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空へと消える恋
日時: 2014/01/06 19:38
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

初めまして。ユウです。

空へと消える恋
井雲高校(いぐも高校)に通う16歳の少女、内宮優奈(うちみや ゆうな)。1歳年上の幼なじみ宮島昴(みやじま すばる)。2人は仲がとても良かった。
だけど、高校の入学式の前に訪れた屋上で出会った少年、近藤景(こんどう けい)。彼は悲しそうな眼をしていて優奈はどうしても気になってしまう。 

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Re: 空へと消える恋 ( No.23 )
日時: 2013/10/14 22:36
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

『わたしね・・・、・・・君が大好き!』

 あの言葉・・・。私が言ってた・・・。そういえば昨日の昼も同じような夢・・見たな・・・。
 優奈はうつむきながら考えていた。夢の中の人物。

「なあ。あいつとなんかあった?」
「・・・。」
「おい!」
「あ!な・・なに?」
「あいつとなんかあった?」

 質問の意味が分からなかった。いまの優奈は「あいつ」といわれると夢のなかの男の子を思い出すから・・・・。

「あいつって・・・。」
「近藤景。」

 景・・・・。その名前は聞きたくなかった。ああ、と軽く反応し何もないよ。と笑顔で言った。
 けど、昴はわかっていた。景との間に何かがあったことを。あのことを優奈が思い出しかけていることを。








「ねえ。お父さん・・・・。」
「ん?何だい?」
「あの・・・さ・・。私が・・・幼いころ・・・・仲が良かった男の子・・・・いなかった?」

 思い切って親に聞いた。母が1番知っていると思ったけど、まだ仕事から戻っていない。
 父は驚いた表情で優奈を見ていた。

「昴君かい・・・?」
「違う。昴以外で・・・・。」
「・・・・いたよ。でもね、ずっと前に・・・亡くなったんだ。」
「・・・・・・・・え?」

 亡くなった。その言葉を理解するのに2分はかかったであろう。

「そのこの・・・・名前・・・知ってる・・・・?」

 やっとの思いで出てきたのはその一言だけ。本当は聞くのが怖かった。怖くてたまらなかった。でも、現実から目をそらしたくなかった。

「名前は確か・・・・けいくん・・・・・だったかな・・・。」
「け・・・い・・・・?」

——————ドクンッ

 心臓が飛び出しそうになった。胸が苦しかった。体が重たくなった。どんどん意識が遠くなっていく。
 最後に聞こえたのは父の声じゃなく、彼の声だった・・・・。

『僕も大好きだよ。』

Re: 空へと消える恋 ( No.24 )
日時: 2013/10/14 22:56
名前: 美玉 (ID: 7SQO2dT8)

うにょー!?
変な声出た…!
けいって……あの景かい!?
一回死んでるの!?
幽霊!?
それとも、けいのかわりに景が優奈を探してるとか!?
!?が多かったね……
ていうか、アドバイスする必要ないよね。
私より上手いし!!
あ、気づいたことがあったら言うからね(*^_^*)

Re: 空へと消える恋 ( No.25 )
日時: 2013/10/14 23:04
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

う・・・うにょー?

景とけいについては後々( *´艸`)

一応幽霊じゃないよ・・・・(多分)←え!?
入学したばかりでも席がありますし、先生も名前を読んでますからwwww

まだまだ下手だから何か気づいたらアドバイスしてね!!
1度悲しい経験しているから(ノД`)・゜・。

誰もコメントしてくれないというのが2スレで・・・。
1つは削除。もう1つは残っているけど全然コメが無い。あったのは1回だけ・・・・。
うわぁぁぁぁぁぁあああん(ノД`)・゜・。

Re: 空へと消える恋 ( No.26 )
日時: 2013/10/14 23:39
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

SIDE:優奈

 そうだ・・・思い出した・・・。ずっと前・・・私が小さかった時・・・・初恋の男の子がいた。引っ越したばかりで友達のいなかった私の初めての友達。

『わたし優奈。あなたのお名前は?』
『ぼくは・・・けい・・・。』

 あの大好きだった曲・・・。あれはけいくんのお母さんの曲だった・・・・。
 私が彼を忘れていた理由・・・わかったよ・・・・。
 けいくん・・・・・。あなたが死んだのは・・・・私のせいだったんだね・・・・。だから思い出したくなかったんだね・・・・。
 ごめんね・・・。ごめんね・・・けいくん・・・・。









「あなた!!」
「佑香・・・・。」

 父からの連絡を受けて、あわてて帰ってきた母。その後ろには昴もいた。

「おじさん、何があったんですか!?」
「・・・・思い出したようだ。忘れていた・・・・記憶を・・・。」

 優奈を部屋のベッドに寝かせ父と母、昴は1階へ降りた。ソファーに座りうつむいている。

「昴君。もう遅い・・・。家に帰りなさい・・・。」
「でも・・・!!」
「大丈夫だ。後はわたしたちが何とかしよう。」

 何とかする・・・・・それは事実を話すこと・・・・・。
 それは今までためらってきたこと。昴も知っている失われていた記憶。








「約束・・・か・・・。俺は何を寝ぼけているんだろうな・・・。」

 制服の上から指輪の通ったチェーンをだしている。

「いつまでも・・・過去を引きずるわけにはいかないよな・・・・。」
「そうかしら?」

 景の後ろには都がいた。

「明日から私もあなたと同じクラスに入るわ。明日・・・お昼休みに屋上に来てくれるかしら?」
「俺がどう返事しても諦めねーんだろ?」
「当然。」

 敵対する虎と龍のように睨んだ目で微笑みあう2人。
 都の中指には指輪がはまっていた。景のと同じ銀のシンプルな指輪が・・・。

Re: 空へと消える恋 ( No.27 )
日時: 2013/10/14 23:51
名前: 美玉 (ID: 7SQO2dT8)

指輪……
景と都、どういう関係なのだろう……(>_<)
都は結構過激(?)だね。
最初会ったとき、作ったナイフを優奈の首に突きつけたし。(^_^;)


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