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- BLOOD
- 日時: 2010/06/25 21:26
- 名前: 桜井 直人 (ID: gpPx10DG)
登場人物
神田 晃 カンダ ヒカル「この物語の主人公」
神田 治 カンダ オサム「光の父」
神田 京子 カンダ キョウコ「光の母」
以後登場人物は、重要人物のみ紹介します。
これからよろしくお願いします。
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- Re: BLOOD ( No.1 )
- 日時: 2010/06/25 21:26
- 名前: 桜井 直人 (ID: gpPx10DG)
〜プロローグ〜
影野中学校2年C組出席番号12番神田晃
彼の母親・神田京子は、この世界にはいない、去年の11月彼女は、自ら命を絶った。
いや、「殺された」といっても過言ではない。
彼の父、神田治は晃の知る中で人類史上最悪最低の人間である。
治は、中小企業の歯車となっていた。
彼は京子に無茶苦茶な生活を送らせていた。
「京子の稼ぎが少なく酒代にもならん」といえば、京子を殴り
「仕事がうまくいかない」といえば夜遅くまで大声で愚痴をこぼし続け、京子は、一日中近所の人たちに謝り続けた。
そんな京子は、そのような生活に耐えかね、自殺した。
- Re: BLOOD ( No.4 )
- 日時: 2010/06/25 21:27
- 名前: 桜井 直人 (ID: gpPx10DG)
晃は、そんな父と半年も過ごした
〜第一章 パラレルワールド〜
ジリリリリリリーン
いつものように目覚まし時計のスイッチを止め、晃はベッドから飛び起きた。
「ああーーーぁぁああ」晃は大きなあくびをした。
眠い目こすってリビングに行った。
「はぁ、またかよ」そこにはテレビをつけっぱで腹を出して眠っている治がいた。
「いぃ加減 ぉおきろおおおーー」ゴロゴロと治は、じゅうたんの上に転がった。
「ううーん ひぃ、ひかるぅ?」治は目を覚ました。
「そうだよ、俺だよ」あきれた口調で言った。
晃は、朝食を手早く作りすませた。そして準備をして
「いってきまーす」と、誰に言うわけでもなくそう言い学校に向かって走り出した。
光は陸上部で二番目に足が速く、本気を出せば家から5分程度でいくことができる実力だ。
- Re: BLOOD ( No.6 )
- 日時: 2010/06/25 21:29
- 名前: 桜井 直人 (ID: gpPx10DG)
そして学校に着いた
自分の席に着き準備を始めた
そして左前の女子生徒に目をやった
「相変わらずきれいな人だなぁ」
晃は心の中でそうつぶやいた
彼女の名前は 川村 真夜
晃は、彼女に思いを寄せていた。
放課後、部活帰りを一人で歩いて
「あーあ持久走とかほんとだりーよなー」
そんな時に川村を見つけた。それは、細くなにもない家と家の間にある路地で、彼女は誰かと話していた。
晃の位置からは見えないが、確かにもう一人いた
その話し声に耳を澄ませばよくわからない専門用語?
が聞こえてきた。
「賢者の石を早く手に入れないと、、、」とか
「魔物が、、、」とか
晃は、あっと驚いた。
よく目を凝らすと川村のかばんのネームプレートの「真夜」の字が「魔夜」になっていた。
のどまで出そうになった声を押し殺した。
会話が終わったようだ
「まずい隠れる場所がない!」晃は焦った
しかしもう遅い光はいろんなことを覚悟した。
川村ともう一人が出てきた。
・・・終わった
晃はそう思ったが、これは終わりではなく
「始まり」だったのだ。
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