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未来探偵始めました。【題名変更しました】
日時: 2011/12/30 18:42
名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: tkV8RM03)

こんにちは、ゆんです。
こりずに新しい小説です。

 よんでやるぜ! な人、大歓迎です。
 荒らしてやるぜ! な人はNO歓迎です。

暇なときに、ちょっと読んでやろう・・・ぐらいの感覚で読んでいただければ嬉しいです。

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Re: 過去と未来 ( No.43 )
日時: 2011/08/12 14:31
名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: FMKR4.uV)

「今から」
 当然のようにあっさりと言われた。
「え。・・・と?もっかい言って?いつ行くって?」
「今からよ。めんどくさいなあ、何回も言わせないでよ」

ちょっとまって、めんどくさいとかそーゆー問題じゃない気がする。
だって今からって・・・は?

「何で今?・・・来週とかじゃなく?」
「はあ・・・今よ。今じゃなきゃいけないの」
「どうして」

ララは、思いっきり大きくため息をついた。
人の目の前でため息つくなっつーの!

仕方がないといわんばかりの表情で、でもちゃんと説明してくれた。

「時間の歪みは、簡単に発生するものじゃないのよ。こちら側ではね。
宇宙の井戸の中には、いつも時間の歪みがある。けれど地球では、いつでもあるわけじゃない」
「じゃあ、今その歪みが発生してるのか」
「そういうこと」

けれど、どうしてだ?
簡単に発生するはずのない歪み。それが、こうもタイミングよく・・・。
偶然にしては出来すぎていないか・・・?

「さすがね」
「うわ、読んだな?」
「うん」

忘れていたが、ララは人の心が読めるんだった。

「そういう疑問を自分で考えて解決しようとするのがこの時代の人たちのいいところよね」
「そっか。宇宙では、機械に頼ってるんだったな」

だからわざわざ、この時代の人間の俺に頼みごとをしにきた・・・。

「時間の歪みの話だけど・・・偶然じゃないわよ」
「そうなのか」
「今回の場合は私がいるから。私が時間を歪ませてこっちに来てるから、その影響で」
「じゃあ、お前がこっちにいる間は大丈夫なんじゃねえの?」
「それがダメなのよね。詳しいことは私にも良く分からないけれど・・・」

ふーん、なんか難しいな・・・。

「まあいいや。とりあえず1つ聞かせてくれ」
「何よ」
「滞在期間のことだ」

Re: 過去と未来 ( No.44 )
日時: 2011/10/09 18:59
名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: lxWybX4m)

「滞在期間のことだ」
簡単に未来に行くといっても、いろいろ準備もあるだろうし・・・
「別に、何日でも」
「・・・え?」
ララは、淡々と話を続けた。
「何日だっていたらいいじゃない」
「え、いや・・そんな簡単に」
こっちに影響はないんだろうか。

「ないわよ」
あっさりと言われた。というか、またよまれた。
「向こうから帰るとき、時間を少し戻せばいいわ」
「・・・なんと?」
「未来から帰るときに時間を少し巻き戻して、未来に出発した日に帰ればいいじゃない」
「そんなことが出来るのか?!」

Re: 過去と未来 ( No.45 )
日時: 2011/10/10 13:43
名前: 星月 光 (ID: 1mSnKNAi)


面白いです!!
更新待ってます!!

Re: 過去と未来 ( No.46 )
日時: 2011/10/31 19:42
名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: HK6OImIM)

星月 光 様

コメありがとうございます!
嬉しいです。
元気が出たので、がんばりますぜ!

Re: 過去と未来 ( No.47 )
日時: 2011/10/31 22:07
名前: ゆん ◆dRWN/0OSEs (ID: HK6OImIM)

「そんなことが出来るのか!?」
思わず大声を上げてしまった。
ララは、両手で耳をふさぐような仕草をして、うるさい、とアピール。
「あ、悪い・・・」
素直に謝ったのが良かったのか、特に気を悪くしたようでもなかった。

「最初に言ったわよね。未来と過去を行き来するには、時間を捻じ曲げる、って」
「ん・・・ああ」

本当に最初だな。ちょっと考えちゃったぜ・・・。

「まあ、その捻じ曲げるときに、ちょっといじって・・・ね?」
いや、「ね?」って言われても!
俺は何も知らねぇもの!!
急にふられてビックリしちゃったよ!!

「よく分からんが、とにかく可能なんだな?」
「ええ」

ま、それなら多少長く未来にいても大丈夫だな。

安心する俺を見たララは、ゆっくり立ちあがった。
「?・・・どうした」
「時間がないわ」
「は?」
「時間の歪みよ!早く行かなきゃ、消えちゃう!!」
「あ」

言われて思い出した。
こっちでは、時間の歪みはいつもあるわけじゃないんだよな・・・。
よし、心の準備を・・・

「今更心の準備なんておっそい!!」
「えっ」
「ほら、早く!」

言うが早いか、ララは強引に俺の腕を引っ張った。
そしてそのまま玄関まで引きずられた。

「あああああ、ちょっと待て!鍵!」
「鍵ぃ?!」
「ドロボー入ったらイヤだろーが」

カチャ

よっしゃ、OK!
「おわった?なら走りなさい!」
そう叫んだララは、もう随分遠くにいた。


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