コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 能力少女【完結しました】
- 日時: 2017/04/02 01:39
- 名前: ろろ (ID: HSAwT2Pg)
ろろ と、申すものです。
初投稿で、まったく文がなっていません。
そして、1部グロイ表現があります。
あと、超能力もんで、なんかと戦ってたりします。
それでもいい人だけ、みてください。
なるべく続けられるように、がんばります!
あと、誤字脱字が激しいです。
基本、楽しんでかいでます(=ハッチャケてるのがほとんどです)
超能力者の応募ありがとうございました。多少物語の都合上キャラが変わってしまうことがありますが、そこらへんは許してください・・・。>>63
応募してくださった方
・フェンリル3325様
・椎名様
・綾香様
・くりぃいむぱん様 イラスト描かせていただきました!!>>59
・黒い月様
ありがとうございました!
話しかけてきてくれた人
・フェンリル3325様
・てるてる522様
・SINODA KEIN(ユキ)様
・*紗悠*様
・ほるた様
・渚キボウ様
・せいや様
お知らせ?
作者プロフィールというものが出来ていたので、そこに私のプロフィール書きました。完全にふざけて書きました。興味がある方は、見てみると面白いかもです。
それでは、
まあいろいろ気にせず、楽しんでみてくれたら幸いです。
それでは、はりきってどーぞ!
ユリ、とばっちり >>1>>2>>3>>4
どんまい! >>6
はじめまして >>7>>8>>10>>11>>12>>13
『魔法の聖剣』とコラボ >>20>>21>>23
(汚いけど、20と23には私が描いたユリと、玲のイラストあります)
玲の心境 >>33>>37
アジトに行くぞ! >>38>>39
アジとでの事 >>49>>62>>69>>77>>78>>79
ユリの過去>>82 >>83>>86>>88
どんちゃん騒ぎ >>89 >>91>>95>>102>>104>>105>>106>>108
始まりの時 >>109>>110>>111>>112
君は大丈夫 >>114
不安と後悔 >>115>>116
繋がり >>117
戦いの始まり >>119>>120>>121 >>123 >>125
やっと会えた >>126 >>127
能力少女 >>128 >>129
取り戻したもの、生まれたもの >>130
人物紹介 >>5>>17
ろろのたくらみ(参照が突破したときのやつ) >>9>>40>>53>>57>>59>>66>>76>>80>>107>>113>>118
(40に参照突破して嬉しくなったのでイラスト描いたものを載せてます。あとなんか会話してます)
感謝!! >>87 >>92
お知らせ >>103
いらないかもしれないけどあとがき >>131
番外編
☆HAPPY HAROWEEN☆ >>50
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
- Re: 能力少女 ( No.3 )
- 日時: 2015/10/12 20:53
- 名前: ろろ (ID: HSAwT2Pg)
一瞬だった。本当に一瞬。なのにメッチャ長く感じられた。
不思議。だけど、何が起こったのかわからなかった。
けど、これだけはいえる。この女の人、超! 力がスゲー!!
ということ。だって、現実ではありえないし感じの力だし、
まだ手ぇ離してくれないし超いろんなところ痛いし、
しかもこの女の人頭を掴んでくれているから宙吊りみたいなことに
なってるし、あーどうしよう。離してほしい。よし! 言うか!
そして、ユリは恐る恐る言った。
「あ、あのう・・・・・・」
女の人は小さな声で、『あ、まだ死んでなかったんだ。残念』
と言ってから
「ん? 何・・・・・・?」
と答えた。一応話は聞いてくれるようだ。
「手ぇ取ってくれません? 頭蓋骨あたりがみしみしいってるし、
何よりわたし、人に頭とか触られるの苦手なんで・・・・・・」
「あっそうなんだ、じゃあ」「これででいいかな?」
女の人はユリから手を離してくれた。しかし、離した瞬間に、
ユリの鳩尾めがけてキックをおみまいした。
「ぐッッッッ」
ユリは、体をくの字に曲げ血を口から吐き出しながら
地面に落ち、体を丸める。
痛ッうぇそういう意味じゃなかったんだけどな・・・・・・?
ヤバイ! 意識が・・・・・・って言うか! 玲は?
あそこにいたはずだよね。もしかして、逃げた?
いや・・・・・・違・・・う・・・?あそこに・・・・・・い・・・・・・る・・・・・・?
そして、そこでユリは眼を閉じた。
*******************************
あー痛い。なんで鳩尾にむけて蹴るのかなぁ!
もー嫌起きたくない・・・・・・。そー言えば、玲は? 確かあそこに
気を取り戻したユリはまだ声を出せるほどに回復してないので
心の中で毒づいていた。そして、ある方向を見る。気を失う前に
玲らしき姿を見つけた方角を。
「っ!!」
そして、ユリは玲の姿を確認した。しかし、その見つけた玲にはおかしな点が1つあった。
あれ? あれは玲の姿だよね。倒れてる。傷も見える。
だけど、なんであいつ血が出ていないの? それも1滴も。
それなのに、あいつは倒れたままで、指先一つ動かしていない。
おかしい。早くなんでか確認したい。でも、ケガ・・・・・・治ったか?
治ってたら痛くねーよな。うん。なんでだろ? あ、もしかして
あれか! “わざと治してなかったか”か? あっ正解だ。
よし! 緊急事態だし、あの女の人まだいるし、やっちゃうか!!
「ッシ」
その瞬間、全ての時が『止まった』。
よし、止まったな。それでは行きましょう!
まず、能力の解除をして、傷を治す。治ったら、
ビルの時を少し戻してビルを直す。そして・・・・・・。
ユリは玲が倒れているところに行った。そして、玲を見下ろす。
「にしても何なんだよこれ、ズタズタじゃん。でも、血は出てない。
もしかしてこれ、なんかの作り物か?
じゃなきゃ説明がつかないし・・・・・・でも、こんな作り物、
見たことが無い、うぅぅ・・・・・・まあこれも治したほうがいいよね」
そしてユリはおそるおそる傷を治す能力を使ってみる。
するとだんだん玲の体の傷はなくなっていった。
「うわ、治った。」
ユリはそう驚いた顔をした。そのあとに悲しいような顔をしながら
言った。
「ゴメンね・・・・・・」
さっき私に起こったこと、こいつに起こったことその記憶をけした。
あと、あの女の人もがんばってどこにいるのか探し出して同様に、
その記憶を消した。
そして、わたしの都合がいいように2人の記憶を書き換えた。
- Re: 能力少女 ( No.4 )
- 日時: 2015/10/12 21:01
- 名前: ろろ (ID: HSAwT2Pg)
「やっぱ、コレを使うといい気がしないなー。
それもそうか、人の大事な物を取るようなカンジだからね!
だったらやるなって話だろ!」ビシッ
あーヤバイ・・・・・・。
時が止まっているときに一人でボケて、一人でつっこむと、
すっごくむなしい。あー泣きたくなってきた。
何がしたかったんだ私。
「ま、いいや。えーとここに立ってっと」
ユリは玲と女の人の記憶を書き換えた時、自分が立っていることにした
場所に立ち、自分がしているとした動きを作った。そして、
『ーとめた時を動かすー』
それと同時に世界が動きを取り戻し、沈黙がやんだ。
「ユリ!?」
驚いているのは玲。
「おまえ・・・・・・逃げろって言ってるのがわからないのか!?」
玲は、さっき会ったときのような反応をしている。
あれぇー? 記憶消して改ざんしたからおかしくなっちゃた?
いやいや、そんなわけないだろう。は! もしかして改ざんミス!?
うぅ・・・・・・。頭の中見ちゃおうかな、その方が手っ取り早いし!
そしてユリは玲の頭の中を覗いた。そしてこんな言葉が
ユリの頭の中に流れてきた。
『なんでこいつがいるんだ? あいつが能力使って俺達以外の人が
無意識にこの場所から出て行くようにしたのに。
しかも敵に見つかるなんて・・・・・・』
え? なにそれ、俺達?能力? 敵? え?
・・・・・・・・・・・・。解からねぇ。どこの世界のお話ですか?
超能力ならまだわかるけど、敵て、え・・・・・・なに
やっぱ、頭何かやっちゃっタ?
ユリがそう思っていると女の人の声が聞こえてきた。
「ねー遊ぼうよー」
その声にユリと玲は振り返る。そこにいた声の主は、
ユリをビルに突っ込ませた女の人だった。
女の人はニコニコしながら言葉を続ける。
「ねーえ! 遊ぼうって! 言ってるのっっ!!」
ヒュンっ!何かがユリの顔面めがけて飛んできた。それをユリは
「うお!!」といい、咄嗟の判断でよける。
そしてあるものはさっきユリがめり込んでいった建物に刺さった。
ユリがそれが何なのか確認するために遠目で
その突き刺さったものを見る。
そして、飛んできたのはなぜか先のとがったシャーペンだった。
あっえーと飛距離100メートル・・・・・・くらい?
「何でだぁぁぁぁ!!!! いや、すごいけど、すごいけど、
なんでシャーペン!?」
状況判断が終わるとユリが叫ぶようにそう言った。ある下心を隠しながら。
そして、ユリのその姿を見た玲はユリに向かって言った。
「おい。つっこむのはいいが、早く逃げろユリ。」
「うぇ? あ・・・・・・うん。」
チッさっきのリベンジを果たしたかっただけなのに・・・・・・。
まあ、何か巻き込まれても面倒だしいいや従っとけ。
「分かった。」
「ん、じゃ、後で必ず事情は話してやるから」
「うん。ぜったいだよ!!」
そう玲に指を指しながら言ったいったあと、ユリは全速力で走った。
「うおっあいつ速ぇーな、じゃ、こっからは、好きに暴れるとするか!!」
- Re: 能力少女 ( No.5 )
- 日時: 2014/10/13 23:16
- 名前: ろろ (ID: jkT.oUcJ)
注:今回は小説ではないです
あ・・・えと
こんにちは?
ろろともうします。
今、この物語を見直したんですけど・・・
なんか・・・
読みにくいですねww
自分で書いといてなんですけど。
特にあのすっごく間を空けてあるとこなんて
指が疲れて・・・・
あーなんであんなふうにしたんだろう・・?
その時書いていた自分に問いかけたい。
それで、何で今回こんなものを書いたというと、
主人公のユリさんのチョットした設定を書こうと思いまして
あ、玲さんはまだ、設定をかける段階ではないので
また今度にさせていただきます。
それではかきますよー!
咲乃 ユリ(さきの ユリ)
A型
7月9日生まれ
15歳
152cm
家族 父&母(今は玲と同居中)
使える能力 何でも使える
性格 ドS、少し負けず嫌い
その他 自分のルールみたいのがある、頭がよく既に大学
まで卒業している、よくカラオケに行っている
外見 髪は黒と茶色が混ざったような色で、
肩と腰の間くらいの長さで、それをポニーテールにしている。
顔は小さく、整っている。
目の色は黒。瞳孔がたまに赤くなる?(玲談)
ぐらいですかね・・・設定。
とゆうか、これ以上物語の都合上書けないです・・・(泣)
でも、また機会があったら書くと思います。
話は変わりますが、こんな変な物語を読んでいる方、ありがとうございます!!!!!!!!!
いつも、小説を更新するたびにビミョ—に既読の回数が上がって
そのたびにテンションがあがって、嬉しくなる限りです!!
(そしてこれを読んでくれた方は、どのようなことを思ったの
だろうかとすごく思ったりします。)
まあ、作者は、年中こんな内容のものばかりを脳内で作成している
バカなやつなんで、勝手にアップしてニヤついているので、
ひまであれば、仕方ねえなーぐらいのテンションでみてやってください・・・。
お願いします。
そして、最後まで、書いて見せますからね!!!!
やるといったら、やりますからね!!!!
- Re: 能力少女 ( No.6 )
- 日時: 2015/10/16 00:04
- 名前: ろろ (ID: HSAwT2Pg)
「ハアッ・・・・・・ハア・・・・・・」
あー疲れた! 久しぶりだ・・・・・・こんなに走ったのは。
玲は、大丈夫なのかな? 無事なのかな? うーん。
でも、後であの訳のわからない事の正体みたいな事を
教えてくれるって言ってたし、そういえるって事は大丈夫なんだ
ろうな。というか無事じゃなかったら私の中であの事は永遠に
わからない事になっちゃうから無事じゃなきゃ困る。
「あーのど渇いた水水!! そして暇! する事は・・・・・・ない!
・・・・・・菓子でも作るか」
結局其処に落ち着いちゃうんだね私は。もう、どうしてなんだろ?
プルルルル
あ、電話だ・・・・・・。
ガチャ
めんどくさそうにユリは受話器を取った。
「はい。もしもし・・・・・・
*****************************
「もうこんな時間か・・・・・・あいつ遅いなー! 私が家に帰ってから
もう3時間たってるんだけど!? 菓子作り終わっちゃってるんだけど!」
え? 何? 玲のやつ嘘つきやがった? そうなのかな?
そうだったら・・・・・・
キィーガチャ
そんなことをユリが考えていると扉の開く音が聞こえた。
「ただいまー」
あ、噂をすればだった。そして確定。
足早に玄関に行ってユリは笑顔で拳を作りながら言う。
「おっ帰ってきた。お帰りー。遅かったねー。あと少し遅かったら
殴りに行こうかと思ってたんだよ」
「え!? そうなの!? じゃあよかった今帰ってこれて!
ちょっと用事が出来ちゃって遅くなっちゃたんだよ」
「? ふーん。あっそうそう、クッキー焼いたんだよ。ほら」
玲の反応になんとなく不思議な違和感を抱きながらユリは
さっき焼き終わったクッキー楽しそうにを玲に見せる。
「おーうまく焼けてるじゃん」
そういう玲はとてもうれしそうだ。どうやらユリの手作りというところに
テンションが上がっているらしい。
その反応を見てうれしそうにユリはリビングにある机に指さす。とてもいい笑顔で。
「そ? ありがと。あっ食べたいならあそこで勝手に食べ始めてる
から来て? てか、来い。今日のこと、聞きたいことたくさんあるから」
「え? あ・・・・・・うん。わかった」
すると玲は少し首を傾げたように言った。まるで「え? 今日のことって何?
何のこと? 俺そんな事知らないよ」といいたげな反応だった。
「・・・・・・・・・・・・? 玲・・・・・・?」
それを見たユリは不安そうに眉を八の字にし、玲の顔を覗き込むようにしながら目をじっと見てきた。
すると玲はそのユリの行動に多少困り、耳を赤くしながら
「あ! 思いだした! 思い出した!」といって慌てて取り繕うように、
「あっわ、わかってるって! ちゃんと話すから!!」
と、なぜか手を上下に振りながらそういった。
「?? あーうん。じゃあ待ってるね」
ユリは頭にはてなマークを浮かべるように困った顔をしながらもリビングに戻り、
クッキーを机の上に置き、椅子に座ってクッキーを食べだした。
******************************
ぼりぼり・・・・・・ゴクゴク・・・・・・
「おまたせー」
玲がそう言いながらトイレのある方向から歩いてきた。
玲はそのまま椅子に座った。その行動を確認したユリはクッキーを
食べながら少し玲にわからないように口角を上げ言った。
「おひょい・・・・・・モグモグ・・・・・・にゃにやってたの?」
「いや、クッキーどんだけ頬張って食べてんの?」
そう言いながら玲はクッキーを1つとって口の中へと運ぶ。
そんな玲を少しユリは睨むようにしながら言う。
「質問を質問&ツッコミで返すな」
「ああ、ごめん。ちょとトイレ行っててさ」
それを聞いてユリは声に凄みを掛けた。
「そーなんだ。手は、洗っただろうね・・・? 」
「ちゃんと洗ったよ」
少しユリにビビりながらもユリにもみえるように手を上げ答えた。
それを見いてユリは笑顔になり
「なら、食べていいよ」
といった。
「うん」
「で?」
「え?」
「今日のこと」
「ああ。」
「じゃあ質問してってもいい?」
「いいよ」
玲に承諾を得たユリは
「・・・・・・・・・・・・」
と黙ってわざとらしく左手をあごに当て少し考えるような姿勢になった。
それを見て玲はなんと言うかよくわからないがなぜか心配になり
「ん?どうした?」
といいながら表情をくもらせていく。
そして考え事が終ったようでユリは玲を安心させるように笑顔を作る。
「やっぱ、先にクッキー食べる」
「え? なんで!?」
「なんとなく」
そういったユリの顔はなぜかさっきの笑顔とは反対に
怒っているような顔になっていた。
*********************
少し時間がたってから玲はきれいに何もなくなった皿を見ながら悲しそうに言った。
「なんだかんだ言ってるうちに全部食べ終わってしまいましたが・・・・・・」
「いいの! これで!」
「なんか怒ってない?」
ユリはなぜか少し胸を張りながら自慢げに、
「怒ってない」
といった。
「ならいいんだけど」
「それで、質問してもいい?」
ユリは笑顔だった。気持ち悪いぐらい奇麗な笑顔。それは、ユリのある癖だ。
「いいよ」
「じゃあ、・・・・・・」
ユリはさっきまでクッキーをつまんでいた指を少しなめ、
そのなめた指を布巾で拭いてから、気持ちを改めるように深呼吸をし、真顔になった。
玲はその行動に多少の不快を感じ、せかすように問いかける。
「なんだよ」
「あのね、間違いだったらいいんだけど」
「うん」
2人のいる空間になんともいえない緊張感が走る。
ユリは真顔のまま、しかし声は攻撃的に玲になるべくダメージが加わるようにこういった。
「・・・・・・あんた誰? 玲じゃないよね・・・・・・?」
「え? な・・・・・・なに言ってるのユリ?」
ユリは玲の顔に一瞬焦りと怒りが出たことを見逃さなかった。
その行動である仮定が確信に変わった。
「いやさ、間違いだっだらいいんだけどとか言っておきながらさ、
もう私の中で確信ついちゃってるんだ。あなたが玲じゃない事。
なんかごめんね。すっごくノリノリで演じてくれてたから
言いにくくなっちゃってさ」
「だから? なんで? どういうこと?」
うわー、顔、超怖ー。というか、短気すぎる気がする。うん。
でも鬼の形相ってこういうこというんだろうな。それじゃぱっぱと言っちゃってお引取り願おうかな。
もう、玲は顔の仮面を保とうとする気はないらしく、とても怒りに満ちた顔になっていた。
声もドスがきいている。しかし、ユリはそんなことは気にしない。無視し、
真顔のまま眉を一つ動かすことなく言葉を続ける。
「えーと、あのね、『あなた達』玲が言ってた『敵』とかいう人達でしょ?
ごめんね、あいつもの食べるときはまず自分が食べるものを確保してから
食べ始めるから・・・・・・」
ユリは真顔のまま言いきった。
「ふーん。で、俺が何らかの変装をした別人だと推理したわけなんだ」
「うん」
「そっか」
「あっそれだけじゃないんだよ!!」
急に真顔から楽しそうに頬を緩めユリが前のめりになり取り繕うように言った。
「え!?」
その行動に玲が驚く。
そして、何もないはずのところからほんの少し物音が聞こえた。
そこにいたか、見つけた。2人目。
ユリは笑顔を作りながら周りの警戒を全神経で行いながらなるべくへらへらして、
相手の注意をこの行動だけに注ぐ。
「あのね、あいつトイレ行って手を洗うのよく忘れて私に怒られてるから
もしかすると・・・・・・てなカンジで・・・・・・さ」
「・・・・・・」
「え、あ、うんと、大丈夫?」
急に黙った相手にユリは上辺だけの言葉をかける。そして、返ってきた言葉はユリの予想したものどうりだった。
「そっそ・・・・・・そんなことでばれたの!? え・・・・・・だって、コレをするのに
どれだけ歳月をかけたか!」
「デスヨネー」
「そんな・・・・・・」
ユリはたちあがり、その哀れな人の肩に手を置き
「ということで、お帰りいただけませんか? あと、そこにいる透明な人も」
ニコニコしながら姿を消しているやつがいるところに指を指す。
「まだ、帰るにはやることが残ってるんだよな」
そこにあったのはもう、玲ではなく、違う人の姿だった。
とても端整な顔立ちのいかにも体育系な男の人だった。
「おーやっと本当の姿を見せてくれましたか」
「でも、なんで俺のほかにこいつがいるって分かったの?」
男の人はさっきまで何もなかったほうに手を向けながら言った。そこにはかわいい男の人が立っていた。
「ああ、それは秘密。でも、いずれ分かるよ」
「そーなんだ・・・・・・。でも」「今聞かないと、聞けなくなる」
「? なんで」
「だって、敵を攻めるなら」「まず身内からって言うだろ?」
うわーこの人たちひどい・・・・・・2(両方男)対1(女一人だけ)でやろうとしてる・・・・・・。
まいっか、無抵抗で。どうせ、『死なないし』
そう思いながらユリは顔をしかめ、目を潤める。
「うわー卑怯ー」
「だって」「革命に犠牲はしょうがない」
「革命・・・・・・? あんたら頭いかれちゃってます?」
目を潤めながらユリは今の状況を楽しむかのようにしかめた顔をニヤニヤ顔にかえ挑発するように
相手がむかつくような態度をとる。
「大丈夫、いかれてない」
「そーなんだ」
「調子が狂う・・・・・・」
「狂ってくれたほうが私的にはうれしい。そして帰ってください」
「嫌だ」「もーちゃっちゃとやちゃいますかー」
ヒュンッ
何かが空気を切る音がする。
「!? っつ・・・・・・」
そしてそれはユリの脇腹に吸い込まれるように刺さった。
何だ・・・・・・今の・・・・・・
プシュー ドクドク
うわ血が・・・・・・
刺さったところから血があふれ出る。刺さったものを見ると銀の棒状のもので少しぎざぎざしていた。
触っただけでも皮膚が切れそうな鋭利なものだ。それをユリは抜かず素手で傷口を押さえた。
それを見てそれを放った本人はわざとらしく顔をしかめ、手を口の前に持っていく。
顔がかわいいから妙にその反応が似合っているからなぜか感心してしまう。
「うわー! イタソー」
「いや、あんた達がやったんだろうが!」
「うーん。つっこむ力がまだあるのか凄いな」
「普通の人ならさっきの一発でショック死レベルなのにねー」
「そーなんだ・・・・・・」ユリが相打ちをうった直後、ヒュンッという音と共に
ユリの体に鉄の棒が刺さる。
「うっ・・・・・・」
「今度はどーお?」
「ハア・・・・・・うッハア・・・・・・」
ドサドサ・・・・・・
ユリは床に崩れるように倒れる。それを覗くように見ながら少年は楽しそうに言う。
「おっやと倒れた。・・・・・・でもまだ気を失ってない・・・・・・」
「ハア・・・・・・ハア・・・・・・」
「ねえ、ロイ・・・・・・どうすればいい?」「・・・・・・あと一回同じのやって、
それでもだめなら腹めがけて蹴り一発」「了解」
・・・・・・こいつら何? 鬼?
ヒュンッ
「っい・・・・・・」
銀の棒が肺に刺さる。
こいつら、確実に人間の急所狙ってきてやがる。ふざけるなよ・・・・・・。
体が痛い。意識が薄くなってきた。やばい。
「あーだめだ・・・・・・気ぃ失ってくれない」
ドンッ
少年はユリの背中に蹴りを加える。
バキバキッと、ユリの体から音がなる。体の中はもうグチャグチャだろう。
「あ・・・・・・あいっ・・・・・・」
ユリはもう声が出せるのがやっとの状態になり、そのまま意識を失っていく。
「お前・・・・・・やりすぎ」「えだって、ロイがやれって言ったから・・・・・・」
「でも、骨を折れなんていってない」「大丈夫だよ! 息はあるみたいだし」
「・・・ハア。もういいいくぞ」「あ、待ってよ」
キィバタン
重いドアの音がしまる音が聞こえる。
そしてその音と共にユリの意識は完全になくなった。
- Re: 能力少女 ( No.7 )
- 日時: 2015/06/09 23:16
- 名前: ろろ (ID: HSAwT2Pg)
「あー疲れたー」
そう言って家に向かって歩いてるのは玲。
「そういえば、あいつになんて話そうか・・・・・・あっうぅ・・・・・・
腹が・・・・・・腹が痛くなってきた・・・・・・」
キィガチャ
「ただいま〜。ってあれ?」
静まり返った部屋。でも、電気はついてるし、人がいないわけでは
ない。しかしなぜか血の臭いがする。
なぜだ?
その疑問はすぐに解決することになる。なぜならば、
「!!」「ユリッ!!」
数箇所になにかで刺されたような傷を負い、血まみれになって
倒れているユリを見つけるからだ。
****************************
あーここどこ?白い壁、心配そうに私を見たいるのは・・・玲?
ていうか
「近ッ!」
「あ、起きた」
「近い、近いから!」
「ああ、ごめん」
「・・・・・・」
「・・・・・」
「なんかしゃべれ」
ゲシッ
「「うわっ」」
「誰?」
ユリは、玲の足を蹴った女の人に尋ねる。
「ああ、はじめまして。私は蓮堂 甘那。こいつの同僚みたいなもん」
「はじめまして、れんどう かんなさん。私は」「咲乃 ユリさんでしょ?」
「あ・・・・・・そうです。でもなまえ・・・・・・」
「それは、あれ」
甘那は、ネームプレートを指差した。病院に入院したときにベット
の上辺りに飾ってあるあれのことである。
「ああ・・・・・・それか」
「でも、おまえその傷誰にやられたんだ?」
「いきなり!?まあいいけど、えーとね、玲の敵とか言ってたよ」
「え・・・・・・?」
「待ってその、人たち名前とか言ってなかった?」
「一人だけ言ってましたよ」
「なんていってた?」
「ロイって言ってました」
「そうなんだ・・・・・・でも一人はって言うことは他にも居たの?」
「はい」
「名前は分からないけど、なんか特徴ってなかった?」
「有りましたよ」
「どんな特徴?」
「なんか消えてました。あと、むかついた・・・・・・」
「むかつ・・・・・・」「あっそれは個人のことなので忘れていいです」
「あっそうなの。そっか、巻き込んじゃったか・・・・・・」
「巻き込むってなに?て、あっそうだ、私どれぐらいの間寝てました?」
「え・・・・・・えーと、二日間だよ?」
「えっマジで・・・・・・」
「どうしたの?」
「いや、これをやられる前に親から電話があってですね、
『2日後の夕方ごろにそっちに行くからよろしく』って」
「はあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
玲が雄たけびを上げた。だがそんな事は無視してユリは甘那に問う。
「それで、今何時ですか」
「今、PM3:00だよ」
「玲」
「なんだ」
「分かっていると思うが、親にここに来るように電話して。」
「あーはい。分かったよ。じゃあちょっと行って来るわ」
「行ってらっさーい」
ユリは手をぶんぶんと振って玲を見送った。
*****************************
「ただいまー」
「おかえりー。思ったよりも早かったね」
「おう」
「で、なんだって?」
「あと、1時間ぐらいで着くってよ」
「そうなんだ」
「じゃあ、私たちのことをあなたの親御さんが来る前に話しちゃい
ましょうか。
巻き込んでしまったのなら仕方がない」
「あっはい」
「じゃあね、私たちのことをわかりやすく言うと、秘密組織みたい
なものだよ」
「・・・・・・」
「あ〜そんな冷たい目で見るなよ」
「いやだって」
「しょうがない。私だって最初はそうだったし」
「そうだけど」
「えーっとね、ユリちゃんは超能力って信じる?」
「あーえと・・・・・・はい」
「え・・・・・・そうなんだ。以外」
ユリは玲に能力を使えることをいってない。そして玲はきずいてない。
「じゃあ、話は簡単に進められるわね」
「どうゆうことですか?」
「私達はね、超能力を持って頭がおかしくなったやつらを排除する
ための組織のメンバーよ」
「あ・・・・・・ということは」
「そう。あなたを襲ったやつらもその排除しなくちゃいけない組織
のやつらよ」
「そうなんですか・・・・・・ん?組織?」
「え・・・・・・うん。そうなんだけどあれ・・・なんかおかしいこといった?」
「いや・・・・・・さっきの説明聞いてたら、個人個人でやってるように
聞こえたので・・・・・・」
「そうなんだ。ごめんね。それで、その頭がおかしくなったやつらが
やろうとしているのが能力者だけの世界を作ることなんだよ」
「そんなこと勝手に自分達で勝手にやってたらいいんじゃないん
ですか?」
「それがね、勝手に自分達だけでウワハーイとかいってかってに
狂ってくれるだけならいいんだけどあかの他人も巻き込んで
やろうとしけるから・・・・・・」
「ああ、もうだめですね」
「そうだから、超能力者には超能力しゃをって言うカンジで
結成したのが私たちってわけ」
「ということは」
「私たちも超能力が使えるの。」
え・・・・・・といゆとこはお仲間さんなのか!?
「どんな能力が使えるんですか?」
「わたしが人を寄せ付けないようにする能力で」
「俺が、風を操る能力」
「そうなんですか。あ、えーと複数使えるとかはないんですか?」
「それはない。2種類使えるってやつは知ってるけどそれ以外は
知らない」
「そうなんですか」
・・・・・・仲間いなかった。
「それに、じつは、会ったことはないけどそんな人がこの世界に
いるってことが最近になって分かったんだよ。」
・・・・・・。あれ・・・・・・それ私のことじゃね!?
「それにそのなんでの使える人を頭がおかしくなったやつらが
仲間にしようとしてるから、見つけ次第保護するように言われて
るの。それに」「おい!いくらなんでも話していいものと
悪いものがあるだろう」
たまらず玲が止めに入った。
「・・・・・・玲」
「何、甘那」
「止めに入るの遅くね?」
「いや、喋っていた本人に言われたくないよ!?」
「そうだよー玲なに気になるところで止めてんだよ」
「ダメなものはダメなの!たとえ止めに入るのが遅くても」
「あ・・・・・・自覚してるんだ」
コンコン
「ん・・・・・・誰だ」
「玲、見て来て」
ユリが言う
「なんかパシリになってきてない? 俺」
「しょうがないじゃん一応けが人なんがから。いいから行ってきて」
「分かったよ・・・・・・はい、どちらさまですか」
ガラガラ・・・・・・
「やほー。ユリ大丈夫?」「死んでないか!ユリ!」
「誰」
甘那が言う。
「大丈夫。死んでないから。パパ、ママ」
ユリがため息混じりにいった。
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