コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 海と空〜中、短編集〜 (色々募集中)参照500突破感謝!!
- 日時: 2015/03/14 10:45
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
どもども、みにょです^ ^
知ってる方はきっと少ないので多分あなたも初めましてでしょうか?!
最初は長編小説でしたが、短編集に開拓しようと思います。申し訳ございません。
短編のジャンルは様々です!
恋愛だったり、人生だったり、家族だったり。ギャグとシリアスもごっちゃです。
そして更新遅いです。すいません>_<
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FeliceStoria〜幸せを見つける物語〜 (バリバリの長編)
今日も私は遠距離恋愛。 (長編ではないけど短編でもない)
ノロノロ更新ですが連載中の私の作品です!読んでくれたら嬉しいです(照)
〜お客様〜
七和様
モンブラン博士様
雨様
餃子女様
美奈様
〜目次〜
語り部>>1
【私は彩香ちゃんが嫌いだ。】 〈完結〉
1-1>>20 1-2>>21 1-3>>22
【普通の兄妹のある日の話】 〈完結〉
2-1>>25 2-2>>26 2-3>>27 2-4>>28 2-5.あとがき>>29
【高校の文化祭にて、俺は多分青春もどきを謳歌してる】 〈完結〉
3-1>>30 3-2>>31 3-3>>35
【雨上がり恋心】 〈完結〉
4-1>>36 4-2>>37 4-3>>38 4-4>>39 4-5>>41 4-6>>42 4-7>>43 4-8>>44
- Re: 海と空〜短編集〜 (なんか色々募集中)参照300突破感謝!! ( No.43 )
- 日時: 2015/01/05 14:26
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
4-7
「……は……?」
そんな腑抜けた声を出して、彼は大きな瞳をさらに大きくさせる。私はその瞳をじっと見つめた。
「……い、いんのかよぉ……!仲間だと思ったのに、裏切ったなっ?!」
しゃーっ!と猫のようなポーズを取り、彼は威嚇(?)をする。からかいか、いつものおふざけかに勘違いされてしまっただろうか。
私は本気なのに。
「真面目に聞いてよっ!」
私は彼に怒鳴った。彼は何も知らないのに、最低だ。
しかし彼は悪い……と反省したように生意気な口を閉じる。私はやってしまったと我に返って、それでも私は意地っ張りだから、目を合わせられず逸らした。
私も彼も黙ったまま。こんな気まずい空気、いままでの夏にあっただろうか。
彼と出会って、ずっと何も思わず過ごした四つの季節が、夏を待つ苦しさを持って巡った。
秋は紅葉を見ながら、彼も見ているのかな、なんて思って。
冬は雪を見ながら、彼は風邪をひいていないかな、なんて心配して。
春は桜を見ながら、彼と会える日が近づいてくる嬉しさに笑みをこぼして。
彼と会わなければ、何も思わず過ごしていたであろう日々。それが彼と出会って、彼の色に染まっていった。
これがあの、恋っていうものなら。
私は今、彼に恋をしているのだ。
「あ、あのねっ」
「お、おうっ?」
言わなきゃ。ちゃんと、彼に伝える。じゃなきゃこの恋は実らないから。
「す、好きな人ね。その人、最初に会ったときはなんだこの人って、変に思っただけだったの。
ーー…君、大丈夫?…ーー
「構わないでほしいのに、放っておいてほしいのに、私の心配ばかりしてね?」
ーー…とりあえず拭いとかないと、風邪引くぞー…ーー
「あと、お礼も言わせてくれないんだよ」
ーー…そのタオルはやるよ!じゃあな!…ーー
「でもね、今は優しい人だなって思うの。危ない時、いつも助けてくれる」
ーー…危ないっ!!…ーー
「……いつの間にか、好きになってたんだよ」
私は声が震えないように、ゆっくりと話す。一言話すたびに、彼との思い出が鮮明に流れて、その一つ一つを心にしまって。
彼はふうんとだけ言った。多分、それが自分だなんて思っていないだろう。
「そんで、ついでに言うとすっごく恋に鈍いの」
だからおまけしてやるよ。私はわざとらしく呆れて、ため息をついた。
「えぇっ、それ、気づいてもらえないじゃん」
ツッコミどころ満載の言葉。私は必死に笑いをこらえてそうだね……と返す。全く、本当に鈍いなこいつ。
「気づいてもらえなきゃ、告白しちゃえばいいだろ!告白!」
告白……
「……うん、そうだね。告白しちゃおっかなぁ」
私がそう言うと、彼はおう、と笑った。
その相手……
「あなたなんだよ?相手」
まるで、世界が終わりを迎えたみたいに静かになる。私の声を響かせるように、車も、人も、何もかもこの道を通らない。
彼はキョトン……として、数回瞬きをした。
「好きです。私は、あなたのことがずっと好きだった」
多分、次でラストです!すいません長くて……焦
- Re: 海と空〜短編集〜 (なんか色々募集中)参照300突破感謝!! ( No.44 )
- 日時: 2015/01/10 18:36
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
「好きです。私は、あなたのことがずっと好きだった」
どこかの少女漫画のような、ド派手な恋なんて望んでいない。彼に会って、一緒に笑って過ごす。そんな、ごく普通の恋でいい。
だから、それくらい叶えてよ神様。
「……うそ……でしょ……?」
手の甲を口元に添えて、彼は顔を赤くする。恥ずかしがる彼なんて珍しいというか、初めて見た。
「嘘じゃないの。本当に、好きなんだよ」
声は震えていないかな。上手く笑えているかな。ちゃんと、本当の気持ちを彼に……伝えられているかなぁ。
「……い、いつから……そんなこと……」
彼は目を逸らしながらもそんなことを聞いてきた。顔は真っ赤なままで、それさえも愛しい。
「わかんないけど、多分一目惚れかな?」
私がそう答えると、彼はよく「恥ずかしげもなく言えるな……」とさらに頬を赤く染める。耳まで真っ赤だ。
「へへ、真っ赤だね」
「うっせ」
彼はふっと顔を背けた。そんなことしたって、耳まで赤くしたら変わらないじゃないかなんて。言ったら多分怒るかなぁ。
そのまま、しばらくの沈黙が続く。気まずいというか、心地よいというか、よくわからない空気だ。
このままじゃ、埒が明かない。私は一度深呼吸をして呼吸を整える。
そして、心の奥底から引っ張り出した思いを吐き出した。
「好きです。夏しか会えないけど、ずっと好きでいていいですか?」
迷惑かけてばっかりで、ドジで、ヘタレで、わがままで。
そんな私が、あなたを好きになりました。
あなたはそれを、許してくれますか?
「……ったりめーだろっ!来年も来るから、待ってろよな」
くしゃっと、彼は私の頭を撫でる。それが嬉しくて嬉しくて、私は今までで一番になるくらいの笑顔になった。
「女の子をあんまり待たせちゃダメだよ?絶対来てね?」
「おう。絶対だ、約束する」
小指と小指が、きゅっと結ばれる。
それは、私と彼を結ぶ大切な約束だ。
私は、今日も明日も思い浮かべるだろう。
雨上がりの恋心のこと。大好きな、彼のことを。
【たまに書くあとがき】
長すぎでしたね、すいません汗
恋って難しいですよね。恋したことないけどさ☆((
次回からちょっと更新遅くなるかもですが、それでも見てくれると嬉しくいです!
- Re: 海と空〜短編集〜 (なんか色々募集中)参照300突破感謝!! ( No.45 )
- 日時: 2015/01/16 18:26
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
【黒い彼の成仏日記】
5-1
幽霊とかに興味がないわけではなかった。
ただ、いたら怖いなぁ程度に思っていた。
いや、まさかいるなんて思っていなかったし、今でもあれは夢だったんじゃないかって思う。
でも、あれが仮にも夢だったとしても。
会いたいよ、クローーーーーーー
夜というのは、そこが住み慣れた家だとしても少し怖く感じるものがある。
特に今日なんかは最近の台風のせいで、外は雷がゴロゴロと鳴っていた。そのため、窓ごピカッと光る度に思わず身震いしてしまう。
さっさと水飲んで寝室に戻ろう……。
八月二十二日。夏休みも終わり、面倒な学校が始まった頃。
私は喉の渇きを感じて目を覚ました。本当は、部屋から出たら真っ暗で怖いから水なんて諦めようとも思ったが、喉が渇いて寝付けなくなってしまい、今に至る。
寝室があるのは二階。水道があるのは一階。薄暗い階段を早足で降りていると、また窓が光った。
「うわぁっ!」
驚きのあまり、私は階段を踏み外してしまった。そこにあると思っていた段が無くて、私の体は重力に逆らうことなく下へ落ちていく。
地味な音を立てて、私は一階の床へ倒れこんだ。ぶつけたところが痛い。
「もう最悪だ……」
こんな夜に転ぶなんて、これから何か悪いことでも起きるんじゃないか。
根拠の無い考えだが、なんだか落ち込んでくる。
「……水飲もう」
明日も学校早いし。と独り言を呟きながら私は起き上がった。と、その時だ。
ピカッ
「おわっ!?」
今までのどの雷よりも、近くに落ちた気がした。光ってすぐにドカーンという物騒な音が聞こえる。
しかしそれよりも気になったのは、リビングの窓にあった影だ。光った瞬間、まるで真昼間のように明るくなったからわかるが、あの窓の前に、確かに大きな影が……。
ピカッ!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
始まりました、新連載!!(いえーい!)
これちょっと長くなりそうな予感……。申し訳ありません。
遅くなりますが、まだまだ書いて欲しいものを募集してるんで、是非!(黒い彼の成仏日記が完結したら書かせてもらいます)
- Re: 海と空〜短編集〜 (なんか色々募集中)参照300突破感謝!! ( No.46 )
- 日時: 2015/01/17 13:49
- 名前: 美奈 (ID: WEFYk.MN)
うわぁぁあ!!ほんとに書いてくれたんですね!笑
すっごいキュンキュンして、可愛いらしい恋で、読んでて楽しかったです♪
新連載も楽しみですー♡頑張ってください☆
- Re: 海と空〜短編集〜 (なんか色々募集中)参照300突破感謝!! ( No.47 )
- 日時: 2015/01/17 18:32
- 名前: みにょ (ID: N.hBywMC)
美奈さん
ありがとうございます!
いやいやいやいや((黙
こんなのでよかったんですかっ!?もっと、ここはこうしろよ!とか言ってくださっていいんですよ!?!?
私はいい感じの恋愛経験が無いので……雨上がり恋心の主人公のようなピュアな気持ちは持ち合わせておりませぬゆえ、ピュアな気持ちが書けているかどうかさっぱりでして……。・゜・(ノД`)・゜・。
これから恋愛小説のピュアな気持ちの表現を修行していきたいと思います……!
リクエスト、ありがとうございました!
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