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想い思い、重い。 【久しぶりの更新でございます】
日時: 2015/10/06 19:34
名前: SINODA KEIN(ユキ) (ID: oUY4LzoD)

はじめまして、もしくは、こんにちは。
ユキです。

この作品で二作目!
しかし、今回はシリアス多しで恋愛をかいてみたいとおもいます。

更新は不定期になると思うので、気長にまってください!

感想・意見を、お待ちしています!

P.S.完結できるか、保障はないです。マジで。

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Re: クチナシ ( No.1 )
日時: 2015/02/16 18:45
名前: SINODA KEIN (ID: R3DK0PgD)

〜ヒガンバナ:悲しい思い出〜

「俺は、ちゃんと、愛してた」

「でも、キミが・・・・・・」

「もう・・・・・・・いらない」

「でてってくれ・・・・・・どうせ、キミには・・・・・・・」

彼の言葉が今でも耳に残ってる。

忘れもしない──私の、最悪の日。

「大丈夫か?」

気がつくと、わたしの手は汗でぬれていた。

「ああ、うん」

「・・・・・・・・・・・いつになったら」

「え?」

「いつになったら、心の底から俺を愛してくれるんだ?」

「・・・・・・それは」

「・・・・・・・・・・」

沈黙。

言葉が続かない。

「・・・・・・帰るか?アイツの元に」

彼が、そう言う。

「いやだ」

「・・・・・・帰ろう」

「いや、だ・・・・・・」

アイツはもう・・・・・・・見たくない・・・・・・・・

「帰るんだ・・・・・・・帰ってくれ」

その言葉を聞いたとき、私の中の何かが、また、壊れた。

「・・・・・・・・・・・・・結局・・・・・・・・・・・・・・」

「え?」

「・・・・・・・・・・・・結局、みんなそうなんだ。私はいらないんだ。私は・・・・・・私は・・・・・・・!」

結局、アイツも、彼も、皆、皆・・・・・・

「・・・・・・・・・・・帰るよ・・・・・・・・・もう、いい・・・・・・・・・」

「!?やめろ、バカ、落ち着け!」

私は、近くにあった果物ナイフを握りしめる。

「——!」

首にあて、目をつぶり、息を吸う。

「・・・・・・・サヨナラ、凛、陽──」

私の中の太陽ふたりを思い浮かべ、私は───


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