ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 鉄球謎姫
- 日時: 2009/12/18 23:25
- 名前: 雪梨 ◆GniOoWrG2M (ID: kfmvS1ow)
はじめましての方も、そうでない方も、クリック有り難う御座います^^
見ての通り、雪梨と申しますー。
ゆきなし、と読みます。
題名は、仮です♪
どうぞ、最後まで見て行って下さいー(^−^*)
⌒*+*++$++*お話*++$++*+*⌒
プロローグ*>>1
登場人物*>>2
壱話*別の世界>>3>>7
弐話*HN>>8
参話*武器>>10
四話*>>
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- Re: 鉄球謎姫 ( No.6 )
- 日時: 2009/12/11 07:35
- 名前: 雪梨 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
はじめましてーっ!
初のお客様ぁっ、嬉しいですっ><*
が、頑張らせていただきますっb
- Re: 鉄球謎姫 ( No.7 )
- 日時: 2009/12/11 17:35
- 名前: 雪梨 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
「……ぬしは、選ばれたんじゃ」
沈丁花、という変わった名前の少女は静かにそう言った。
「帰りたければ、最後の一人になる事じゃの」
「選ばれ……た? 私が? ……え?」
未だに頭が回転しない私。
「さっき、この世界に連れ込まれた事が、勝手に頭の中で思い浮かんだじゃろ? 少し、記憶に改造を施されているんよ。 だから、この世界にいる人間は誰かを殺しても何も感じない。罪を荷負わないんじゃ。……そして、元の世界に帰る方法は一つ」
急に、鋭い瞳で睨まれ、私は目線を逸らせなくなる。
「……何……?」
「さっきも言ったがの。この世界で最後に生き残った一人だけが、元の世界に帰れるのじゃ」
最後の、一人だけ……。
「……最後の一人になるまで、私は人を殺していかないといけないの……?」
「……変わった娘じゃ。この世界で殺す事に悲しみを持つとは。まぁ、その感情も、しばらくすれば薄れるだろうが」
沈丁花は、「はぁ……」と深い溜息を吐いた。
……人を殺す、別の世界……。
- Re: 鉄球謎姫 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/12 13:57
- 名前: 雪梨 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
弐話*HN
「……で、此処についてはこの位じゃ。少なくとも私の知っている事のみじゃけんな」
沈丁花は、私に此処での生活や“相殺場”について知る限りの事を教えてくれた。
「ほんでな。この世界では“HN”というものがあるんじゃ」
「えいち、えぬ?」
「HNと書いて“ハンドルネーム”と読むんよ。何人か殺せば、この世界での“ハンドルネーム”が付けられるのじゃ。私は“不滅の沈丁花”とか“壊乱娘”、“瞬戮の姫”等、よう分からんHNが付いているがの」
「そう……なんだ」
私は静かに答えた。
- Re: 鉄球謎姫 ( No.9 )
- 日時: 2009/12/12 13:58
- 名前: 雪梨 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
沈丁花のキャラソンー。
http://www.youtube.com/watch?v=t7yec2HJrjw&feature=related
- Re: 鉄球謎姫 ( No.10 )
- 日時: 2009/12/12 13:57
- 名前: 雪梨 ◆GniOoWrG2M (ID: 6.Riuk1k)
参話*武器
先程から私がずっと気になっていた店の様な所に、沈丁花が入って行った。
私も慌てて沈丁花の後を追う。
……中には、色々な武器のような物が売っていた。
「此処は武器やじゃよ。自分に合った武器を買いなされ」
「……うん」
そうは言われても……。
その買った武器で人を殺す、って事だよね?
でも、陸のいる元の世界に帰るためには、最後の一人になるまで生きなければならない。
……その為には、やはり人を殺さなければいけないのだろう……。
「おい、娘。これなんかどうじゃ?」
沈丁花が差し出したのは、とても重くて大きな鉄球だった。
「あ、えと……じゃあ、それで……」
自分で決めようとしても、中々決まらないだろうし、沈丁花がせっかく勧めてくれたのだから……。
「よし。腕を出しなんせ」
沈丁花に言われた通り、腕を出すと、その鉄球、二つを私の両腕に絡み付けた。
実際、腕に付けてみるとそこまで重くはなくて驚いた。
……こんな物で人を殺せるのだろうか。
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