コメディ・ライト小説(新)

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神様の会話
日時: 2021/01/26 22:05
名前: スノドロ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

どもっ知る人は知る、スノードロップ、略してスノドロと申します!
いつもはいろんな所で『鈴乃リン』として活動しております!

このお話は、神様メインです。実在する神様とか……?
ま、とりあえず、書いていきまーす!

《キャラ紹介》

迦楼羅カルラ

男の子 見た目13歳。
赤い髪でボブスタイル。和服を来て、錫杖を持つ。
蛇や龍を食べるといわれる神様。穏やかで優しい。

阿修羅あしゅら

男の子 見た目11歳
短い髪を後ろで小さく一つにくくる。
腕が六本ある神様。
炎を司り、カルラと仲良し。無口だがすぐキレる。

福禄寿ふくろくじゅ

男の子(?) 見た目8歳
長い帽子を被り、厚手の服を着ている。
幸福を与える七福神。人見知り。


現在登場中の神様

七福神一行
弁財天べんざいてん
恵比寿えびす
寿老人じゅろうじん
布袋ほてい
大黒天だいこくてん
毘沙門天びしゃもんてん

有名神様一行
サクヤ(花の神)
イワナガ(岩の神)
ホオリ(山の神)
ホデリ(海の神)
大國おおくに
天狗てんぐ
九尾キュウビ

神様の父母一行
イザナギ(すべての神の生みの親)
イザナミ(   上と同文   )
アマテラス
スサノオ


その他たくさん神様が出てきます。

【お知らせ(というか感謝)】
この小説が2020冬小説大会にてコメディライト板 銅賞を頂きました!
いつも読んで下さっている皆様、ほんっっっとうにありがとうございます!初めての受賞で本当に嬉しいです!
同じく今回の小説大会で管理人&副管理人賞を受賞した『妖怪ウォッチ エンマ大王のドタバタ日常』もよければぜひご覧ください!
これからも更新頑張って行きますのでよろしくお願いしますっ!

Re: 神様の会話 ( No.71 )
日時: 2020/12/01 18:39
名前: スノドロ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

~次の日~

「あー……ぜんぜん寝れなかった~……」

ん~、と阿修羅が伸びをする。阿修羅は元々、朝が苦手である。
それを見た福禄寿が、ふふ、と優しく笑った。

「そうだな、昨日は大変だったから。阿修羅もお疲れ様。」
「ちょ、福禄寿……お前の優しさが俺を余計眠くするんだよぉ…………」

だんだん阿修羅の声が弱くなってくる。すると阿修羅の体に炎がついた。

「ぎゃっ!!」
「おーはーよ、阿修羅!」

炎を出した犯人は、カルラだった。にこにこ笑っている。

「えっへへ、眠そうだから起こしてあげないとね☆」
「……テメェ………………ざっけんなあああ!!!!」

阿修羅とカルラの鬼ごっこが始まってしまった。

Re: 神様の会話 ( No.72 )
日時: 2021/01/05 08:42
名前: スノドロ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

「さてと……気になったのだが朝御飯は?」
「えっとね……大広間で皆で朝御飯だって!お膳とか出るかな~♪最近豪華なの食べてないしっ!」

カルラはにこり、と笑って阿修羅を見やる。カルラと阿修羅は仕事で日中はあまり顔を合わせないものの、一緒に住んでいるので、料理下手なカルラに、料理上手な阿修羅が毎度ご飯を作ってあげているらしい。
自分の料理のことを口に出され、ぎくっと肩を震わせた。

「…………作ってやってるんだからそんな口調ねーだろが」
「だよね、ゴメン!でも阿修羅のも質素でおいしーよ?」
「質素って……お前本当にそれ誉めてんのか?」
「あったりまえでしょ!」

いつも笑っているカルラを阿修羅は恐く感じた。
そんな二人の言葉を聞き、福禄寿はくすくすと笑った。

「じゃあ…………大広間に行くか。」

Re: 神様の会話 ( No.73 )
日時: 2021/01/23 22:55
名前: スノドロ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

大広間に行くと既に沢山の神々がいた。皆昨夜のことで持ちきりだそうだ。
俺らは指定された席に座った。

「あっさごっはん~♪」
「ハイテンションだな……」
「本当だよ。」

前に座っている犬神にくく、と笑われる。

「あ、うるさくてごめんなさい!おはようございます!」
「ううん、大丈夫。おはよう。」

にこり、と犬神の大人っぽい笑顔にカルラは顔を明るくさせ、犬神と談笑し始めた。

Re: 神様の会話 ( No.74 )
日時: 2021/02/15 07:55
名前: スノドロ ◆U9PZuyjpOk (ID: rCT1hmto)

福禄寿の席は七福神が固まっている中の一角だった。そこには既に皆集まっていた。
「あー………………」
一人でぶつぶつ唸っているのは昨日寿老人と酒呑み合戦をし、完敗した若き神布袋尊だった。
「……あ、布袋尊はほっといていいよ、コイツ、地味に二日酔いだから」
弁財天が平然とした様子で言い張るが、普通に危ない気がする。
ちなみに勝利した寿老人はいつも通りだ。

Re: 神様の会話 ( No.75 )
日時: 2021/06/20 19:36
名前: 鈴乃リン ◆U9PZuyjpOk (ID: 0j2IFgnm)

だいたい阿修羅視点なんだよね……サーセンっ!

「皆様、静粛願います」
凛とした声が春の間に響き渡り、ざわついていた空間がシン……と静まり返った。
声の主はスサノオ。横には姉のアマテラスもいる。昨日は遅くまで大変だったろうに、いつものような佇まいでいて凄いなぁ、と尊敬してしまう。

いや、今日の二人は何か違う。

「おはようございます。昨晩は大変騒がしくなり、皆様の休息の時間を邪魔してしまったこと、深くお詫び申し上げます。」
アマテラスが真剣な表情でそう伝え、スサノオと共に俺たちに頭を深く深く下げた。
「……私達はどうってことない。イザナギ殿とイザナミ殿のご様子は?」
後ろから声がし、ゆっくりと振り返れば四神の一人、青龍がじっとアマテラスを見つめていた。
「…………イザナギ様は現在、二日酔いのイザナミ様に付き添っております」

…………マジか。
アマテラスの言葉を受け、神々が一斉に笑い出した。

「も……申し訳ございませ…………」
「そういう意味じゃねぇぜ、アマテラスさん?」

青龍の横に座っていた白虎がにっと笑い、アマテラスに告げる。

「イザナミ様が無事だったから、良かったな。皆そう思って笑ってる。アマテラスが謝る必要なんてねぇよ。」
「白虎?貴方そんな綺麗事を言う神でした?」
「はぁ!?俺を馬鹿にするんじゃねぇぞ青龍!」

コントのような会話に、更に笑いが広まる。遂にはアマテラスまで笑っていた。

「……皆様、本当にありがとうございます…………!」

すると朝の食事がだんだんと運ばれてくる。

「皆様と共に迎えられる朝に感謝致します。それでは!」
「「「頂きます!!」」」


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