ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

神様が死んだ日
日時: 2009/07/02 17:36
名前: えみ ◆.OTuS3XQxg (ID: EbMOb6mj)

 今まで、何度もホラー小説を書いてきました、えみです。

今回は、大人っぽい話を作ろうかな、と考えています。

 よろしくお願いします。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11



Re: 神様が死んだ日 ( No.34 )
日時: 2009/07/13 18:41
名前: えみ ◆.OTuS3XQxg (ID: EbMOb6mj)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12358

         8話・役立たず

 「黒崎さんっ!!」

黒髪の、天然パーマの人と、茶髪のロングの女の人が入ってきた。
 とりあえず私は、起き上がることが出来ないので、ニコッと笑った。
 すると2人は安心したのか、顔を見合わせて微笑んだ。

「あの.....」
 私は、とにかく自分のことを聞かなくてはと思った。
「私は、誰で、何者なんでしょうか?」

微笑む2人の顔が、再び真っ青になった。

「自分の事、覚えてないの?じゃあ、私たちが誰かもわからない?」

女の人は、悲しそうだが、笑って聞いた。

「ええ.....。スミマセン。」
私は、目を伏せた。何か、悪いことしたな。
「謝らなくてもいいんだよ。君の名前は黒崎 玲子。20歳だよ。僕たちと同じ会社で働いているよ。」

男の人は、スッと私に目線を合わせ、話してくれた。

「そう.....ですか。」

私は、悪い事をした、というより、自分は役立たずなのでは?と思っていた。

 今の私では、何の役にも立たない。
会社員で、成功していても、ひらにされてしまうのではないだろうか?

 不安が、頭の中でまわり続ける。
「玲子、無理しないでね。私たち、毎日来るから!少しずつでいい。ゆっくり思い出して!」

女の人が言うと、2人は病室を出て行った。

「役立たず......か......。今の私にぴったりね。」

私は、わざと笑顔を作ったけれど、頬に1滴、涙が流れると、止まらなくなって、ずっとずっと泣き続けた。

 私は、前の自分に戻れないの?

Re: 神様が死んだ日 ( No.35 )
日時: 2009/07/13 18:55
名前: そらそら ◆KtKsDuZC0Q (ID: 6w.ezElv)

かわいそう〜〜(号泣)

Re: 神様が死んだ日 ( No.36 )
日時: 2009/07/13 19:05
名前: えみ ◆.OTuS3XQxg (ID: EbMOb6mj)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?273385

ありがとう!

嬉しいよ〜!
これから頑張ります♪

Re: 神様が死んだ日 ( No.37 )
日時: 2009/07/18 11:40
名前: えみ ◆.OTuS3XQxg (ID: EbMOb6mj)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?273385

         9話・復活
 
 私は、役立たずなのよ!
ココロが揺らぐ。

 幸せだった日々、辛かった日々。
何も分からない今の自分。

 「私は、黒崎 玲子。20歳。.....さっきの人と同じ会社......。」

そこまでノートに書きとめると、手が止まった。

あとは、何も分からない。知らない。
涙が、頬を伝って流れ落ちた。
ポツポツ

ベッドに、涙のあと。
「面白い事を教えましょう。」

脳内に焼きついた言葉。

 覚えているのはこの言葉とあの光景だけ。

ズキンッ

頭が、ガンガンしてきた。

「っ......。」

痛みで、何も出来ない。

なた、涙が流れた。
 しょっぱい。塩の味。

「誰かが......いなくなる。」
涙の味は、消え去っていた。

ふと、今日の出来事全てを思い出した。

「あ......私っ。」
自分の記憶も戻った。

「分かる。自分の事も、みんなの事も!」
今度は、喜びの涙が出た。

『誰かが死ぬ。お前の大切な、誰かが。』

また、あの時の声。
私は、ケータイ電話を手に取り、急いでボタンを押した。

Re: 神様が死んだ日 ( No.38 )
日時: 2009/07/18 15:28
名前: そらそら ◆fTIBDvt3G. (ID: CKpJ5zkK)

うう〜〜かなす〜


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11



この掲示板は過去ログ化されています。