コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 暴走族な彼。
- 日時: 2014/11/08 09:42
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
始めまして!みるくです!
最近、暴走族マンガにハマってしまいまして.....(笑)
頑張りますので宜しくお願いします!!
コメント等は大歓迎です^^
もしよければ宜しくお願いします。
- Re: 暴走族な彼。 ( No.24 )
- 日時: 2014/10/13 18:39
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
〜20〜いざ、脱出!
花「月が綺麗....。」
窓をあけるとすぐ見えるのは綺麗な月。
まるでウチの事を応援してくれてるかのようにピカピカ輝いて見える。
..........はやく、此処からでよう。
そう心に決めて窓の手すりをもった。
幸い此処は一階で地面までそんなに距離は遠くない。
花「よしっ!...はぁっ!!」
思い切って足から地面に飛び込んだ。
ん...?死んでない.....?ウチ、生きてる....?
足はちょっと痛いけど短い草が生えてて大丈夫だったみたい。
ちらっと上を見るとさっきウチが飛び降りたトイレ。
辺りはしーんっとした空気が漂っている。
誰の足音も聞こえてこない。
花「い、いまのうちに!!!」
痛む足をわざと無視してそくささっと歩いた。
........今きずいたけど、監禁されてた場所ってけっこうでかい。
三階建の古いマンションみたいなところ。
たぶん、ヤンキーばっかなんだろうけど....。
そう思いながら歩いていると此処の入り口みたいなのが見えてきた。
やっと、やっと...此処から出れる....。
つづく.........
- Re: 暴走族な彼。 ( No.25 )
- 日時: 2014/10/18 18:06
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
〜21〜心配
花「で、で、で、出れたぁ!!!!」
桐本花!やりました!!
やっとの思いで此処を何とか出れた。
長かった...。一週間監禁された気分.....。
幸運なことに入口には誰もいなかった。
やったやった♪
花「ぁっと、とにかく理子さんち行こ!」
やっと出れた思いと自分で出れた思いでウチは興奮状態。
落ち付いてる自分と興奮してる自分が戦ってる。
なんとか頑張って理子さんちまで帰った。
ピンポーン
ウチがチャイムを押してすぐ走ってくる音が聞こえた。
よかった、理子さん起きてる。
もう深夜だし寝てると思った........。
がちゃっと音がして前をみるとびっくり顔の理子さん。
花「あの、り、理子さん?」
理「花ちゃん!?どこいっとったんねぇ、心配したんじゃけぇ。」
相変わらずの理子さんの広島弁。
なんか安心する気持ちになった。
はいりんさい。っとドアを開けて家の中に入れてもらった。
すると玄関に入ると男の人の靴と女の人の靴があった。
花「もしかして......。」
頭にぴんっときて理子さんをほってリビングに駆け込んだ。
花「翔君、カオリさん、数さん。」
皆がいた。
理「こいつら、花ちゃん探しまわって疲れ果てて寝てもうたのぉ」
あとから来た理子さんがくすくす笑いながらそう言った。
花「みんな.........」
三人の近くにいけばすーすーっと寝息をたてていた。
翔君、汗かいてる。
カオリさんは目の下にうっすら涙の跡がある。
数さんもぎゅっとカオリさんの手を握っている。
みんながウチの事心配してくれたんや...。
理「こいつら起きたら何があったんか話すんよ。ええね。」
花「あ、はい!ありがとう理子さん。」
理子さんはウチの頭をわしゃわしゃ乱暴に撫でてにこっとわらった。
理「今日はこいつらと寝んさい」
理子さんはウチの返事もなしに寝に行ってしまった。
花「まぁ、いっか(笑)」
翔君の横に寝転んでずっと翔君をみていた。
長いまつげ、優しい目、きりっとした眉毛。
理子さんに似てる。
翔君の手..あったかい...。
いつの間にかウチは翔君の手を握りながら寝ていた。
つづく...
- Re: 暴走族な彼。 ( No.26 )
- 日時: 2014/10/20 18:50
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
〜番外編〜花ちゃんの居なくなった夜
えっと、この物語は21話では書いてなかった話です。
そして!!!!!
初のカオリさん目線に挑戦します♪
(カオリside)
花「じゃぁ、ウチは帰ります!」
笑顔をで帰って行く花ちゃんを見送って数達と集会場所にむかった。
ウチらがつけばもう下の奴らはあつまっとった。
翔「じゃぁ、ぼちぼち集会を始めよおでぇ。」
翔さんの掛け声でいつも集会が始まる。
数「で、なにするんじゃ」
ウチの横でめんどくさそうに言う数。
たしかに、なにするんじゃぁ。
いつも、龍覇王の集会ゆうたら翔さんが決めとった。
じゃけど、今日は下の奴らが話したいことがある言うから渋々集会開いたけどのぉ。
カ「なんかあったんか?」
ウチからの質問にこくこくっ頷く下の奴ら。
「実は、最近変なチームができとおるみたいなんすっよ....」
一人の奴がぼそっと不安まじりの声でそう言う。
翔「変なチームじゃと?」
”チーム”っていう言葉に反応する翔さん。
数もぴくっと体が動いた。
カ「....そのチーム龍覇王を潰すんが目的かもしれんのぉ...。」
数「じゃけ。そうじゃとしてもわしらは負けん。」
さっきから声を出さなかった数がそう言った。
数と目が合うと大丈夫じゃっという目じゃった。
翔「そうじゃの、わしらは負けるわけにはいかんのじゃ」
翔さんも強気。
まぁ、翔さんが居れば龍覇王は負けない気がするけどのぉ(笑)
その時....
ピピピピ
ジャンバーに入れとった携帯が鳴った。
携帯を開くと、『理子さん』っと書かれていた。
カ「あ、ちょっと、ごめん、」
龍覇王の皆に謝ると翔さんがはよでぇっと笑顔で言ってくれた。
カ「はーい、理子さんどないしたん」
理「あ、カオリ、花ちゃんそっちおる?」
カ「え、おらんよ。さっきかえったけぇ」
理「まだ、花ちゃん帰ってきいひんのよぉ」
理子さんが予想外の事を言っとって頭がついていかん。
理「もう帰ってくるかものぉ、家の近く探してみるけぇ」
理子さんはウチにそう言い残して一方的に電話をきった。
ぴーぴーっと電話に機械音がはしってそのままウチは体から力が抜けて膝から崩れ落ちた。
数「カオリっ!」
翔「大丈夫か!!」
数や翔さん、下の奴らが駆け寄ってきとる。
そんなことよりも....。
花ちゃんがおらんくなった....。
もしかしたら、さっき話しとった変なチームが花ちゃんを...。
うちがせめて途中まででも送ってあげとったら....。
そう考えっとった時誰かに抱きしめられた。
数「カオリ、泣くな。....なにがあったんじゃ」
ウチを優しく抱きしめたのは数だった。
目から溢れるほど出て止まらない涙は数の服に染みついていた。
カ「数ぅ...。花ちゃんがっ..ひっく...まだ....家に帰っとらんって」
翔「花ちゃん...が?」
一番最初にびっくりしていたのは...翔さんだった。
カ「翔さん....」
ピピピッ
悪いタイミングでまた携帯がなった。
でも、出ようとした電話を数がとった。
数「はい。数です。...分かりました。こっちでも探してみます。」
そう言い数は電話を切った。
翔「数、理子さんなんじゃって?」
数「まだ、帰っとらん....。辺りを探してもおらんじゃと。」
カ「........」
涙が止まらない。
いつもより床が冷たく感じる。
翔「っ..!...くそっ。」
悲しそうな翔さんの顔。
翔さんも、きっと、自分を責めてる。
花ちゃん...。お願い帰ってきて。
翔さんのこんな悲しい顔見たこと無いんじゃぁ。
翔さんの笑顔はたぶん、ううん絶対。
.......................花ちゃんしか取り戻せない。
つづく....
- Re: 暴走族な彼。 ( No.27 )
- 日時: 2014/10/21 00:52
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
〜番外編〜花ちゃんの居なくなった夜2
(カオリsibe)
数「カオリ...」
数が不安そうにウチの名前を呼ぶ。
花ちゃん....。
絶対無事でいてけぇのぉ...。
翔「わし、ちぃと外出るわ」
突然、翔さんは誰の返事も聞かず一人で外に行ってしまった。
数「あいつ...一人で探す気なんじゃ..っ!」
カ「っ!」
数の言った言葉に耳を疑った。
翔さんがまさかこんなに”女の子”の事で必死になるなんて思いもしなかった。
きっと、翔さんもあの無邪気な花ちゃんを見つけたいんじゃ...。
カ「数。ウチらもぼちぼち行こうかのぉ」
数「ふっ。翔だけじゃ心配じゃしのぉ」
数も分かってくれたみたいじゃ。
二人で外に出た。
ドアを開ければ寒い風が吹く。
こんな寒い日に、服一枚で辺りを走りまわっとる翔さん。
翔「どこに、おるんじゃぁ!!...っ!」
泣きそうな声で叫ぶ翔さん。
きっと、今の翔さんの心の声。
カ「しょうーさーん!」
数「ったく、分かりやすい奴じゃ。」
翔さんはウチらの姿を見つけると涙を出しながらキラキラ目を輝かせていた。
翔「数、カオリ...ひんっ..あっ..りがと。」
カ「ちょっ。翔さん泣かないでよぉ」
号泣してる翔さん。
よっぽど花ちゃんが大事なんじゃね。
数「翔、はよ泣きやめや。わしはあっち探してくるけぇ。」
そう言い数はあっちへ行ってしもぉた。
ふふっ。
でも、見えたよ数。
ああ言ったあと、ちょーっとだけ顔を赤くしたの。
あれが数なりの慰め方なんじゃね//
そんな数も大好きじゃよ。/////
カ「ふふっ。じゃぁ、翔さん。ウチもあの辺り捜してくるけぇ」
翔「あ、ああ。わしもあそこらへん探してみるわい」
こうしてうちと翔さんはわかれた。
カ「花ちゃんー!!」
大声で呼んでるけど、なんの声もない。
カ「花ちゃん!はなちゃっ...ん。」
花ちゃん。お願い。はやく戻ってきて...。
ピピピ
そんな時、電話がなった。
カ「また理子さんじゃ。」
今度はなんじゃろ?なんて思いながら電話に出た。
理「カオリ!花ちゃんまだ見つかってないんじゃけぇ。一回ウチん家集まるか」
カ「え、理子さんち集まるんですか!」
理「とにかく、はよ来んさいよ。」
ブチっ
一方的に切られた電話はただ静かに夜の道に響いていた。
カ「数と翔さん呼ばないと」
理子さんがそう言うなら仕方ない。
だって理子さんはウチの憧れの人で信頼できる人だから。
急いで二人の所へ行った。
カ「数っ!」
数「カオリ、どうしたんじゃ」
カ「急きょ、理子さん家に集合じゃ」
数「は!?」
話についていけない数の手を握って翔さんの所へ急いだ。
藤本建設を出て何時間経ったんじゃろ。
なんて考えてたら前に一番必死に花ちゃんを捜しとる翔さん。
翔さんは必死すぎてウチらの存在に気づいてない。(笑)
カ「翔さんっ!」
翔「っうわぁ!な、なんじゃぁ。カオリと数か」
数「わしは、カオリに無理やり連れて来られたんじゃ。」
予想以上の翔さんのびっくりした顔。(笑)
理子さんの事を話すと、数とは違い簡単に分かってくれた。
つづく...
- Re: 暴走族な彼。 ( No.28 )
- 日時: 2014/10/21 22:38
- 名前: みるく (ID: OrCsXVwf)
〜番外編〜花ちゃんの居なくなった夜3
ピンポーン
翔さんが理子さんちのインターホンを押す。
すると、中からはーいって声が聞こえてガチャッとドアが開いた。
理「遅い、なんぼまたす気なんねぇ!」
カ「ごめん、理子さん」
ゆるさんけぇっとか言いながらドアを開けて入らせてくれる理子さん。
この人も数と同じでぇ素直じゃない。(笑)
数「カオリ、おいていくけぇよ」
翔「じゃまするでぇ〜」
この男二人はもう靴を脱いであがってる。
カ「あ、おじゃまします」
ウチもいそがなきゃのぉ。
靴を脱いで急いだ。
リビングには一番先に来た理子さん一人がリビングでゆっくりしとった。
もちろん、花ちゃんの姿はない。
どこにも.....。
カ「花ちゃん。どこに行ったんねぇ。」
理「そんな遠くに行っては無いと思うんじゃけど。」
理子さんがそう言う。
そうじゃといいんじゃけどのぉ。
翔「最近できた変なチームいうのも気になるのぉ」
数「そいつらが桐本を監禁しとったらそいつらブチ殺したらぁ」
理子さんとの会話に入ってくるこの二人。
でも、数たちの言うことは分からなくはないけどのぉ。
あの、ふたりならその”変なチーム”いうのもすぐ殺せそうじゃしのぉ。
それから結構話は進んどった。
でも、ウチは花ちゃんには悪いけど眠い。
理子さんちの時計をみると夜中の三時を回っていた。
数「カオリ、眠いんか。」
理「ちょっとの間寝ときんさい。カオリも疲れとるじゃろ」
理子さんのお許しをもらって横になった。
ウチが寝る前に見えたのは真剣に話をする翔さんの姿だった。
つづく...
はい、最後さっぱりし過ぎました(笑)
次は、また戻って花ちゃん目線になります。
今後とも宜しくお願いします。
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