ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 十二支牢獄Story
- 日時: 2011/04/29 22:14
- 名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: c5zRNdeN)
ハジメマシテ、コンニチワ。
スレを見てくれたことにマジ感謝です。
いつ挫折するか分からないような真の駄作者につきあってくださる方のみ、お残りください。
【注意書き】
1.この作者、挫折経験アリ
2.荒らし駄目・絶対!
3.コメ大歓迎
4.意味不(←ここ重要
5.多分グロアリ…?
6.更新亀以下(←ここも重要
では、これより始まりますは一人の少女と十二人の囚人の話に御座います。
お気に召されれば光栄に御座います——————
※お客様※
◆アキラ様 ◆*+。弥生*+。様 ◆神凪和乃様 ◆腐女子まん*羽菜。様 ◆ソナー様
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- Re: 十二支牢獄Story ( No.6 )
- 日時: 2010/10/09 19:23
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
どうも、アキラです(-_-)
食事制度が厳しすぎる……。
規則の5条目が怖すぎる……。
こんな所にいたら、生きる希望さえなくします。
- Re: 十二支牢獄Story ( No.7 )
- 日時: 2010/10/10 13:52
- 名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: fMPELWLk)
- 参照: http://テスト期間にpcやってる、俺ww
>>アキラs
コメ、有難うございます。
あと、前作ではごめんなさい。 間違ってロックしちゃったもんだから、このさい…なんて思ってしまった真の駄作者です。
監獄の五条は夕飯食いながら考えたw
こんな駄作者でも付き合ってくれれば嬉しいです。
- Re: 十二支牢獄Story ( No.8 )
- 日時: 2011/02/27 22:07
- 名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: au7rBPzb)
- 参照: http://俺様こそ真の駄作者だッッ!!
4話:『これが、普通……なの??』
ここでは囚人に与えられる食事の回数は本当に適当らしい。
毎日出る時があれば、軽く一カ月は出ないことも当たり前。
そして、ほぼ一日と言っていいほどの過酷な労働。
周りを見渡せばがりがりに痩せた人だらけだ。
広富さんも和田さんもナイちゃんも、よく見れば通常の人の半分ほどの肉しか付いていない。
ドサァッ!
後ろで何かが倒れた。
振り向けば、それは二十歳前後のまだ若い女性。
「………またか」
「可哀相に、まだこんなに若いのに」
「馬鹿っ! 人の心配してる場合かい! 次は誰がこうなるか分かったもんじゃないんだから」
口々にそんな言葉が飛び交う。
「大丈夫ですか?!」
あわてて駆け寄るがその女性は限界だった。
「……………ゆ……さ………!」
掠れていてよく聞こえない。
何もない宙に手を伸ばし、その人は幸せそうな顔で息を引き取った。
「………………!!」
随分と軽い。
やはり十分な量の食事が取れていなかったのだろう。
「離れな。 レイト」
声を発したのは広富さんだった。
広富さんはゆっくりと近づいてきて、私の腕から女の人を奪い取った。
「覚えときな、レイト。 ここでの他人への情けは自分の身を滅ぼすよ」
そう言って窓から女の人を軽々と投げ捨てた。
「広富さん! なんでそんな……ひどい仕打ちを…!」
窓から身を乗り出し、女性の行方を目で追うがそこには地面に落下しぐちゃぐちゃになった死体があった。
あまりの酷さのショックに窓から離れる。
膝が震え、酸っぱいものが込み上げてくる。
絶句する私の問いに答えたのは広富さんではなく、和田さんだった。
「ああいうタイプの死体は直ぐに異臭を放ち出す。 はよう捨ててしまわんと蟲が寄って来よる。 その蟲はな、死体だけじゃ飽き足らずうち等まで襲って来よるんや。 そんなんレイちゃんも嫌じゃろ??」
「そ、それでも………!」
「………………お人よしもいい加減にしなよ。 お姉ちゃん、まだ死にたくないんでしょ?」
「!!!」
いつの間にか隣に立っていたナイちゃんも、和田さんも、窓際の壁に寄り掛かっている広富さんも、周りにいる他の人たちも…………みんな冷めたい目をしている。
「ここでは……これが、普通……なの??」
「ああ。 これで分かったろ? ここから出る事なんて一生できないし、ここに希望なんて言葉はひとかけらとしてないのさ」
衝撃だった。
「……………そよ」
「? なんだい、レイト。 よく聞こえな…」
「嘘よ!!! こんな世界あるわけない! こんな場所があるはずない! 全部全部嘘よ!!」
嘘だ、嘘だ。 こんな場所に来たのも。 私が捕まったのも。 お母さんが死んだのも。
全部全部全部ゼンブ…………………。
「レイト……」
耳を塞ぐ。
目を瞑る。
唇を噛みしめる。
何も聞かない。
何も見ない。
此処にあるものを全部消してしまえ!!
そして私は、その場から逃げるように走り去った________
- Re: 十二支牢獄Story ( No.9 )
- 日時: 2011/02/27 22:08
- 名前: 叶嵐 ◆RZEwn1AX62 (ID: au7rBPzb)
- 参照: http://俺様こそ真の駄作者だッッ!!
5話:『俺は、テメェを八つ裂きにする』
男子棟 看守室
「なあ、もうそろそろじゃないのか?」
一人の男が問う。
「大丈夫だ。 もう知らせは出した」
問われた男は答える。
「今年の【十二支】には誰がなるのかな……」
「……………おい、気をつけとけよ。 今年は荒れるぜ」
「??」
「《鴉》が現れたそうだ」
「! アイツが?! どうして今更!!」
「分からない。 だが、アイツが現れたからには今年の【十二支】戦挙は面白い事になる……………!」
男は哂う。
「…………。 見回りに行ってくる」
看守室から出た男は、長い無機質な廊下を足早に通る。
(クソッ糞クソッッ!!! なんで今更現れた! あんたのせいで俺はッ……!)
握りしめた拳を激しく壁に打ち付ける。
音は、何の声も聞こえない廊下にむなしく響き渡る。
「おー、いつにもましてイラついてんなぁ。 何かあったのか??」
背後から現れたのは少年だった。
「黙れよ、なんでテメェがここにいる」
「んだよ、ちょっとぐらいいいじゃねえかぁ」
ゆっくりと警棒に手を伸ばす。
「いやぁ。 聞いてくれよぉ、犬の奴の部屋にさぁ、ちょっとトラップしかけたらアイツ本気でキレてさぁー………………おぉっと!」
少年は一歩後ろに下がる。
ブンッッ!!
「チッ!」
隙をついて振り向いたはずの警棒が宙を切る。
「なんだよ、なんだよぉー。 少しぐらい話聞いてくれても…………よっと」
次の一閃もかわされた。
「テメェの話を聞いている暇はない。 こっちは今虫の居所が悪いんだ!!」
言い終わるか終らないかの隙に警棒を縦に振りおろす。
「危ないだろぉー。 たくっ。 カルシウム足りテンの??」
「うるせえええええ!!」
呆れ顔で俺の一閃を軽くかわす。
決めた。
こいつはぜってー八つ裂きにしてやる!
「あ。 もしかしてマジになった?」
「関係ねえよ。 俺は、テメェを八つ裂きにする。 それだけだ」
「嫌だねぇ。 これだから生活リズムのなってない人は………」
額に青筋が浮かぶ。
警棒のグリップの脇についているボタンを押しながら軽く振る。
ジャキンッ
10cm程長くなった警棒に青白い火花が散る。
「アンタ、Sですか?」
流石にこれにはアイツも顔が引きつっている。
フンッ。 ザマアミヤガレ。
「さっさと牢に……………戻れええええ!!!」
俺の怒号とともに振り下ろした警棒がアイツの腕をかする。
バチィッ!
火花が散る。
「いって………。 あんま怒りすぎると血管ブチぎれるよ?」
しびれた腕を抑えながらまだその口を利くか。
おもしれぇ。
「その口、きけなくしてやるよ!!」
右足を踏み出し、横に一閃。
これはかわされた。 ここまでは計算通り。
俺は口の端をつりあげる。
さらに、すばやく警棒を逆の手に持ち替え振りぬく。
「ッ!!」
ギリギリだが左肩に警棒の先が触る。
バリィッッ!
「あ゛ぁ!!」
あいつは左肩を抑え膝をつく。
「さっさと牢に戻れ。 仮にも【十二支】が、こんなところで無様に死にたいのか?」
「う……っせぇ………。 誰が、死ぬか……、ブァーカ!!」
情け無用。 マジで殺すぞコイツ!
電圧を最大近くにまで上げ、振り下ろした。
だが、その一閃をかわしこいつは並はずれた身体能力で天井を通るパイプにぶら下がる。
「じゃあな。 ちゃんと牛乳飲めよぉー」
最後まで減らず口を叩き、アイツは消えた。
「お前らのその身体能力の異常な高さはなんなんだ」
俺の問いに答える者はいなかった。
・・・
「ててて…。 しっかしアイツが、あんな危なっかしいモン持ってたとは…」
まだしびれの残る左肩をさすりながら、適当な木の枝に座る。
「……アイツ、笑い方怖いんだよな」
軽いため息が漏れる。
「………………うっ、グスッ……ふ、うぅ…」
「??」
下から泣き声がする。
多分女の子の。
…………いた。 木の反対側に。
(……見かけない奴だな。 新入りか?)
ズルゥッ!
「へ、ウワァッッ!!」
「え?」
足が滑った。
バランスが崩れた俺は、盛大に木から落ちる。 その下には泣き顔の女の子がいた_______________________
- Re: 十二支牢獄Story ( No.10 )
- 日時: 2010/10/17 10:14
- 名前: アキラ (ID: STEmBwbT)
「アンタ、Sですか?」
ちなみに、自分はMです。
……チョーどうでもいいWw笑
牛乳飲めよ、飲みましょう。
女の子が、気になります。
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