コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- オモテとウラ
- 日時: 2014/12/15 17:35
- 名前: 葵 (ID: DXj3gHSB)
初めまして!
こんにちは!
葵です☆
[あらすじ]
渡辺遥は学校いちのモテ女。女子からも男子からも憧れの存在。もちろん彼氏もち。
でも、それはオモテの顔。
ウラの顔をずっと隠し通してきた遥だが、同級生の高橋颯太にしつこく迫られ、ウラの顔が・・・
初めてだし、学生なのでなかなか上手く書けませんが、最後まで読んでくれると嬉しいです!
登場人物紹介>>64
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- Re: オモテとウラ ( No.6 )
- 日時: 2014/10/20 16:58
- 名前: 葵 (ID: DXj3gHSB)
02 夜の集会
[ウラモード]
現在23:00。
私はコートを着て、自転車にまたがる。
昼間は賑わっている商店街もシャッターだらけだ。
毎月、満月の日に私はこうして外に出る。
「コガネミチ・・・。」
皆からコガネミチといわれてるこの路地は、名の通り月に照らされて黄金色。
コガネミチを真っ直ぐ行き、右に曲がり、左に曲がり・・・。
道がどんどん狭くなる。
家がどんどん少なくなる。
そして、見慣れた白い建物に行き着いた。
「あ、遥が来た!」
白い建物の中に入ると、20人余りの人々が座っていた。
「悪い、遅れた。」
コートを脱ぎ捨て、私は皆の前に行く。
そうここは・・・
『ヒョウリ人間の集会場』
「遥、モトヤス以外全員揃いました。」
副部長のナナが報告してくれる。
「モトヤスがまだ来てないそうだが、先に始めよう。」
私が声を張り上げていった。
「表裏集会にようこそ!部長の私が遅れて悪かった!」
表裏人間部長は
私、渡辺遥。
「今日もいっぱい語り合おうぜ!!!」
「おう!!!」
これで、私の役目は1つ終わり。
さて、ここで表裏集会のことについて説明しておこう。
この会は、満月の夜に表裏人間だけが集まる会である。
そして表裏人間同士で、最近の出来事や悩みごとなどを聞き合う。
いつから、どんな風に始まったのかはわからない。私が表裏人間になったときにはすでにあった。
私はネットで知ったのだが、皆がなぜここを知っているのかは不明。
年齢も様々で、五歳ぐらいの子も入れば40歳をこえたおっさんもいる。
私は第25世代目、表裏部長。
どうやって部長が決まるかも不明。いつになったら世代交代なのかも不明。
部長の仕事は
①始まり、終わりのあいさつ
②この集会を必ず継続させる
③表裏人間の掟を破った人への刑罰
以上この3つ。
私が知ってるのはこれぐらい。
かなり大雑把な会だ。
「はぁるぅかぁちゃん♪」
「その呼び方やめろ、ナナ。」
「ナナだってことよくわかったね〜。」
私のとなりにちょこんと座る。
「何年の付き合いだと思ってんだよ。」
ナナは私の親友。そして副部長。
実は、小学六年生。
私がこの集会に参加し始めた頃にはもういたから、ベテラン。
ナナは私と逆のパターンの表裏人間。
オモテの顔は警察が頭を悩ませてる有名なヤンキー。
ウラの顔はこの通り、キャピハピのガキだ。
「そうそう、モトヤスの事どうする?」
「んー・・・まだすねてんの?」
「みたい。」
モトヤスとは20歳前後の、背も態度もでかい男。
これまたベテランで、第24世代目副部長をしていたため、自分が次の部長だと思っていたらしい。
ところが、私が部長になったためふてくされて姿を現さなくなってしまった。
「いい加減にしてほしいよなぁ。代われることならモトヤスと代わってやりたいよ。」
「もうそろそろ、表裏人間の掟[第33 一年間姿を現さなくなったものは名簿から名前を消すべし。]に引っ掛かっちゃうよ?」
「うーん、ほんと部長ってめんどくさい!」
そんなこんなで、今日の会はおしまい。
現在、午前3:44。
明日は学校休みだ!!!
あれ、もう0:00すぎたから、今日か。
- Re: オモテとウラ ( No.7 )
- 日時: 2014/10/20 16:26
- 名前: 沙良 (ID: rGbn2kVL)
わっひょ、むっちゃ面白いです(*^^)v
更新頑張ってください!
影ながら応援しています!
- Re: オモテとウラ ( No.8 )
- 日時: 2014/10/20 17:02
- 名前: 葵 (ID: DXj3gHSB)
沙良さん
ありがとうございます!嬉しいです!!
沙良さんの小説も読んでみますね(*^^*)
更新頑張ります!
葵
- Re: オモテとウラ《オリキャラ募集》 ( No.10 )
- 日時: 2014/10/20 21:27
- 名前: 青藍 楓 (ID: sDy6h4RF)
コメント読んで来ました!
そして小説読んでびっくり、主人公と漢字は違いますが本名が同じ。
裏表があるところも同じ。
流石に完璧スーパーガールではありませんが(笑)
どうやらオリキャラ募集しているようなので、
オリキャラ載せておきますね。
名前:暁 結真 (あかつき ゆうま)
性別:男
見ため:短髪 黒髪 赤メッシュでつり目。チャラい。
性格:人を騙すことが得意。目付けられたら最後、徹底的に騙す、
もしくはオトす。基本的ヘラヘラしている。
立場:遥のクラスメイト ヒョウリ人間の集には所属しない。
サンボイ:「えー?遥様ぁ?誰それ(笑)僕、知らないなー」
「君みたいな人…本当見てて腹立つ。」
小説面白いと思うので、頑張って下さい!
長文失礼しました。
青藍 楓
- Re: オモテとウラ《オリキャラ募集》 ( No.11 )
- 日時: 2014/10/20 22:36
- 名前: 葵 (ID: DXj3gHSB)
Ⅰ
04 ピンチ到来!〜前編〜
「あっづぅ。」
「はい、16回目。」
隣でひよりが苦笑いしている。
今日はちょっと遠くのデパートへひよりとお出掛け。
もちろん、ウラモード。
服装もダラダラの服。あとマスクとサングラス。
「え、マジか。もう16回も言った?」
「うん。そんなに暑い暑いって言ったらどんどん暑くなっちゃうって。」
季節は六月。
デパートの人々も半袖の人がほとんどだ。
「ったく。あのハゲじじぃのせいなんだからな。」
「まあまあ、遥は学級委員長だもん。仕方ないよ。」
「学級委員長だからって雑用ばっかりやらせてんじゃねーよ、て話じゃん?」
「それは、わかる。」
「第一、文化祭は夏休みの前だったよな。準備物買うの、まだ先でいいじゃん。」
「遥、文句多い!さ、早く終わらそ。」
私が今デパートにいる理由がわかっただろうか。
夏休み直前にある文化祭の準備物の買い出しだ。
学級委員長だからって、扱い悪すぎる!
「えーと、ガムテープが十個。」
「何色?」
「緑。」
お店を出るごとに、どんどん袋が増えていく。
う、うでが・・・ちぎれる・・・。
ひよりは私より小柄なので、役に立たない。
まいったな・・・。
「こういう時はどうするだったっけ?」
「もちろん・・・!」
二人で叫ぶ。
「オモテモード!!」
[オモテモード]
「お、遥さんいるじゃん!」
「いきなり呼び出しちゃって、ごめんね。」
「全然大丈夫です!むしろ光栄です!」
男子が一斉に敬礼した。
トイレにはいって、一応持ってきたオモテ用の服を着る。
そして、しっかりメイクをして・・・。
かよわいが遥が困っている、と学校の男子に片っ端から声をかけ、集まったのは30人ぐらい。
ほとんどの人が来てくれた。
「は、は、は、は、」
近くの男子がいきなり言い出す。
「どうかしたの?」
「は、は、はるかさ、さま、の、の私服・・・。」
「?」
私服がどうかした?
ひよりがこっそり耳打ち。
「普段制服しか見ないから、戸惑ってるの。」
なるほど。
「遥さん、荷物を貸してください。」
「俺にも!」
あっという間に私の手荷物がなくなった。
ふぅ・・・疲れた・・・。
実は私、大人数でわちゃわちゃやるのが苦手。
人混みとかいちいち疲れる。
こういうところは、ウラもオモテを変わりはない。
今日は人数多くなったし、オモテモードにいきなり変えたし、心身ともに疲れた。
ひよりはいい。逆に大人数を好む方だ。
・・・あれ?ひより?
同じクラスの中山とずっとしゃべっている。
なるほどね。
「ひより、私ちょっと暑いから外行っとくね。えっとー・・・。皆、荷物を全部コインロッカーに入れてきてくれる?その間、ひよりと中山は先に絵の具かいに行っといたらいいんじゃない?」
「遥・・・。」
ひよりが、顔を赤らめながら言った。
「遥さん大丈夫ですか!?」
男子軍がおろおろしてる。
「大丈夫だよ。それじゃ、お願いします。」
私はくるりと向きを変え、出口へ向かった。
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