コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

暴走族な彼。
日時: 2014/11/08 09:42
名前: みるく (ID: OrCsXVwf)

始めまして!みるくです!

最近、暴走族マンガにハマってしまいまして.....(笑)

頑張りますので宜しくお願いします!!


コメント等は大歓迎です^^

もしよければ宜しくお願いします。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9



Re: 暴走族な彼。 ( No.4 )
日時: 2014/09/23 12:41
名前: みるく (ID: OrCsXVwf)

〜2〜理子さんとの出会い


花「...。元気でね。お父さん、お母さん。」

父「あぁ。花もな..。」

お父さんたちがアメリカに行くといってもう一週間もたった。

アメリカに行く日も今日になってしまった。

花「...。」

リビングをみわたした。


らくがきして汚れた壁。

お母さんの好きなハイビスカス。

18年間住んだこの家ともお別れか..。


そう思うと少しだけ涙が出そうになる。

そのときお母さんが「あっ!!」と声を出した。


母「そう言えば..。もうすぐ理子が来るわ..。」

「忘れてた。」と付け足すお母さん。

ウチの横で笑うお父さん。


こんなんももう最後なんかな..。

いつもならもっとポジティブに考えるけどなんだかマイナス思考になる。



そんな時、ピンポーンとチャイム音がなった。

母「ナイスタイミングっ!!理子っ」

リビングにそう言い残し玄関に走って行った。


花「え、ちょっ.。お母さん!?」

父「えっ!?..おいおい..・」

お父さんと苦笑いをして一緒に玄関にいった。



理「はぁ〜いっ!理子じゃけ〜!来たけ〜よ〜」

お母さんがドアを開ければ一人女の人が立っていた。

広島弁で金髪で派手目の服。

この人、本当にお母さんの友達?って思うほどだ。

母「理〜子〜!久しぶり!」

そんなウチの思うとは裏腹にお母さんは普通に喋っている。

理「ほんまに久しぶりやね!..ん?..その子が花ちゃん?」

理子さんが目線をウチにうつした。


花「あ..っはい!..桐本花です..。」

父「娘を宜しくお願いします。」


一応自己紹介した。お母さんの友達だし..ね..?

お父さんは礼儀正しくいった。

理「あぁ、任せてください!で、あなたが花ちゃん?..可愛いけんね〜」

金髪の割には優しそう..。

お父さんも理子さんの言葉を聞いて笑顔になった。

母「じゃあ、花を宜しくね理子!」

理「うん!任せときんさいっ!!」

理子さんとお母さんは小さくガッツポーズをした。


父「花、行く用意をしなさい。理子さんを待たせてはだめだからな。」

花「ぅん..分かった.。」

お父さんにそう言い家に入った。


がちゃ。

花「....はぁー..」

家に入った瞬間、大きなため息がでた。

階段を上って自分の部屋に入った。

花「...。皆ぁ..。」

机の上に置きっぱなしだった写真。

笑顔で映る友達とウチ。


「広島に行くんか..。ウチはいつでも暇やからメールいっぱいしてきてな」

そう涙を溜めながら仲のいい子に言われた言葉。

花「ぅん。絶対メールする。」


写真にそう言いボストンバックの中に入れた。

花「さようなら..。ウチの部屋..。」

いつの間にか出ていた涙をぬぐって部屋のドアを閉めた。

そのままリビングにも行かずに玄関の向かった。


だって、リビングに行けばきっと涙が止まらなくなるから。

花「さようなら....。」

ばいばい。ウチの家。


靴を履いて玄関を開けた。

母「花...。」

心配そうなお母さんのカオ。

ボストンバックをギュッと握ってお母さんに言った。


花「ウチは大丈夫!お母さんもお父さんも頑張ってね。」

父「花..。大きくなったな。」

母「本当にね..。」

にこっと笑うお母さんたちを見てウチまでつられて笑顔になった。

理「花ちゃん..。そろそろ行こっか..」

花「はい。」

2.3歩歩いて理子さんの車の助手席に乗った。

黒色のかっこいい車。少しだけ香水のかおりがした。

エンジンがかかって少しずつ車が動き出した。


母「花..。元気でね..。」

父「理子さんの言うこときくんだぞ。」

窓の外に二人が居て、笑顔で送ってくれた。

花「お父さん、お母さん!いままでありがとう!」

そう言うと車が走りだした。


だんだん遠くなる二つのひと。

涙がいっぱい出て止まらなくなった。

でも一つだけ決心がついたよ。









『うちは、がんばって広島で生きます。』
                        つづく...。

Re: 暴走族な彼。 ( No.5 )
日時: 2014/09/10 18:45
名前: みるく (ID: OrCsXVwf)

〜3〜広島の姿

理「はなちゃーん。そろそろ起きなあかんよ〜」

花「ん..?あっ理子さん!?」

理子さんの声がして目をあけたら車の天井があった。

理「もうそろそろ着くけっ!」

そう言い理子さんは車のスピードを上げた。

花「ぇっ!?ここって広島ですか..?」

理「そうじゃよ。」

鏡越しににこっと笑う理子さん。

ウチ..結構寝てたな..。

なんか、不意に窓の外が気になった。

窓の外を見れば始めてみるヤンキーがこれでもかってほど居て互いに睨みあってる。

金髪のヤンキーから変な髪型のヤンキーまで。

大阪なんかヤンキーなんて見たことも聞いたこともない。


花「うわぁ..。ヤンキーがいっぱいっ!」

ヤンキーなんて正直マンガとかでしか見たこと無かった。

理子「そうじゃけね!広島はヤンキー多いけ。き−つけなあかんよ」

理子さんも十分ヤンキーっぽい..。金髪だし..。

うなづいて窓の外をみた。

大阪とはぜんぜん違う。

環境も人も..。

ドキドキと高鳴る胸を押さえて広島の暮らしが楽しいことを願った

                    つづく...。




え〜っと3日間で少し進みました!

なかなか、広島に行くまでが長くてすいません。゜(PД`q。)゜。

次はもっと登場人物を出していこうと思っています!

これからもこの小説を宜しくお願いします!!

Re: 暴走族な彼。 ( No.6 )
日時: 2014/09/20 10:04
名前: みるく (ID: OrCsXVwf)

〜4〜龍覇王って..?

花「....。ぇ。」

桐本花。18歳。家庭の事情で広島にきた普通の高校三年生。

..でも今はそれどころじゃない。

目の前には異様な光景が広がっていた。

理「この子が大阪から来た花ちゃんじゃけ。仲良くしたれよ。」

ヤンキーの人たちにいう理子さん。

「はいっす。」そう言い理子さんに深くおじぎしている人達。

その数、ざっと30人。しかもヤンキー。



こんなことになったのは、広島にきてすぐの事だった。

ちょっと広島を観光して....。いや、ヤンキーだらけだったけど..。

これから住む家に行って..車から下りればヤンキーの人たちがいた..。

で、いきなりヤンキーが「理子さんっ!ちわーっす。」と理子さんに言っていて今、ウチは放心状態みたいな感じ。

花「あの?り、理子さん..?この人達は..?」

そう言うウチを睨むヤンキーさん。

そんなヤンキー達から目を離して理子さんに目線を向けた。

理「こいつらは広島一の暴走族、龍覇王の下のやつらじゃ。」

暴走族の人たち!?しかも広島一って..!

花「その...龍覇王っていうのん...すごいんですね!」

勝手に口がそう言っていた。

理「そりゃ..元旦那が作ったグループじゃからのぅ!」

花「へぇ〜!そうなんですか....ぇ。えええええ!?」

理子さんの突然の告白。

自慢げに言う理子さんは知り合ったばっかりだけどなんだか天真爛漫で不思議な人だ。

しかも理子さんの元旦那さんが作ったグループが広島一..。

花「変わった人だなぁ...。」

理子さんに聞こえないように小さいこえで言った。

理「花ちゃんなんか言った..?あっ!!カオリじゃぁ!!」

理子さんは目線を前にむけて言った。


前を向くと茶髪の女の人がこっちに向かって走ってきていた。

だんだん距離が近くなって顔がはっきり見えてきた。

髪の毛は少しパーマがかけられていて目は奥二重。

綺麗もあうけどどっちかっていうとかっこいい感じの人。


カ「りーこーさーん!!!!!」

理「カオリー!数はどうしたんじゃ?」

理子さんが『数』と言うとほほを赤らめるカオリさんって人。

カ「数は..家でまっとるんよ////ん..あれその子は..?見ない顔じゃけど?」

カオリさんて人と目が合った。

キレーな人..。

花「ぁっと..花です!!宜しくお願いします!」

自己紹介をした。すると、理子さんが「大阪からきたんよ!花ちゃん!」と付け足してた。

カ「おお!そーなんじゃ。うちカオリじゃけ。よろしく!花ちゃん!」

優しい声でそういうカオリさん。

カオリさんもヤンキーっぽいのにすごく優しい。

花「よろしくね!カオリさん!」

カオリさんはにこっと笑うと「家に帰るね!花ちゃんまたあそぼーね」
一言理子さんとウチに言い帰って行った。

すると、さっきのヤンキーのひと達が、カオリさんの後をついていく。

「まってくださ〜い、カオリさん。」て言葉を発しながら...。

花「あの人たちカオリさんの事知ってるんですか?」

ヤンキーのひと達を指さして理子さんに聞いた。

理「うん、あたりまえじゃけ。カオリは龍覇王のNo,2の数とつきあっとるんよ」

ええええ!?カオリさんまでもすごい人...!

広島にはいっぱい不思議な人がおるな〜..。

花「なんかすごいですね...。」

理子さんに言うとにこっと笑ってうなずいていた。

                           つづく..。

Re: 暴走族な彼。 ( No.7 )
日時: 2014/10/18 18:15
名前: みるく (ID: OrCsXVwf)

〜5〜翔との出会い

花「いってきまーすっ!」

理「きーつけていきんさい。」

理子さんと広島にきて3日がたった。

今日は始めて一人で広島観光!!

理「夕方には帰ってきんさいよ。」

花「はーい」

玄関でそんな会話をして家をでた。

っていっても行くところなんか決まってない。

花「ん〜。」

行くところを考えながら歩いていくといつのまにか工場についていた。

昼なのに薄暗くてちょっと不気味。


花「変な所きちゃった..。」

振り向いて帰ろうとしたら遠くに人影がみえた。

花「どうしよ..。」

とっさに近くにあった物の影に隠れた。

少しすると人の声がいっぱいしてきてちらっと見た。

大勢のヤンキー。ざっと40人は居る。

この工場がヤンキー達のたまり場らしくてふつうに喋ってる。



どうやって逃げよう..。


もし見つかったらウチ..どうなるん...。


そう思うだけで体が震える。

その時、近くにあった缶が震えた手にあたってコロンと音を立てた。

ヤンキー達がこっちを見るのが視線で分かる。

ついにこっちにヤンキーがきて見つかってしまった。

「へぇ。女がなんで此処にいるんじゃけーのぉ。」

そう言う一人のヤンキー。

腕を掴まれてヤンキー達の前に放り出された。

花「きゃっ」

ヤンキー達がウチを見てニヤニヤ笑う。

こわい....。誰か助けて..っ。

だんだんヤンキー達が近づいてくる。

一人のヤンキーがウチの体を触ろうとした瞬間、入口の方で音がした。

翔「...わりゃぁ、ぶち殺しちゃらぁ!!!!。」

黒い髪に身長が大きい人が立っていた。

「こ、こいつは...藤本翔じゃ..!」

一人のヤンキーが言うと他のヤンキー達はおびえ出した。

その人はヤンキー達を次々倒していく。


花「...ひ、ひぃ..。」

目の前で血だらけのヤンキー達が倒れていく。


こわい...。


体がまた震えだした。

足も立てなくなって座り込んだ。

下を向いて殴ってる音をふさぐ。

花「っ..。」

その時誰かが歩いてくる音が聞こえた。

びっくりして上を向くとヤンキー達を倒していった人が居た。

その人は照れ臭そうにしながらしゃがみこんでウチを見ていた。

翔「その..ごめんけぇのぉ...こわい思いさせてしもぉて..。」

花「あ..その..ありがとうございます...助けてくれて...。」

二人ってなかなか恥ずかしい。

なんかぎこちない会話をしていた。


翔「わ、わし藤本翔じゃ..。」

花「う、ウチは桐本花..。」

何とか挨拶ができた。

恥ずかしい..よぉ..////。

その人を見ているとその人がこっちを見て笑った。



 ................................これが翔との出会いだった。

Re: 暴走族な彼。 ( No.8 )
日時: 2014/09/16 21:09
名前: みるく (ID: OrCsXVwf)

〜6〜翔君の性格

花「....。」

さっきは、ヤンキー達に絡まれたりしてそれを翔君が助けてくれた..。

で、「家まで送るけぇ。」なんて眩しい笑顔で言われて断ることもできなく送ってもらっている。

そんなことより...............。

何なの!?このヤンキーの大群は!!!!!!

ウチより少し前に歩いていた翔君を囲むヤンキーの大群。

ヤンキーの大群は皆ジャンバーっぽいやつに『龍覇王』って書いている。



翔「おぉ。お前ら。数はどこじゃ。」

ヤンキーの大群に翔君が聞く。

その『数』って人まさかカオリさんの彼氏だったりして...それはないか.。

一人でうんうんっとうなずいて前を見た。


ヤンキー「数さんでしたらカオリさんと一緒ですけぇ。」

一人のヤンキーが他のヤンキーに変わって答える。


ん..?え、いま『カオリさん』って言った?

花「え!?カオリさん!?」

心の中で思っていると思ってたのにいつの間にか口に出ていた。

すると翔君が近づいてきた。

翔「花ちゃん..。カオリの事しっとるんか?」

興味ありげに目をキラキラさせる翔君。

ケンカしてる時と正直性格が全然違う..。

花「あ、はい!理子さんからの紹介で..。」

理子さんの名前だしちゃった..。翔君知らんやろな..。

でもウチの思いはぜんぜん違うかった。


翔「え!?理子さんまでしっとんの!?」

花「え、翔君も理子さんの事知ってるんですか?」


お互い質問しまくってる。

なんか翔君と仲良くなれたみたいでウチは嬉しかった。

それにまさか理子さんとカオリさんを知ってるとも思わなかった。


花「なんか、翔君って不思議な人..。」

ヤンキー達と楽しそうに喋る翔君を見ておもった。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9



この掲示板は過去ログ化されています。