ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 僕等の図書館 〜7冊目終了〜
- 日時: 2010/12/19 20:52
- 名前: クロウ ◆ebVNSpzUfE (ID: n71ZnujR)
どうも、初めまして又は二度目まして。九龍です。
今回は、百物語を、僕の作った様々な小説のキャラクターが演じる、というような作品をかいてみます。
ついでに言ってしまいますと、この小説のスレッド名が図書館と付いている分、本もいっぱいあります。
まぁ、100冊しかないとか、普通はありえませんよね。
……多分、知らないうちに本が追加されてるんじゃないですか?(僕はそう思いたいです。そうでもしないとここ、つぶれます!)
ここからは、注意です。
荒らし・チェーンメールはお断りです。即刻立ち去ってください。
僕が嫌いな人……は、ここに来ないはずですが、間違ってという可能性もありますよね。
僕が嫌いなのでしたら、避難した方がよろしいかと思います。
最後に。この小説は、ホラー系なので、後味とか悪そうな感じがします。苦手なら、猛ダッシュで逃げてください。
(ホラーでないのも時々混ざってますがね)
……これでも、残ってくださるんですか?
できれば本文も読んで行ってくださると、嬉しいです。
登場人物>>1
挨拶&プロローグ的な何か>>2
百物語>>3
参照○○突破記念>>10
お客様
★ユマ★様、月華様、鏡花水月様、ヒカル様、 ヴィナン(ヴィッカ)様、羽百合 蕾様、シエル【樹】様
美桜様、叶嵐様、紅蓮の流星様
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- Re: 僕等の図書館 〜2話目UP〜 ( No.35 )
- 日時: 2010/12/15 06:53
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: XOYU4uQv)
さて、今度は何の話をしますかねぇ。
……こんどは、要君が話してくれた話を読みましょう。
これは、ある雨の日のことでした。
要君が傘を持って、学校を出ます。
学校を出ると、雨が降っていて、石や土に水がしみ込んでいました。
要君は傘をさしながら、学校の門を出て、歩いて行きました。
要君はスニーカーを雨水で濡らし、家へ歩いていきます。
ザッ ザッ ザッ
少し、砂の付いたスニーカーから、出る足音。
ザッ ザッ ザッ
ペタ ペタ ペタ
?
あれ? 足音が一つ多い?
雨音に交じり、素足で歩くような音が聞こえます。そして、地面を踏んだ時に雨水が飛ぶ音も聞こえない、晴れた時の地面を歩く足音です。
要君はそう思い、立ち止り、先ほどの音が何か確かめようとします。
ですが、先ほどの様な足音はせず、ただ、雨が地面を打ち付ける音と、傘が雨水をはじく音が聞こえます。
要君は先ほどの足音は気のせいだと思い、また歩き出しました。
ザッ ザッ ザッ
ペタ ペタ ペタ
やっぱり、ついてくる。
学校の七不思議にもこの様なものがあったが、いざ自分が体験すると、なかなか怖い。
これで冷静な状態でいられるのは、ベリアルくらいだろう。
要君はそう思いながら、また歩きます。
ザッ ザッ ザッ
ペタ ペタ ペタ ペタ
あれ?
足音が増えている?
そう思いながら、恐る恐る後ろを向いてみる。
でも、そこには誰もいない。ただ、雨が地面に向かって落ちて行くだけ。
……もっと、早く帰れるようにしよう。
要君はそう思いながら、速足で歩きだします。
ザッザッザッザッザッ
ペタペタペタペタペタペタ
足音が歩くごとに一つ多くなっている気がした。
振り向いても、誰もいない。なのに、追いかけてくる。
要君は駆け足で、足音が追いつけないよう家まで駆けてゆきます。
タタタタタタタタッ
ペタペタペタペタペタペタペタ
また、足音が増える。
要君はペースを落とさず、駆け足で帰る。
そのたびに、足音は多くなる。
いつも陽気な要君も、流石に気味が悪いと思ったらしく、全力で家まで走ります。
タタタタタタタタタッ
ペタペタペタペタペタペタ
要君は足は速いし、足が長いので歩幅も広いし、ペースを落とさず走っています。
普通の相手ならこれで一気に離せるはずですが、こんかいは違いました。
ペタペタペタペタペタペタペタペタペタ
足音はまた多くなっていて、しかも、先ほど大きく聞こえてきます。
つまり、こういうことです。
足音はだんだん要君に近づいているんです。
「な、んなんだよッ!」
要君はそう言って、家まで走ります。
もう少しで家に着きます。でも、それより先につかまったら?
いいや、そんなことはない。あってたまるか!
要君はそう思いながら、走ります。
タタタタタタタタッ
ペタペタペタペタペタペタ
ザッ ザッ ザッ
今度は、足音が三つ。
タタタッ
タタタッ
素足で歩くような足音は、もうしませんでした。
後ろを向くと、学生服を着た、金髪の美しい少年、ベリアルがいました。
「要さん、やっと止まってくれましたね」
ベリアル君がため息をつきながらそう言う。
ベリアル君は、要君が割烹着を忘れたので、それをとどけに来たらしいのですが、要君が突然走りだすので、自分も学校から全力で走ってきたそうです。
要君は自分が走っているときに、自分の後ろに何か見えたかと聞きました。
ベリアル君は少し考えるようなしぐさをし、答えました。
「目には見えませんでした。ですが、何かよからぬ者がいましたね」
ベリアル君の答えを聞き、要君は震えあがりました。
あの時、ベリアル君がこなかったら、要君はどうなっていたのでしょう。
皆様も、一人で帰る日は、十分気をつけて。
- Re: 僕等の図書館 〜2話目UP〜 ( No.36 )
- 日時: 2010/10/14 20:18
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: k5lEWJEs)
さて、次の話は、百鬼夜行の1匹の霊の話です。
皆様、呪いの種類はいくつか知っていますか?
呪詛、魔術、色々あります。そのなかに人に憑く霊のようなものもいます。
今回は、その『憑き物』の話をします。
これは、尚君が聞いた話だそうです。
尚君のクラスで、ある男の子、I君がいました。
I君は友達が尚君しかいませんでした。いつも、人に虐められていて、そこを尚君が助ける。という流れで友達になったのです。
ある日のことです。I君3人の男の子達が石を投げました。
I君は傷だらけです。尚君がそれを見て、男子3人の膝を軽く蹴ります。
3人はバランスを崩し、転びながら、尚君を口汚く罵り、逃げて行きました。
尚君はため息をつきながら、I君に手を差し伸べます。
I君はその手を取り、立ち上がります。
I君は濁った眼をしていて、俯いたままです。
「おい、大丈夫か?」
尚君が声をかけると、I君はこくりと頷きます。
尚君は俯くI君の手を引き、鞄を取りに、2人で教室に行きました。
教室に行き、カバンを取り、玄関まで走ってゆきます。
色々なクラスから、小さな声で何か言われています。
2人とも、このようなことには慣れているらしく、気にする様子はありません。
「I、傷、大丈夫か? 石、目にあたったりしなかったか?」
「うん、大丈夫。いつも悪いね」
尚君の問いに、I君は苦笑してそう答えました。
玄関で靴を取ると、I君の靴に砂が入っています。
I君は靴に入った砂を尚君に頼んで、花壇に捨ててもらってから靴をはき、2人で帰りました。
次の日のことです。
I君に石をぶつけた3人が、高熱を出して病院に運ばれました。
先生達は皆にマスクを持ってくるよう告げました。
I君はマスクを持ってきたのですが、ある女の子に取られてしまいました。
「返して、返してよ!」
I君はマスクを取り返そうとマスクに手を伸ばしますが、そのたびに女の子は、マスクを後ろに隠したり、他の生徒に渡してニヤニヤと笑っています。
尚君はその女の子を注意し、マスクをひったくり、I君に渡しました。
その次の日。女の子が高熱を出し、病院に運ばれました。
そして、石をぶつけた3人は、死んでしまいました。
「不思議だな。お前を虐める奴が、熱を出して病院に運ばれてる。天罰か何かか?」
尚君が弁当のふたを開けながら、そう言います。
I君は尚君と机をぴったりとくっつけ、弁当のふたを開けます。
「あぁ、あれね。……天罰、とかじゃないんだよね」
尚君はI君の答えに疑問を持ちながらも、自分の弁当にある卵焼きをI君の弁当のふたに移します。
これ、好きなんだろ? と、微笑む尚君をみて、I君も笑いながら話を続けます。
「あのさ、犬神って知ってる?」
「犬神……って、犬神憑きとかの、アレか?」
「そう。僕、アレを作ったんだ。犬を埋めて、餓死寸前になったら首を切って、人の多く通るとこに埋めた。あいつ等に、復讐するためにね!」
I君は尚君の耳元で、小さな声で囁いた。
尚君はビックリしながら、ミニトマトを口に運んだ。
次の日。I君が高熱を出しました。
女の子は、死にました。
犬神。
犬神は自分を作った主人の意志に従い、他の人につきます。
ですが、主人への忠誠心が強いわけではないのです。
犬神の扱いをぞんざいにすると、容赦なく、主人にも牙をむくのです。
つまり、I君は犬神をぞんざいに扱ったせいで、このような結果になってしまったのです。
人を呪わば穴二つ。まさに、この言葉が当てはまります。
皆様は、人をのろったりしたりしてはいけませんよ。
人を呪った場合、その呪いは自分にも帰ってくるのですからね。
- Re: 僕等の図書館 〜2話目UP〜 ( No.37 )
- 日時: 2010/10/15 19:27
- 名前: 月華 (ID: SOGiHJ/a)
ま、まともな解答をありがとうございます。
おとなしくただ人を驚かすために……(そ、それはおとなしく脅かすということ!?)
うーん、愛を語るものかぁ……余計に話が難しくなってくる。
自分を愛してしまって死に逝く者々の姿をもう二度と見ることがなくていいのはある意味よかったとしか言いようが無いですね。あと少しって、一番心にきついですから。
……、炎の戦車って……。コメントの使用がないというか何と言うか。
名前、無価値って意味なんですね。否、むしろ無価値というよりはいたらいたで大変という感じがしないでもない。
ああぁ……そういえばベタですものね。赤い糸でつながっているということで女の子が死んで、男の子がその場所で女の子の霊に殺されてしまったみたいな話。
女って者は厄介この上ない……一理あるでしょうね。
怖いですね、走ってて背後から足音するのに誰もいないなんて……。(よくあるからわかります。私のは幻聴というのですが)
そして、きわめつけがあのベリアル君の一言。——雨の日を一人で帰れない症候群が発生するかも。
つき物という感じはあまりしませんね。どちらかというと神・降・臨というか……(日本語にならない)
嗚呼、でもそれは私の勝手な勘違い? だって、つき物って人に着いて操るような感じのタイプだとおもってますし……
長々と失礼いたしました。
- Re: 僕等の図書館 〜2話目UP〜 ( No.38 )
- 日時: 2010/10/15 20:37
- 名前: ★ユマ★ ◆FfKRCvpEe. (ID: 6w.ezElv)
えっ??
決め台詞???
んなこたねぇよ♪
ふぇっふぇっふぇっふぇっふぇっふぇっ
おかしくてたまんねぇ(笑
ねぇ ひよ・・・あ゛ごめん。
恐いよぉ
恐いよぉ
おっそろし((ひゃ〜〜
あ、、便所便所・・・
- Re: 僕等の図書館 〜2話目UP〜 ( No.39 )
- 日時: 2010/10/16 18:39
- 名前: クロウ ◆vBcX/EH4b2 (ID: nOs1EgCw)
月華様へ
あはは。
まぁ、幽霊みたいにスッと前を通って、という感じの大人しさではないです。
例えるならば、男子生徒が廊下の角で待ち伏せしてて、自分が近くに来たら「ばぁ!」って出てくるような感じです。
まぁ、あれは行く先々で女の子くどいてますし、ある意味あたってますよ。
あと少しだけでも。なんか、彼がそう考えてたら考えてたで、それは果たして許されるかどうか……。
思い出に残して楽しい思い出を思い出してウジウジするか、自分の性質のせいだって諦めるか。ってことですね。
まぁ、それが悪魔と言う物です。基本的に、自分を強く見せるためにああいう姿を取っているのかと。
いたらいたで大変なんですよね。なんでも、某国の王と喧嘩して、しまいにはイエス様を呼んでどちらが正しいか問い詰める始末です。
結構ベタですよね。まぁ、書いた僕も僕ですが。
一理ある人のが多いでしょうね。女って男性より愛情が深いってパターンが多いですし。いいとも取れれば悪いとも取れる。
……幻聴。
ベリアル君。あの人は何事でも率直に伝えます。よっぽどのことでなければ。
しかも、「悪いもの」を具体的に言わないというところもあり。あの人、本当は解ってたり?
あれ、一応モンスターとかの類なんですよね。神って人工的に作られるものではないですし。
神として紹介されるとしたら、暴君神とか、残虐神とか、憎しみの神とか、負の感情がとてもにあいます。
★ユマ★様へ
あはは……。
今度本名言ったら、この図書館つぶれるってことでどうですか?(館長命令)
また今度。
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