ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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翔太青年と漆黒の追跡者
日時: 2012/06/19 10:32
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

以前、ここで【健太青年と闇の復讐者】を描いていたレッドです。

普段は2次小説(原作あり)で推理小説を書いているのですが・・・このたび、ここに復帰するにあたって、今回は新しい小説を書くことになりました。

小説の舞台はイギリス・ロンドンです!

今回もダーク×ミステリーの他、ファンタジーを交えた謎解きアドベンチャー!これからも頑張って書いていきたいと思います!!(笑)

今作は【健太青年と闇の復讐者】の主人公だった谷口健太の後を引き継ぎ、新たに主人公となった海野翔太の他、幼馴染なども出ます!

翔太たちが大学1年生となった春、幼馴染のリオ・アランバートの命を狙う赤い瞳をした謎の男が翔太の前に立ちはだかる・・・果たして、その赤い瞳をした男の正体とはいったい?

これからも応援よろしくね!!コメントはいつでも大歓迎♪

【レッドからのお知らせ】

お久しぶりです! 今日から再び更新することになりました。応援よろしくお願いします!!

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Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.160 )
日時: 2010/09/29 22:49
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: 0a987INq)

第5章の続き

やはり、そうか・・・何も得られずにいるのか。ならば・・・

「僕がリオに話を聞くしかなさそうですね」

そう言うと・・・警部は目を丸くして驚いた。

「リオに聞くのかい?」
「はい。僕が思うに過ぎないんですけど、彼女は紅蓮雄太という少年と何か深い関わりがあったようですからね・・・でも、彼女に質問した時点で何か得られるかどうか分かりません」

警部はうーむ・・・と唸りながら考え込んだ。

「だがな、危険を承知で調べるつもりか?」
「はい」

僕はあっさりと言ってのけた。

Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.161 )
日時: 2010/09/30 08:36
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: 0a987INq)

そんな僕を見たレストレード警部は参ったな・・・という顔をして溜息をついた。

「分かった。後は翔太に任せよう。何か分かったら、携帯で連絡してくれ」
「はい、分かりました」

そう言った後、警部が僕を見て呟いた。

「何か起きなければいいがな・・・」

確かに僕もそう思う。嫌な予感がしなければ大丈夫だろう。

「じゃあ、そろそろ行きますね」

僕はドアを開けて出たのだった。

翔太はレストレード警部と別れ、幼馴染のリオにあることを聞こうと決心するのだった。

Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.162 )
日時: 2012/06/19 16:06
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

第6章 紅蓮雄太と赤い瞳の男についての謎

翔太はリオの家に来ていた。

「ピンポーン」

インターホンを鳴らして、リオが出るのを待った。
すると、玄関のドアが開いた。

「はーい・・・ってあれ? 翔太!?」
「よう、リオ・・・おまえに聞きたいことがあってよ」
「夜なのに? まぁ、良いけどさ」

リオは肩を竦めながら頷きつつ、上がるように言ってくれた。

「中に入って」
「おう、お邪魔するぜ」

2階にあるリオの部屋で話すことにした僕は納得がいかないかのように顔をしかめながら考え込んだ。

「翔太、あんた・・・私に何か話したいことでもあるんじゃないの?」
「そうだよ。おまえ、紅蓮とはどういう経緯で知り合ったんだ?」
「何で雄太のことを聞くの?」

リオが疑うのも無理はない。自分が気になることを言っただけだから、聞きたいことがいくつかあった。

「僕の捜査だ。ちょっと気になる事とかあるからな」
「へぇ・・・まぁ、話してやっても良いけどね」

面白半分でからかうかのように、リオは僕を見て笑った。
なんだよ、人が真面目に聞いているのに・・・そう思いながら、リオを見た。
複雑な思いもあるようだが、こればかりは仕方がない。

「雄太との出会いは会った時に話したよね?」
「あぁ・・・」
「赤い瞳を持つ男・・・あの人は恐らく、雄太の父親」

何でそこまで知っているんだ?
赤い瞳の男が・・・紅蓮の父親なのか?

「あいつが親父なの?」
「えぇ、雄太はそこまで気にしてなかったけど、実際は狙われていた」
「狙われていた?」

どういうことだ?
このままでは、話についていけない。

「つまり、紅蓮の親父は何らかの理由で赤い瞳を宿った・・・ということか?」
「多分ね・・・私の推測でしかないんだけど、翔太が気になるのは雄太と父親の関係についてだよね」

さすが、リオだ・・・そこまで分かってるとはな。

「あぁ、そうだ。どういうことか聞かせてもらったぜ」
「でも、あいつ・・・何か厄介なことに巻き込まれたみたいよ」

厄介なこと・・・?
それが気になってきた。

Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.163 )
日時: 2012/06/21 17:09
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

僕はリオに何が厄介なのか聞いた。

「どういうことなんだ?」
「雄太は母親を亡くしているのよ」
「・・・!?」
「雄太が1人暮らしするようになってから、あいつの部屋に行った時に思わず写真立てを見たんだよね」

写真立て?
そこに誰かが写っていたということか?

「写真立てには・・・誰が写ってたんだ?」
「・・・・・・」

何も言いたくないのだろう、その気持ちは何となく分かる。
だが・・・僕だって、謎を解き明かさなきゃいけないんだ。英国紳士としてはね!

「リオ・・・言いたくないのは分かるよ。僕だって、無理強いに言うことはしない。でもね・・・」
「・・・?」

リオは伏せていた顔を上げて、僕を見た。

「何かあった時、僕を頼りにしてくれれば良いからさ」
「翔太・・・」
「幼い頃から知っているからね。僕もそう思うんだ・・・リオはそんなに狙われるようなヤツじゃないって」

そう、リオは僕の大切な幼馴染・・・何があっても守りきる。赤い瞳の男に襲われても良いように、いつでも準備しないといけないな。

「あいつの瞳・・・何か気になるな」
「そう?」
「最初、そいつに初めて会った時さ・・・さすがに僕もビビったけどね。でも、あいつの様子を見ていたら・・・何か冷酷な性格を持ち合わせているんじゃないかと思ったんだ」

彼の赤い瞳・・・何かの秘密が隠されているような気がする。
それに冷酷な性格を持ち合わせた上で、その性格を生かすしか方法がなかったのだろうか。

「それとも違うのかなぁ・・・」
「何が違うの?」

リオが僕を見て聞き返した。
しまった、リオに聞かれた・・・ここはどうやって切り抜けようか。

Re: 翔太青年と漆黒の追跡者 ( No.164 )
日時: 2012/07/15 21:33
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)

更新が遅くなりました。
今はストーリーを考案しているので、もう少しお待ちくださいませ。


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