ダーク・ファンタジー小説
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- 少女Sは人殺し 【私は貴方が怖い】
- 日時: 2013/05/10 21:34
- 名前: Aira+ (ID: H6B.1Ttr)
序章
私は人を殺してしまいました。
え?一体誰を?そもそもお前は誰だって?
まぁまぁ、そんなに焦らずに。少しだけ聞いていってください
なぁに、たいしたお話ではありません。ただ最後に「人」に話を聞いて欲しいだけです。
とりあえず、自己紹介といきましょうか…
私の名前は阪元笹音。現在は大学生です。でも、事件が起こったのは高校時代。
平均的な女子で、容姿も普通で性格も頭のできも運動神経も全部平均的。ある意味私は手のかからない生徒でした。
高校生の時、特にこれといった事件もなにもなかったのですが、同じクラスの男の子が屋上から「飛び降り自殺」をしてしまったのです。
そこからでした。
今まで過ごしてきた、なんの変わりもなかった「空気」が
いっきに 変わってしまったのは。
- Re: 少女Sは人殺し ( No.4 )
- 日時: 2013/04/26 21:24
- 名前: 蝙蝠 (ID: .niDELNN)
私の小説にコメをくださってありがとうございます!
Aira+様上手すぎです!!
うらやましいです。
これからも更新頑張ってくださいね!
応援しております!
- Re: 少女Sは人殺し ( No.5 )
- 日時: 2013/04/27 13:49
- 名前: Aira+ (ID: H6B.1Ttr)
蝙蝠様へ
尊敬している方にほめ言葉をもらえるだなんて感激です。有難うございます。私も更新頑張るんで、蝙蝠様も頑張ってくださいね
- Re: 少女Sは人殺し 【私の話を聞いてください】 ( No.6 )
- 日時: 2013/04/27 15:17
- 名前: Aira+ (ID: H6B.1Ttr)
そのまま私は逃げるように走りました。何故あの時走ったかは、覚えていません。
放課後の誰も居ないようなその廊下はどこまでも続いているようで、どこかゾクっとくるものがあります。はぁはぁと呼吸を整える音だけが響きました。当時切ったばかりの黒髪の髪が揺れて、シャツがぴっとりと体につく感触に眉をひそめながら、私は忘れ物を諦め、帰りました。
あの時、もし先生「だけ」だったのならば、私は帰らなかったと思います。
誰かいたのかって? ええ、いましたよ。気がつきませんでしたか?もう一人…
それが誰かというと、正直、さだまっていませんでした。けど、嫌な予感がしたのです。言葉では表せないような、そんな感情が湯水のように流れ込んでくるのです。
玄関にでてみると、雨が降っていました。私は傘を持っていないので、しばらくここで待とうかとも思ったのですがあまり今が学校に居たくもありません。本当に災難だと私はうなだれました。
(何で雨なんか)
今の季節は夏。ついさっきまで晴れ晴れとしたその天候が嘘のようです。
(もし、先生が嘘のように…)
私は首をおもいっきり振り、考えないようにしました。「予感」がしたって別に本当におこるという保障もなにもないのですし、先生と生徒が二人で話していることも可笑しいことではありません。
きっと私はどうかしていたんです。頭を冷やそう、そう思い雨の中飛び出しました。
この行動が本当に最善だったとは
あの時、知りませんでした。
- Re: 少女Sは人殺し 【私の話を聞いてください】 ( No.7 )
- 日時: 2013/04/27 15:45
- 名前: Aira+ (ID: H6B.1Ttr)
7月5日、
朝、教室に向かう途中、ザワザワしていました。正確にはC組の教室の前に群がり、悲鳴をあげていたのです。見たこともない生徒たちも集まっていて、その中に入る気がまるでしません。昨日雨にうたれて、風邪気味だというのにこんなことはやめてほしいと思いながらも、何があったんだろうと胸騒ぎもしました。
すると突然肩に手を置かれました。振り返らなくてもわかります。この細い、白い指は私の親友、真島菊野です。菊野は私の隣に姿を見せました。茶髪の長い髪は今日はポニーテイルになっていて大きくてぱっちりとした目が瞬きを数回繰り返しています。何か言いたげそうですが「いえない」そんな状態のようです。現にすでに菊野の顔は真っ青で脂汗が額に滲んでいます。
私は不審に思い、声をかけました
「どうしたの?」
その言葉に、菊野の今の状態とこの群がる人々の原因の答えが含まれて居ます。
菊野は唇を少し噛み、ゆっくりと口をあけました。それがスローモーションに見えたのは私にも心当たりがあったからだと思います
「教室で、茜と神藤が 首吊り自殺、したんだ」
心拍数が上がって、貧血のように頭がクラクラして、吐き気とめまいに襲われました。一気に、菊野と同じような顔色になりました。
何故か昨日の出来事がよぎり始めます。そしてハっとしました。
「こんなの可笑しいよっ!茜と神藤が自殺なんてするはずないっ!」
菊野の言葉に同感でした。自殺などするはずありません。確かな根拠はありませんが…
私は見落としていたのかもしれません。
玄関の靴箱に、私と「もう一人」とまだ「一人」靴が残っていたことを
- Re: 少女Sは人殺し 【あの日の放課後何かが起きた】 ( No.8 )
- 日時: 2013/04/27 23:02
- 名前: 牟川 (ID: pWi.Yh66)
私の小説を読んでくださってありがとうございました。
それはさて置き,本当に初心者なのですか?
何かもう初めからもう話が凄いことになっている(もちろん良い意味で)と感じているのは私だけなのでしょうか?
という事で,この作品に魅了された私としては今後も更新を期待しております。頑張ってください。
追伸,最後の文の文法がかなりおかしなことになっておりますがどうか気にせずお願いします。