コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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私とイケメン五人組♪
日時: 2013/02/22 05:30
名前: 葵 (ID: 3Em.n4Yo)

こんにちは葵です!

まだまだ未熟ものですが読んでもらえるとうれしいです。

私は「ナイトクラスお世話係」も書いています。(人気無いですが泣)

 ※注意

荒しにはこないこと

だけです。


よろしくお願いします!   

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Re: 私とイケメン五人 ( No.128 )
日時: 2013/05/29 05:58
名前: 葵 (ID: dCFCK11c)

「私、教室に忘れ物したからとってくるね」
私は、国語のノートが無いのに気が付いた。
「ここで待ってるから」
「ありがとう」
私は、そう言うと図書室から飛び出した。


「あれー無いな」
自分の机の中には、国語のノートが入ってなかった。 
「みんな待たせてるし、行こう」
私は、諦めて教室を出た。


私は図書室まで走っていた。
「急がないと・・・あれ?」
走っている途中、空き教室に私のノートが落ちていた。
「何でだろう」
ここの教室には入ったこと無いのに・・
「失礼しまっ!」
私は教室に入った途端、ジリジリという音とともに倒れこんだ。
「・・・・」
近くで立っている少女はニッコリと笑っていた。

Re: 私とイケメン五人 ( No.129 )
日時: 2013/05/31 05:33
名前: 葵 (ID: dCFCK11c)

2話 君の元へ

雅side
「あいつ、遅くね?」
和弥がケータイをいじりながら聞く。時計を見ると長い針が5をさしている。
「僕、探してくるよ」
僕は図書室から出た。

「あれ?いると思ったのに」
彼女は教室には、いなかった。彼女はノートを取りに行ったのに・・・
「・・・・チッ」
何か嫌な予感がする・・・・

Re: 私とイケメン五人組♪ ( No.130 )
日時: 2013/06/01 14:54
名前: 葵 (ID: dCFCK11c)

雅side

僕はすぐに要に電話をした。
『もしもし、どうした』
1コールで要は出た。
「大変だ!唯ちゃんが教室にいない!!」
『・・・・落ち着け・・・お前らしくねぇぞ』
要が落ち着いた声で話す。・・・・僕らしくない、か。
「ごめん、取り乱した」
要は『ああ』と言って黙ってしまった。
『お前は近くの教室をくまなく探してくれ』
「わかった」
ピッと音とともに僕は走り出した。

「ここも違う・・・・」
唯ちゃんの教室の近くの教室をくまなく探したが・・・
「どこにもいない」
唯ちゃんはどこにいるんだ!また、同じことが繰り返されるのか?
「・・・・・・」
過去の記憶が頭をよぎる。

『ごめんね、雅君・・・』
《やめろ!!やめるんだ!!》
『・・・バイバイ』
《美香!!》

思い出すだけで、体が震える。
「ゆ、唯ちゃんを探さないと・・・」
また、歩き始めると・・
〈誰か、助けて!!〉
と唯ちゃんの声が聞こえた。聞こえた場所は・・・
「音楽室・・・・・・」
僕は過去から逃げるように、走り出した。


唯side
「ん・・・」
目を開けると、そこには女数人がこちらを見て、笑っている。手と足を縛り付けられている私を見て笑っているのだろう。
「お目覚めですか〜」
女の1人が、語尾をのばしながら話しかける。
「ここは?」
私は彼女らを見上げながら問う。
「音楽室でーす♪そして・・・」
「・・・・そして?・・・・」
彼女らは私に一歩ずつ近づいてくる。・・・いやな予感がする。
「あなたが泣き叫ぶ場所よ♪」
彼女はそういって、パチンと指を鳴らす。すると音楽室の奥から男が3人出てきた。
「へー、かわいいじゃん」
男の1人がそう言った。
「彼女が泣き叫ぶくらいにヨロシク♪」
そう言うと、彼女らは窓から飛び降りた。と言ってもひっもが吊らされていて、落ちることは無かった。
「・・・」
彼女らがいなくなって、ここには私と男3人だけしか残っていない。
「どうするーー」
「んーー最初はあいつらの言うとおりに殴りますか?」
「それは最後でよくね?」
「だな」
彼らは、私のほうを振り向き、微笑んだ。
「楽しい時間の始まりだよ」
「い、いや」
「大丈夫、痛くしないから」
怖い、怖い
「ね?」
男の1人が私の肩に触れた。
「誰か、助けて!!」
「ウルセェーー誰も助けになんかこねえよ!!」
男はそういうと、私を殴った。頬がジリジリと痛い。
「言うことを聞いてくれたら、乱暴にしなかったが・・・・」
「・・・・っつ!!」
男はそう言うと、腕を振り上げた。

《バン!!!》
音楽室の扉が開き、男の動きが止まる。
「・・・・・」
扉を開いたのは、雅だった。
「唯ちゃんに、手を出したのか?」
いつもの声より低い声が、図書室を響かせる。
「少しだけだよ〜」
男がそう言うと、彼が私の近くにいた男を蹴り上げる。
「いってーじゃねーか!!」
蹴り上げられた男は怒りながら、雅に殴りかかる。雅はそれをかわし、男の腹を殴った。
「た、助け・・・」
男がそう言った。
「逃がさねぇぞ」
雅はそう言って、また、殴りかかった。
「やめて!!」
「・・・・っ!!」
私は、叫んだ。
「ど、どうして止めるんだ!!傷ついたのは唯ちゃんじゃないか!!」
「だって!!」
男3人はもういない。もう追いつけない。それでいい。
「だって!!雅には傷ついて欲しくない!!」
私は涙を流しながら叫ぶ。
「ぼ、僕は、」
「相手を傷つけたら、自分のことを責めるんでしょう!!?雅はそういう性格だから・・・」
花見のときもそう、男を殴った後、彼のメガネの奥がくもっていた。
「あなたは、いつもメガネの奥を見せてくれない・・・私のこと、信じてくれてないの?」
私は俯きながら、本音を言った。すると彼は、私を縛っていた紐を解くと・・・
「僕、唯ちゃんの事信じてたのになぁーー」
いつもの笑顔を見せてくれた。
「僕の過去を教えるよ」
彼は微笑んだが、
「聞いても嫌いにならない?」
すぐに幼い子供のような顔を見せる。私は彼を抱きしめて・・・・
「大丈夫、嫌いにならないよ?」
「うん・・・」
彼から離れると、彼は、真剣な顔で私を見つめる。
「僕が、中1のときだった・・・・」
私に過去を語り始めた・・・・

Re: 私とイケメン五人組♪ ( No.131 )
日時: 2013/06/09 17:11
名前: 葵 (ID: dCFCK11c)



それがカケガエノナイものだとしても_____
 失ったものは戻らない_____
  時も戻せない______
   

             戻せたとしても

          同じことをくりかえすだけ

Re: 私とイケメン五人組♪ ( No.132 )
日時: 2013/06/15 17:34
名前: 葵 (ID: dCFCK11c)

雅side〜中学時代の雅〜

桜が舞う季節___

「・・・・」
僕は鏡の前で格闘中・・
初めて着た制服は僕より大きめで、何かしっくりこない。
「みやび−ん」
何十分も鏡と睨みっこしてると家の外から、おなじみの声が聞こえる。
「え、もう時間!!朝ごはん食べてないよ!!!行って来ます!!」
「雅、ご飯いいの?」
「いらない!!!」
大急ぎでバッグを取り、階段を降り、玄関で学校指定の靴を履いてると母さんがおたまを持ち、台所から顔を出した。
「いらないって・・・・パン咥えながらいきなさい」
「わはっははーーー(わかったーーー)」
無理やりパンを咥えられた僕は、家の前の壁に寄り掛っている見知った男の前に立った。
「何咥えてんの、みやびーん」
「ん、ごくん、変な言い方すんな、寿」
「変な言い方はしてませんよ?」
「そうだとしても!!お前が言うと変な感じに聞こえるんだよ!」
僕の前にいるのは端柴寿。飄々としてて掴みにくい。いわゆるチャラ男で、たくさんの女に手をつけているが、女が本気になると女を捨てる男だ。他の奴らは最低だと言うが僕はそう思わない。だって女のほうが勝手に好きになっただけなのだ。相手からいつも近寄ってきて仕方なく付き合っているだけなのに・・・・・僕は世間が嫌いだ。
「どうした?」
「いや、なんでもない・・・」
僕がそう言うと、彼は目を細める。・・・・信用してないな・・・
僕らは数秒間目を放さなかった。どちらともなく目を放すと、満開の桜が目に映った。
「きれいだな・・・」
「ああ・・・」
僕らは近くにある公園に咲いていた桜を見つけた。
「ん?誰かいるぞ?」
よく見ると、桜を眺める人影が見えた。
「女か?あの制服はうちらが通う学校のか?」
「だな・・・」


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