コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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空へと消える恋
日時: 2014/01/06 19:38
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

初めまして。ユウです。

空へと消える恋
井雲高校(いぐも高校)に通う16歳の少女、内宮優奈(うちみや ゆうな)。1歳年上の幼なじみ宮島昴(みやじま すばる)。2人は仲がとても良かった。
だけど、高校の入学式の前に訪れた屋上で出会った少年、近藤景(こんどう けい)。彼は悲しそうな眼をしていて優奈はどうしても気になってしまう。 

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Re: 空へと消える恋 ( No.8 )
日時: 2013/09/24 22:28
名前: あちこ (ID: mnvJJNll)

こんちは\(^o^)/
タメでいいんですか?じゃ、遠慮なく(笑)

ゆうさんの小説めっちゃおもろいよ!!
だからそっこーコメしにきたもん!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
自信持って頑張ってー( ´ ▽ ` )ノ
私とかもう小説かくの下手すぎて、、、、羨ましいわ(−_−;)笑
またひまんときにアドバイスくれたら嬉しい(^^)(^^)www

このあとの展開も楽しみにしてるね\(^o^)/
あちこ的には昴くんがヤキモチ焼くとことかみたいなー(笑)

Re: 空へと消える恋 ( No.9 )
日時: 2013/09/29 10:17
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

あちこさん

コメントありがとうございます。

自信持ってと言われると嬉しいです!私本当に文才がないんですよ。
分かりにくいところがあったら聞いてください。

誰かがヤキモチやくのって面白いですよね。

Re: 空へと消える恋 ( No.10 )
日時: 2013/09/28 22:50
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

「ただいま。」

 家に帰るなりリビングのソファーにダイブした。鞄をテーブルの上に置いて。

『迷惑なんだ。お前がいると。』

 景に言われた言葉がよみがえる。
 私・・・・いけないことしたのかな・・・?
 あれからずっと考えていた。でも、景がなぜ怒っているのかが分からない。ただ、胸が痛くなった。今までにないほど、痛く・・・。

「迷惑・・・か。どうして・・・?け・・・・い・・・・。」

 優奈の意識が薄れていく。何の音も聞こえなくなっていく。景のことを頭に浮かべて・・・・・。





『わたし。大きくなったら・・・・のおよめさんになる!!』
『ほんと!?約束だよ!!』

 誰・・・・?小さいころの私と居るのは・・・・。昴?違う。優奈の目の前には少女と少年。1人は優奈。でももう1人が誰か思い出せなかった。優奈の頭に浮かんだのは・・・・・知らない人だった。顔は思い出せない。わかるのは黒い髪。優しい声・・・・。
 あなたは・・・・誰・・・・・?違う。誰か知ってる。記憶の奥にしまい込んだ・・・・・。
 気づけば涙を流していた。心の奥で、やっと会えた・・・・。そう思えた。

Re: 空へと消える恋 ( No.11 )
日時: 2013/09/29 10:46
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

 ゆっくりと目を開ける。ぼやけていた視界がもとに戻る。普通なら天井が見えるはずだが、優奈の視界に入っていたのは。

「何してんの。昴。」
「別に。ちょっくらお邪魔しただけ。」
「不法侵入で警察に電話してもいいんだよ?」

 それは勘弁と言わんばかりに苦笑していた。優奈は起き上がり台所に向かう。昴は優奈が寝ていたソファーに座る。

「紅茶?コーヒー?ヨーグルト?」
「じゃこうちゃ・・・・って何でヨーグルト!?飲み物じゃないよね!?」
「気分。」
「マイペース過ぎないですかね。」

 そんな話をしているうちに紅茶を持ってきて昴の前に置いた。迎えのソファーに座りコーヒーを飲んだ。

「何でコーヒー飲むの?」
「好きだから。」
「いつからさ。」
「〜。小3?」
「体悪くするぞ。」

 いいの。いいの。と笑いもう1口コーヒーを飲む。コーヒーを飲むときはおとなしいのにな。と思いつつ紅茶を飲む。

「やっぱり優奈の紅茶はおいしいな。」
「でしょ?小さいころから作ってんだもん。お母さんにも負けないよ。」

 優奈の母は近所にあるカフェで働いている。友達が作ったんだけど全然従業員がいないということで接客をし、ほとんど家にいない。だからずっと優奈が家事をこなしてきた。そんな苦労を最も知るのが昴だった。

「ねえ。私たちっていつから仲良くなったっけ?最初は昴、私のことを無視していたのにね(笑)」
「あ〜。確かあんときは女が嫌いで人間関係も嫌いだった。でも、お前に助けられてから心を開くようになったんだ。」
「・・・・・・うそくさ。」
「ホントだよ。ホントですから。」

 いつも一緒にいた。幼稚園のころからずっと。昴以外男の人をあまりよく思ったことはなかった。でも、無性に気になる男子。
 優奈はまだ知らない。心の奥にしまい込んだ気持ちと。しまい込んでしまった記憶を。 

 

Re: 空へと消える恋 ( No.12 )
日時: 2013/09/29 19:53
名前: ユウ (ID: viAVUXrt)

「ただいま。」
「お父さん!お帰りなさい。」

 優奈はお父さん———内宮秦(うちみや しん)の鞄を受け取り、スーツのジャケットも受け取った。母の帰りはいつも22時をまわる。だから優奈が代わりにしている。

「学校はどうだったんだ?」
「面白いよ。って言ってもまだ1日しか言ってないけど・・・・。」
「いいじゃないか。楽しいんならそれで。」

 まあね。と軽く笑い、用意していたカレーを温めはじめた。冷蔵庫からビールを取り出す。

「気が利くな。」
「いつものことでしょ。はい。」
「ありがとう。」
「じゃ、お風呂入ってくるから。」

 エプロンをソファーにかけ、長い髪を頭の上でお団子結びする。優奈がリビングを出た後、呟いた。

「ホントに・・・・お前たちは似ているな・・・・。春(はる)。」

 優奈たちには秘密があった。本人はしらない、悲しい秘密。優奈のお母さんとお父さん、近所で仲のいい人しか知らない。





 優奈はお風呂に浸かって口元までお湯の中に入れて考えていた。もちろん景のこと。初めて会ったときに思ったこと。景を知っていると思ったこと。景の悲しい瞳のこと。

「なんだろ。景くんと同じくらいに気になる。」

 あの夢の人物のこと。どうしても思い出せなかった。昴が帰ってお父さんが帰ってくるまでアルバムを見ていた。幼稚園の時の。でもあの少年は居なかった。
 見たこともない人が夢に出るのはありえないはず。それなのにどの写真にも少年は写っていない。覚えがない。
 そんなことを考えながら髪を洗う。すばやく洗い、部屋に行く。ドアを開けたら案の定昴がいた。

「よう。」
「・・・・・・・・・・。」

 笑顔で言う昴とは対照的に優奈は固まっている。今の姿はタオルを上半身に巻いて、下にショートパンツをはいただけだった。

「へ・・・へ・・・変態———————!!!!!!!!」

 優奈の叫び声は近所中に響き渡り、昴には優奈の空手の技———正拳突きが炸裂。気を失っているうちに服をもって洗面所で着替えてきた。

・・・・・・・・数分後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「で。今度はなに?っていうか隣だからって窓から侵入しないで!!ホントに警察に電話するわよ!?」
「だって幼馴染の特権ジャン。」

 携帯をだし何やら打ち始める。耳に当て。

「警察ですか?いま「やめなさい!!!お願いだから!!」

 携帯を奪われ、切られた。警察怒っているだろうな〜。と思いつつ笑った。こんなふうに何回電話したっけな?いい加減着信拒否されるかも(たぶんされません。)


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