ですよねぇ」

大田先輩はすんごい遠い目をして・・・それから・・・・・・

ふっとすごく優しく微笑んだ。

“どきっ”

思いっきり大きな音。
今まで見たことないとびっきりの笑み。こんなの見れたって、幸せすぎる・・・っ!!

「おい、志村!聞いてたの?」
「あっいや・・・その・・・スンマセン・・・」

我に返ってみると怒った太田先輩の顔。この顔も嫌いじゃないけどね。

「だから、志村の言葉のほうがあったかかったよ」
「・・・・・・・・・////」

だあああ!!なんでこんなにかっこいいことしゃべれるんだよお!反則だあ・・・・・・。

「あ、ありがとうございます」
「別に。オレは思ったこといっただけだよ」

最初に顔をあげたときとはぜんぜん違って、本当にニコニコ笑ってくれるから、あたしは心底ホッとした。


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